星と石ころ日記

神戸在住。風の吹くまま気の向くまま。

僕のかたちがわかりますか

“・・もし何々してい「たら」という思考の人は、自分が選ばなかった選択肢をイマジネーションの中でたどっていって、そこに架空の幸福を創り上げる。そして、その非在のパラレルワールドとの対比において、自分の不幸を確信するのである。
だが、この考え方は馬鹿げている。人はいつでも何らかの選択をしながら生きているが、その時点時点では自分に可能なことしか選んではいない。
 
(中略)
 
今ある自分というのは、無数にあった分かれ道を、そのときそのときの可能性にしたがって進んできた結果の姿なのであって、「必然の集積」だと言ってもよい。これとピンひとつ分でもちがう運命をたどった自分というものは存在し得なかったからこそ、それは今ここにいないのだ。つまり「たら」はない。”         
 
中島らも「とほほのほ」より)
 
 
 
自分で選んだ結果なのだから、腹をくくって自分の人生を生きなさい、ってことですか?
 
 
 
 
昨日他の病棟の師長さんに
「癒し系のあなただからこの忙しい病棟に必要なのよ」と言われた。
 
で、今の病棟のスタッフから
「優しくて癒し系の主任さんでよかった」(いちおう主任やってます   汗)
と偶然同じようなことを言われた。
 
 
ひどく誤解されているような気が・・・
そりゃあ体型は丸いけど。
 
 
就職して6年目のころ、実習にくる看護学生の指導をしていた。
数年後、子どもができて育児休暇あけで病棟に復職したら、以前指導したことのある学生さんが、立派な看護婦さんになってそこにいた。
彼女いわく「子どもさんができて丸くなられましたね」
・・・・やっぱり体型のことだった?
昔のわたしはとんがってた・・・?
 
 
 
いまさら他人の目なんて気にならないけど
自己評価と他人の評価があまりにかけ離れていると
 
ちょっとつらい。
 
 
そんなことってないですか?
 
 
 
 
 
 
今日の1曲:確かめにいこう/the pillows




コメントプレイバック

1.自分自信は変わっていないつもりでも、人はいつまでも1つの所には立ち止まれないものです。その時そのときの自分を評価される、それもしかたのないことです。自分では変わってないつもりでも少しずつではありますが、成長してるんだよね。自分自身をどう分析するかだ。と私は思う。今の自分に欠けている物それは、やさしさだ。人を思いやる、受け入れる大きな器だ。私は今ただのいじけたちっぽけな人間です。自分をどうしたら変えられるんでしょうね
Posted by tomichan at 2005年04月21日 22:42


2.山本七平の無所属の時間、というエッセイ集の中に、世間の目、というページがあります。「ちょっと調子がいいと、世間は実態の三倍も四倍も調子がいいものだと思うんですよ。そしてちょっと調子が悪いと、世間は実態の三倍も四倍も調子が悪いと見るもんですよ。しかし案外自分のことは自分ではわからないもので、世間の目で自分を見てしまうことが多いんです。これが失敗のもと、問題はここですね。」と、山本氏、出版を始めたときにある社長から言われたらしい。じゃあどうすればいいんですか、と聞くと、その方いわく「簡単なことですよ。一人におなんなさい。ひとりの時間を作って自分で自分のやってることを一つ一つてんけんすりゃそれでいいんですよ。それだけですよ。」

このページを読んでいて、思い出したので。
Posted by perakyon at 2005年04月23日 07:39


3.案外自分のことは自分ではわからない、世間の目で自分を見てしまうっていうこと、すごくよくわかります。ひとりの時間を作って自分を点検する・・冷静になって自分を分析するっていうことでしょうか。
Posted by Rinko at 2005年04月23日 15:24


4.こちらにコメントしようと思ったのですが、最大長文をこえてしまったので(またか)REACHの掲示板に返事をかかせていただきましたvv ぜひおいでくださいね〜@
Posted by あい at 2005年04月23日 18:22