星と石ころ日記

神戸在住。風の吹くまま気の向くまま。

ありがとう

今日で6年10ヶ月働いた職場とお別れ。
引き継ぎや片づけをしていて遅くなったわたしを、何人かの同僚が待っていてくれた。
おまけに綺麗な蘭の鉢植えまでいただいた。

 

蘭長い間、ありがとうございました。

 

次の部署に行ってもがんばります。

 

 

コメント欄に、「人の生死が一番身近な、病院で働こうと思ったのは何故ですか?」という質問をいただいた。

社会に役立ちたいとか、博愛精神とかの、崇高な気持ちで選んだわけではありません。

 

わたしが小さかった頃、両親が離婚しました。とくになんの資格も技術もない母が、職を転々としながら苦労して、わたしを育ててくれました。

それで、わたしは、たとえ結婚できなくても、あるいはダンナに先立たれても一生続けていける仕事をしよう、と思いました。

 

 

で、数ある職業のなかで、なんで看護師を選んだかというとまったくの偶然です。高校時代に労音という音楽鑑賞をする団体(音楽協議会)のサークルに入って、ひとりの女性に出会いました。社会人になっても向学心を忘れず仕事をしながら勉強もして、音楽が好きで明るくて、人生を楽しんでいた素敵なひとでした。

 

そのひとがたまたま看護師をされていて、自分もそんな女性になりたいと憧れました。職業を真似したからってなれないのにね。

 

きっかけはそうでも、まさか本当にこんなに長く仕事を続けることになろうとは夢にも思いませんでした。まして子育てしながら働くなんて。

それでもやっと最近、案外この仕事が自分に向いてるかも、なんて。だいぶ遅いですよね。

 

まあ、そんないいかげんなきっかけですが、結果オーライになればいいなと思っています。

 

「いい人生を送るコツは、好きなことをするんじゃなく、することを好きになること。」

アメリカのことわざだそうです。 

 

Rinko

 

<今日のBGM> Walkin' On The Spiral /the pillows