僕はまだ見てる 進む爪先を
昨日、おとといのライブの興奮が冷めやらぬまま、なんとか仕事を終えて帰りに『音楽と人』を買って来た。レミオロメンが表紙のやつ。
パラパラめくっていたら椿屋さんの記事が目に入り、なおもめくるとセカイイチのカッコイイ写真が!(下の写真)4人とも男前に写ってるわ〜(いや実物はもっとかっこいいけど)
その次にperidotsの記事。(おおっ)
後ろのほうのちっちゃいスペースにロストの野音の記事。(写真なしだけど貴重)
心惹かれるのは小さい記事ばかり(笑)
買ってから電車の中で読み始めたのはピロウズのツアーファイナルの記事。こちらはたくさんページ数割いてくれてるぞ、写真は白黒やけど。
「10年前にこの曲(ストレンジカメレオン)を作ったときは、未来なんて見えなくて、毎日が本当に辛かった。でも今はこんなに素晴らしい景色が見えてくる」
「ピロウズを好きになってくれて、ありがとう」
さわおさんのMC。
何をやっても認められない。反応も薄い。そんな自分に嫌気もさした。だったら人や時代に擦り寄るのはやめて、好きなようにやらせてもらうよ・・・・・その結果生まれた「ストレンジカメレオン」
さわおさんは自分たちの、ピロウズのことを話しているだけなのに、なぜかいろんなバンドのひとたちの顔が浮かんだ。
昨日出会ったばかりの17年のキャリアのバンド。まだ3年目のイキのいい彼ら。元旦を迎えたばかりのやさしい言葉を持つひと。こうしている間にも日本中を旅して今日も唄っているたくさんのひとたち。
そしてそんな彼らが好きで好きでたまらなくて、なけなしのお金をライブや音源に費やすひとたち。
みんなみんないとおしくて抱きしめたくなった。
さわおさんの記事を読みながら「MY FOOT」を聴いていたら、泣きそうになった。
僕はまだ見てる 永遠のライバルを
十歩先を走るその背中
僕に似てるんだ
いつまでもあきらめの悪い
挑戦者のように走れ my foot
踵を鳴らして
こんな音楽たちに出会えたことが人生最大の幸運かもしれない。
うん、そうかも。
タイトル曲:MY FOOT/the pillows