遠くへ行きたい

 そんな番組が今もあるね。

今朝のめざましテレビで宮崎・生駒高原のコスモス畑が紹介されたのを見て、旅心が刺激された。

今日みたいに空が高く晴れた日は、何もかも忘れてどこかに行きたくなる。

そういえば昔、ドラマ「北の国から」を見て、富良野のラベンダー畑に行きたくてしょうがなかったけど、残念ながらラベンダーの咲く季節には北海道に行けなかった。

群れて咲く花たちを見ると浮世を忘れて夢の世界に行けるような気がする。気がするだけで何ひとつ変わらないんだろうけどね。

もう30年くらい前、「遠くに行きたい」で永六輔さんを知って、彼の著書「僕のいる絵葉書」を買った。写真満載の旅日記。国内・外のたくさんの土地に永さんが訪れてコラムを書かれていた。

若かりし頃のわたしはすぐに影響を受けやすく（今も変わらんけど）、その本を読んで次のお休みに倉敷に飛んでいった。アイビー・スクエアとか大原美術館とかじゃなく、お目当ては「エル・グレコ」というカフェ。大正時代からある建物で蔦の絡まる壁が素敵で、室内も落ち着いた雰囲気だった。今も経営されているようで、また機会があれば行ってみたい。雰囲気が変わっていなければ嬉しいけどどうだろう。

矢のように過ぎていく時の流れの中で、悠然と変わらないものが身近にあったら癒される。・・・・なんて思うのは歳を取った証拠でしょうか？

そんな気持ちだけを置き去りに、今日も戦場のような仕事場に行かなくちゃ。あ〜あ。

コメント　プレイバック

1. Posted by waki 2005年10月21日 20:05
おお、美観地区。これまだありますよ。倉敷に住んでてこんな事言うのもなんですが、俺も中に入ってみたいです。

2. Posted by 山猫編集長 2005年10月21日 21:27
こんばんは。
「遠くへ行きたい」は、今でもたまに見ますね。
秋に「旅」を想う。ロマンチックですね。しばらく旅行に行ってないなぁ。
俳句イイデスネ！
旅に出て「置き去りにした夢」でも取り戻してきましょうか･･･。
　　--（や）--

3. Posted by Rinko 2005年10月22日 16:29
wakiさん＞ぜひ！入ってみてください。そしてブログにレポ、よろしく。

山猫編集長さん＞山猫編集長さんの「金星」の俳句素敵です☆ゆっくり旅行なんて、歳とって引退（？）でもしないと無理ですかね。