星と石ころ日記

神戸在住。風の吹くまま気の向くまま。

 ここにしか無い星がある〜プラネタリウム

銀河鉄道」のように、物語性のある曲のほうがわかりやすいし、つっこみ甲斐がある。
 
 
だけど気づいたら“四畳半を拡げたくて〜”と口ずさんでいた。
 

音も綺麗だね。最初の音を聴いて、真っ暗な闇の中を光が走る光景が目に浮かんだ。
 
 
 
“消えそうなくらい輝いてて”
“泣きそうなくらい 近づいてて 届かなくて”
 
ってどういう表現よ?
 
 
「ハルジオン」でもあったよね。
 
“思い出せる忘れられたままの花”
“枯れても枯れない花が咲く”
 
 
藤くん独特の表現。
 
“輝いている”“届かない”っていうことだよね。
 
それは「夢」のこと?
 
 
“触れてしまった”“やめとけば良かった”
届いてしまったのは錯覚で“本当は届くわけない光”
“でも消えてくれない光”
 
現実と夢の狭間。
四畳半の片隅で見る星は、触れることのできる夢のようでいて、触れたら失望しちゃったけど窓を開けてみると現実が巡っていて、本当の星は届かないところにあって・・・・でも消えないんだ。
 
 
最初はラブ・ソング?なんて思って聴いてみたりした。どうも違うみたい。
 
プラネタリウムの光は、夢も現実も抱えて生きる自分自身のことなのかな。
 
 
 
 

曲の解釈なんて必要ないと思いながらも、意味を考えこみながら聴いてしまう自分が、嫌いであり好きであり(笑)
 
 
 
物語も飾りもなくて、藤くんの裸の魂を、ポンと差し出されたような曲だ。
 
でもそれは藤くんじゃなく、わたしだったりする。
 
藤くんであり、わたしであり、あなたでもある。
 






コメント プレイバック

1.曲の姿をどう見るか、その人が曲に何を伝えるかはきっとそれぞれだけど「あれ」と思う部分が(意見の違いが)あったのでコメントしてみました(笑)

まず銀河鉄道よりもプラネタリウムの方が物語のように思えました。
偶像化⇒絶望⇒自らの足で立つ というような概要の。速度は速い、でも長編映画を見終わったような感覚を持ちました。

表現に関しては、そこはあたしは不思議には思わなかった。
寧ろ的確すぎるなぁと。消えそうな輝きって、これ以上無い言葉だなぁと。
Posted by あい at 2005年07月23日 22:23


2.現実と夢の狭間、なのかな?
四畳半の片隅の星。届かない見えない光(夢)を偶像化して近づけたけど、片隅に追いやった。触れてしまうのが、届いてしまうのが怖かったから。夢はひとつのゴールであり、そこに辿りついたら人間は何をしていいかわからなくなると思うんです。それこそ、「届いてしまった」という絶望。
話がずれました(笑)それで、背伸びをしてみたら簡単に届いてしまった。そこに生まれるのは「届いてしまった」という絶望と「これは偽者で、やっぱり本物には届かない。近づけない」という絶望で。
Posted by あい at 2005年07月23日 22:24


3.偽者だと知ってしまって、というよりやっぱり偽者なんだと思い知らされてしまって、本物の「君」を探そうと窓をあけてみる。ある訳ないんですよね、実在しないんだから。でも何で探すかっていうと、あると思うからですよね。何であると思うか。自らの心の中には、つまりプラネタリウムには、存在してるから なんだと思うんです。
消えそうなくらい輝いてて、眩しくて、消えてくれないかなって思うくらいに輝いてて   でも消えてくれなくて
背伸びしたら届いてしまうくらいに、泣きそうなくらいに近づいてるのに(偶像化した「君」だけども)  でも届かなくて
Posted by あい at 2005年07月23日 22:25


4.プラネタリウムの光は自分ではないんじゃないでしょうか。
プラネタリウムの光=「君」の偶像ですよね??
「君」は …夢というのか夢じゃないというのか…
例えるなら「sailling day」で「目を閉じたその中に見える眩しさ」であり、「オンリーロンリーグローリー」で「この歩みよりももっと早く飛び続ける光」であり、「夢の飼い主」の「夢」であり、「続・くだらない唄」で「僕」の目を悪くした夢であり。

と、こんな感じです(笑)特に考えようと思ってなかったし、考えてなかったけど、曲と接するうちに気づくことは多くて。ぁ、曲と会ってる最中には何も思わないけど、あとで「そういえば」て思う事が多いんですね。。

長文ですみません;トラバする気はなかったので(これを見てあたしのことを勘違いする人が多発しそうで、ReacHにのせるのは避けたかった;;)
Posted by あい at 2005年07月23日 22:26


