星と石ころ日記

神戸在住。風の吹くまま気の向くまま。

 君に存在価値はあるか

このようなまとまりのない日記(?)ですが、読んでコメントをくださる方がおられてとても嬉しいです。ありがとうございます。
そのコメントを読ませていただいて、ハッとしたり気づかなかったことに気づかされたりしています。
 
 
先日、TVで見たセレブに憧れる女性の生き方を見て、批判ととれるような記事を書きました。それに対して「幸せの基準が違いますよね。・・・・それで幸せになれるのなら、それはそれでいいのではないでしょうか」といったコメントをくださった方がおられました。そのコメントを読んでからしばらくいろいろ考えていました。
 
 
幸せの基準・・・価値観という意味でもありますよね。人には夢があり、「成功したい」、「いい人生だったと思いたい」、「幸せになりたい」と考えて生きています。それでは、そのために何をすればいいか『何をどうやるのかの指針』を表したものにフランクリン・プランニング・システムというものがあるそうです。たまたまネットサーフィンしていたときに見つけたもので、別にこれを実行しようというわけではありません。けれど読んでいてなかなかおもしろいものでした。
 
そのSTEP1の中に「価値観の明確化」という項目がありました。価値観とはなんでしょうか。
 
「わたしが人生から真に得たいものはなんだろうか」
「わたしが最も幸福を感じるのはどんな時だろうか」
「他の人が持っている特質の中で最も尊敬するものはどのようなものだろうか」
 
これらの問いに対する答えとなるものが「価値観」であるとしています。もちろん答えは人それぞれでしょう。他の誰かと共通した部分が多ければ、その人と気が合ったり好きになったりするのかもしれません。
 
ただ気が合わない、嫌い、理解できないということがあっても、人の価値観を批判したり否定したりする権利は誰にもありませんよね。
 
前置きが長くなりましたが、いただいたコメントを読んで、自分の考えが足りなかったことに気づきました。ありがとうございました。
 
 



 
 
 
幸せになりたい、いい人生だったと思いたい・・・と誰もが願って生きている、と思う。ただ、それの答えが見出せず迷走してしまうときもあるよね。
 
 
 
24歳のときに、ひとりの友人が自ら命を絶った。彼女は、さまざまなストレスに押しつぶされて、価値観がどうのこうのという前に自分の存在価値に疑問を抱いたようだ。“自分なんか生きていてもなんの価値もない”“誰にも認めてもらえない”。そういった言葉と周囲の人たちに大きな傷を遺して逝ってしまった。
今でも時折「彼女のために私に何かができただろうか」という思いに囚われる。思い出の中で、彼女だけが24歳のままで笑っている。
 
 

 
“君に存在価値はあるか
そしてその根拠とは何だ”
 

syrup16gの『生活』という歌の歌詞。
 
 
 
 
生まれて来たすべてのものに存在価値はある。1本の樹、1輪の花でさえだれかの支えになっている。
 
 
 
樹や草や花は、自分の存在価値に疑問を持たず、すべてを受け入れて立っている。だからこそあんなに美しい。
 
 
わたしもそんな生き方がしたい。
 
 
 
 
 
今日の1曲:She was beautiful/syrup16g




コメント プレイバック

1.Rinkoさん、お久しぶりです、新人です。こちらに書き込むのは初めてになりますね♪実はちょくちょく覗かせて頂いています。
“君に存在価値はあるか”…最近、ずっとそのことを考えては“生活”を聞き続ける毎日を送っています。きっとあるんだ、と信じたい。でもその後に続く“そしてその根拠とはなんだ”でその希望は脆くも崩れ去ってしまう。私は今も明確な根拠を見つけられないまま、生きています。“生きる”って云う事は一番単純で、一番難解な事ですね。これからもずっと悩み続けるテーマになる事でしょう;
Posted by 新人 at 2005年04月24日 03:28


2.あ、シロップ仲間だ。(笑)
新人さん、いらっしゃいませ。コメントありがとうございます。この世に生まれたからには“根拠”などなくても存在価値はある、と信じて自然体で生きていきたいです。
Posted by Rinko at 2005年04月24日 11:10