笑って 笑って
昨日の学会の話の続き。
特別講演として落語家の桂文珍さんのお話があった。
「笑い」を生業とされている文珍さんが、「役場に勤めろ」というお父さんの反対を押し切って落語家になるまでのいきさつや、日常からネタをもらう話などを落語を交えながらお話されて、場内は1時間爆笑の渦だった。
特に言われていたのが「笑い」の大切さ。笑うことが人間の免疫力を高めることは医学界でも常識になりつつある。
実際に著名な教授が行われた実験で、吉本のお笑いを見に行ったお客さんの何百人かの血液をその前後で比べたら、明らかにNK細胞の活性値が増えていたそうだ。
NK細胞(ナチュラルキラー細胞)というのは、白血球のリンパ球の一つで、ガン細胞や細菌に感染した細胞を死滅させるいわれている細胞。これの活性値が増えると言うことは、すなわち免疫力が高まるということ。
そういう文珍さんの話を受けるかのように、次にお話されたB先生が紹介された方の事例。
B先生の知り合いのお医者さんが悪性の病気になって悲嘆にくれてB先生に手紙が来た。先生はその人に、「とにかく笑いなさい。必ず1日1回以上は大声で笑うように」とアドバイスされたそうだ。そのあとも病気は進行し、再び「もうダメだ」とその人が言ってきたので、「笑いが足りん!」と叱りつけたとか。
その後、不思議なことに回復に向かい、今ではほとんどがん細胞が消えてしまったとのこと。もちろん化学療法などの治療が効いたのであろうけど、と前置きをされたあと先生は、「この人のように笑うことで奇跡が起きたとしか思えない例は他にもたくさんあります」と言われた。
この話を奇跡だと思うのか偶然と思うのか、はたまた非科学的だと信じないのかは人それぞれ。
わたし?わたしは信じるよ。大切なひとが笑っていると自分も幸せになるもの。それで病気が治るんだったら儲けもん。
「陽がさんさんとふり注ぐところでよ。こうやって上向いてな、口あいてね、ノドチンコが見えるくらい大きな口あいて、タカタカタカタカ笑いながら、そうやって人生送りたい」
肩の力を抜いたら、案外うまくいくかもしれないよ。
★余談★
性懲りもなく、もうひとつブログを持ってしまいました。題して「星と石ころ日記 図書館」。冗談みたいなタイトルですが、本人はいたって真剣です。(ホントか?)
本の話、おそらくメインは漫画になりそう。いい歳してまじめに漫画を語っちゃったりしようかと。どうぞ笑ってやってくださいませ。