5.あいさん>コメントありがとうございます。(長文だとエラーになるんですよね。お手数おかけしてスミマセン)同じ曲を聴いても感じ方が違うんですよね。わたしももっと聴きこめば変わってくるかもしれませんが。あいさんのコメント、すごくおもしろかったです。(いい意味ですよ)
この曲は懐の深い曲だと思います。リスナーがどう受け止めてもいいんでしょうね。
一ヶ所だけ・・・探しても実在しないんでしょうかね。“実在しない星を探す心がプラネタリウム”って唄っているけれども、わたしは「ない」いうことが証明できないものは、「あるかもしれない」って思って生きていきたいです。死ぬまでそんな星は見つからないかもしれないけど・・・。(言っていることずれてたらごめんなさい)この歳になっても本当の意味での絶望というものを経験したことがないので、いつまで経っても夢みたいなことが言えるのかもしれないですが。
Posted by Rinko at 2005年07月23日 23:26


6.プラネタリウム、タイトルからすると星空思い浮かべちゃいますけど、実はもの凄い現実的な歌ですよね。(銀河鉄道もそうですけど)四畳半って言葉が凄い耳に残ります。 本当はもっといろいろ書きたいんですけど、今度自分のブログで、二曲とも詳しく感想書きたいと思うんで良かったら見てください。
Posted by ks at 2005年07月24日 00:16


7.Ksさん>ハイ、ぜひお邪魔します。楽しみにしています。
Posted by Rinko at 2005年07月24日 00:30


8.更にコメントを残すのは、あたしがこういう議論?討論?をして自分の視界を広げるのが大好きだから(笑)
探しても実在、しないと思います。自らが作り出した星であるし。でも、実在しないだけで「ない」訳ではないと思います。あたしは目に見えるものよりも自分の感覚を一番信じているので、それでいいんだと思うんです。といっても、目に見えるものだって視覚から感じ取った感覚なのだけれど(笑)
Posted by あい at 2005年07月24日 11:35


9.例えば、あたしは曲の表情を読めたり言葉が聞こえたり(歌詞以外で)更に会話できたり、曲に触れたり会ったりします。でも現実的にはそんなんないですよね。曲が喋るとかね。実体のないものに触れるとか、見えないものの表情が読めるとか。でも仕方ないんです、そう感じるから。実際に聞こえるから。それでいいと思うんですよね、もしもそれが他人に「幻だ」と言われようと。あたしはあたしの感覚が一番信じられるんです。何故なら、あたしは自分の事が一番よくわかるから。他人の考えてる事も感覚もわからない、結局一番信用できるのは自分の感覚。あ、あとは数字とかそういう情報かなぁと思います。プラトンイデア論に近い感じです。でもあたしはアリストテレスも好きなんだよな(笑)
Posted by あい at 2005年07月24日 11:36


10.結局、実在しなくても実在して無くてもそれはどっちだっていいと思うんですよ。自分がそう感じれば、それが自分にとってのリアルで。プラネタリウムの最後で「見えなくても輝いてて」「いつだって見つけるよ 君の場所は僕しか知らない 僕しか見えない」ってプラネタリウムは鳴りますよね。それでいいと思うんです。もー…最初出会って、あの最後を聴いた時は本当泣きました(笑)最初「何で何で!!」て悲しく思ってて、でも最後自分と同じような感覚を共有できてて。共有できた事よりも何よりも、そうやっていてくれる事が凄い嬉しかった。もう、居てくれて嬉しくて。
話がずれました、ごめんなさい(笑;)
Posted by あい at 2005年07月24日 11:36


11.絶望ですか… あたしは多分1回あるんだと思います。恐ろしいですよ。あたしは立てなくなりました。裏切りとかそういうのじゃないから、誰も憎めないし。「オンリーロンリーグローリー」の歌詞ほぼそのままの経験でした。でも、オンリーロンリーグローリーの発売前に経験したんですけど。何でほぼそのままだったかというと、その絶望のような経験を話した藤原さんのインタビュー(発売前のもので、その当時はオンリーロンリーグローリーのタイトルさえ知られてなかった)を読んで、あたしはそれをきっかけにある事に気づいてしまって藤原さんと同じ(ような)絶望?状況に陥ってしまい、さらにインタビューを読み進め助けを求めてみたら、道しるべが示してあった という感じだからです(笑)
Posted by あい at 2005年07月24日 11:37


12.道しるべと言っても親切に教えてくれるものではなくて、「俺はこっちに行くよ」てただ言ってるだけのものだったのですが。でも別にただついていった訳でもなくて。そんなね、ただついていけば大丈夫っていうような道ではないんですよね。相当の覚悟がないと潰されてしまう、それほどの寂しさや温度差や繋がった感を感じる道なので。「こっちに行けばいいんだよ」という道しるべでもないのに、「道しるべ」としてそれを見つけそっちに行くという覚悟をしたのは自分であるので、あたしがあそこから歩き出せたのは藤原さんのおかげではなく自分のおかげだと思っています。きっかけをくれたのは、藤原さんだけれど。
なんだ、あたしの絶望体験記かコレ(笑)長くてすみません…↓
Posted by あい at 2005年07月24日 11:38