星と石ころ日記

神戸在住。風の吹くまま気の向くまま。

 ひとりは寂しい ふたりでも寂しい


昨日の記事にシロップのライブについて書いたら、たくさんのコメントとトラックバックをいただいた。たくさんの方がご自分のブログにライブ・レポートを書いておられて、名古屋と大阪での違いとか共通点とかいろいろわかって面白かった。
 
ラストに弾き語りで「Reborn」が聴けたのは、すごく幸せなことだった。かすれ気味の声をふりしぼって歌ってくれた五十嵐さんの姿、一生忘れない。
 
昨日書いた以外にも、いろいろ思うこと、書きたいことがあったんだけど、もう少し落ち着いてからにします。
 
 
 
 
ひとりでライブに行くと、開演までの時間がひまでつい他の人の観察をしてしまう。(職業病?)
ひとりで来ている人はともかく、ふたり以上のグループで開演待っている人にはいろいろなタイプがいる。期待に胸躍らせてシロップの話をしている人、ぎりぎりまで全然関係のない話をしている人、テンションが高く意味なく笑い転げている人、やたらいちゃついているアベック、グループでいても開演が近づくとじっと黙り込む人・・・・・。あの人ごみの中、何本もタバコを吸い続けている男の子もいた。(言語道断!)
 
 
だれと一緒に来ているかでも違うんだろうね。でも、開演間近になるとみんな小声になったり無口になって緊張感が高まってくるのがいいね。ステージ裏で待っている五十嵐さんたちも同じように高まってくるのかな。
 
 
 
まわりにシロップを知っているひとがいなくて今回はひとりで参戦。ライブに限らず旅行でもひとりで行くと気楽な反面、寂しいなあって思うときがある。それは食事のときと何かに感動したとき。
 
 
食事のときは、わかるでしょ。ひとりで食べるのって間がもたないというか、モクモクと食べてハイおしまい、で10分かからないときがある。(この速さも職業病)くだらないことでもしゃべりながら食べたほうが絶対おいしい。
 
 
感動したとき・・・たとえばすごく綺麗な桜を見たとき、「きれいだね」って言い合える相手がいたほうが感動が大きい気がする。
 
 
でも本当は、すごく感動したときって言葉にならなくて、しばらく黙り込んでしまうわたしだから、そんなとき無関係なことを話しかけられるのは嫌なんだ。ほんの数分でいいから黙ってて、余韻に浸らせてって思っちゃう。一緒に行ってて失礼な話だけど。昨日なんかがそんなとき。少し時間が経つと、猛烈に話したくなるんだけどね。わがままかな。
 
 
 
ふたりでいて気持ちがかみ合わないっていうのも寂しいでしょ。だからひとりでいる寂しさのほうを選んでしまう。
 
 
 
 
もちろんお互いが分かり合えていて、感動のあとの無言の時間を楽しめる相手といられたら最高だけど。残念ながらそんな相手とはめぐり合えていません、まだ。
 
 
 
 
 
 
今日の1曲:ハミングバードsyrup16g


コメント プレイバック

1.シロップのライブレポ、読ませていただきました。私も今週末のリキッドに行く予定なので、期待が膨らみます。
以前の日記を拝見していたところ、高校生のお子さんがいらっしゃるとのことで、もしかして同年代?と思わず反応してしまいました。
あっ、ごめんなさい、私よりお若い方かも。私は四十代半ばです。当然シロップの話をできる人はまわりに一人もいません。
シロップのファンは若い人が多いので、ライブに行くのも勇気がいります。
今度のライブは大学生の姪と一緒です。彼女曰く「おばちゃんにシロップのライブに連れて行かれる!」とのこと。
「シロップはあんまり…。でもただでライブに行けるならなんでもいい」というようなヤツですが、彼女のおかげで私の行動範囲も広がります。
Posted by すぎまる at 2005年05月01日 20:49


2.すぎまるさん、ご安心あれ、同世代です。(笑)
大阪のライブでもほんの数人、同世代と思われる人がいましたよ。五十嵐さんも「ストライクゾーンだ」って言ってくれたし(笑)
ライブ、楽しんできてくださいね!また感想聞かせてください。私のまわりにもシロップファンがいないので、すぎまるさんが気に入ってくださったらうれしいな。
Posted by Rinko at 2005年05月01日 20:55


3.「ストライクゾーン」かぁ。
でも、たぶん外角高めギリギリ見逃し三振といったところでしょうね(笑)。
去年の野音は一人で行ったのですが、やはり終わったあとで誰も話す人がいないのは寂しいですね。
帰りの電車で前に座っていた高校生くらいの男の子二人が、楽しそうにライブの話をしているのを見て、心の中で「おばさんも仲間に入れて!」って思ってしまいました。
Posted by すぎまる at 2005年05月02日 23:03