星と石ころ日記

神戸在住。風の吹くまま気の向くまま。

言葉

 苦しいときは笑ってみる

今日、明日は準夜勤。夕方4時から夜中までの仕事。オリエンテーションが終わって、今日から独り立ちなので、ちょっと緊張気味。若い子みたいに初々しいでしょ。 落ち込んでいるときって集中力が切れてて、この2日間の仕事は最悪だった。その日にしなければ…

 時待ちの花

昨日の記事に「ひこうき雲が長い間かたちを残していると次の日は雨」が降るというコメントをいただいた。(Chimiちゃんありがとう) で、今日は朝から雨が降っている。日曜日の早朝は車も少なく、外の音が良く聞こえる。マンションの近くを走る電車の音とか…

 「夕凪の街 桜の国」

今日仕事の帰りに1冊の漫画を買った。 『夕凪の街 桜の国』(こうの史代・双葉社) どうやら「ヒロシマ」の話らしい。あの原爆から10年経った広島が舞台。戦争がテーマのものは極力避けている。本でも映画でも。 つらくて泣いてしまって、でも本当のその悲惨…

 スーパーカリフラジスティックエクスピアリドーシャス!

タイトル読んで、ついにキレたかって思わないでね。 前にも後ろにも進めないときは、おまじないを唱えて気分転換。 Supercalifragilisticexpialidocious! スペル合ってるかな。「メリーポピンズ」に出てくるおまじない。この映画は、ストーリーも音楽も大好…

 素朴な琴を鳴らそう

たった1日半寝込んだだけですが、気持ちがへこんでここにいろいろ書いてみたり、もうどうでもいいやと思ってみたり、わたしって弱虫だなあと思いました。そんなわたしに暖かい言葉をくださったみなさま、本当にありがとうございました。 昼過ぎにはずいぶん…

僕のかたちがわかりますか

“・・もし何々してい「たら」という思考の人は、自分が選ばなかった選択肢をイマジネーションの中でたどっていって、そこに架空の幸福を創り上げる。そして、その非在のパラレルワールドとの対比において、自分の不幸を確信するのである。だが、この考え方は…

 木に登る

本や漫画の中のセリフで何気なく読んでいたものが、次に読んだときにどきっと心に引っかかることがある。 以前にもここに書いたことがある漫画『家栽の人』(毛利甚八・作/魚戸おさむ・画)の第10巻、『CASE7:クスノキ』。 人に気を使って生きているくせ…

 美しく咲かせるために

perakyonさんのブログで、とても素敵な話に出会った。 詩人の大岡信さんが、桜染め専門家に会われたときの話。とても美しいピンク色の生地をみつけたので、この色は何で出しているのですか?と尋ねた。「桜です」と言われるので桜の花からかと思ったら、桜の…

 さくら

昨日さくらが咲いていた。 いや、昨日咲いたわけじゃない。わたしが気づかなかっただけ。心に余裕がないと、見えてるものも見えないんだね。 さくらの語源については、いくつかの説があるらしい。ひとつは、古事記に登場する「木花開耶姫」(このはなさくや…

 おとなはだれも、はじめは子どもだった〜星の王子さま〜

リンクさせていただいているperakyonさんのブログに、サン=テグジュペリの『星の王子様さま』が紹介されていた。コメントを残してきたが書き足りなくて、今日はその本の話。 ジャンル分けすると童話になるのだろうか。昔から大好きな本で、学生時代に買った…

 名前を呼んでくれよ・・・BUMP OF CHICKEN

「看護婦さ〜ん」って呼ばれるのと、「○○さん」って呼ばれるのでは、返事に入る気合が違うよ。 結婚したら「○○さんの奥さん」 子どもができたら「△△ちゃんのお母さん」 看護師になったら「看護婦(師)さん」・・・・ わたしはどこに行っちゃったんだ? 『花…

 落ちこぼれ 華々しい意志であれ

深夜明けで街をうろつくと、たいてい余計なものを買ってしまう。食料品を、象でも飼ってんの?と思われるくらい買いすぎてしまったり。 でも昨日は違ったよ。茨木のり子さんの詩集を買ってきた。詩集なんて買うの、何年ぶりだろう。詩や短歌のコーナーで本を…

 年老いても咲きたての薔薇

今日コメントをくれた人のブログに遊びに行っていて、懐かしい茨木のり子さんの名前をみつけた。茨木さんの詩を、学生時代によく読んでいた。 “自分の感受性くらい”という詩、忘れられない。 ぱさぱさに乾いてゆく心をひとのせいにはするなみずから水やりを…

 他には何も学ばずと良い すべては天と地にあるから

3月で退職する子が、いつも大事にしている言葉です、と言って教えてくれたちょっと長い文章。卒業式のときに先生が読んでくれた言葉で、詠み人知らずだそうだ。 “危険を冒す”ということ 笑うこと。それは、愚か者に見えるかもしれない危険を冒すこと。泣く…

 赤い花

大好きな漫画のひとつに『家栽の人』がある。家庭裁判所で働く桑田判事が主人公。主に少年犯罪や家族間のもめごとを取り上げているが、人を「裁く」のではなく人を「育てる」という意味で、タイトルも「家裁」ではなく「家栽」である。 事件の加害者や被害者…

 心に届く言葉

忘れられない出来事がある。もう10年以上も前のこと。まだ看護婦さん、と呼ばれていた頃。 救急外来に、生後6ヶ月の赤ちゃんを抱いたお父さんが血相を変えてやってきた。その日親戚に不幸があったので手伝いに行くために、末っ子の赤ちゃんを一時預かりの…

 みんなちがって、みんないい〜金子みすゞ

本棚を整理していると、金子みすゞの詩集が出てきた。金子みすゞ・・・26歳の若さで世を去った詩人だ。明治36年〜昭和5年、短いながらも3つの時代を駆け抜けた。「私はあなたが好きだったんだよ」、でも今の今まで忘れてた。哀しくなった。 どうして心惹か…