星と石ころ日記

神戸在住。風の吹くまま気の向くまま。

 peridots tour #1 "LIFEWORK"@梅田Shangri-La

またもや深夜明けで一睡もせずに大阪へ。

眠い。眠いけど記憶が薄れないうちにとがんばって書いています。
あんな素敵な時間が、やがて遠い記憶になるなんて耐えられない。(長いのでご注意)




七夕ライブ。毎年七夕の夜は雨が降る。(多分確立高いはず)

だから今日雨が降っても誰かさんをうらんだりしないからね、と自分に言い聞かせながら電車を降りた。曇り空ながらなんとか持ちそう。(実はわたしは腫れ女、じゃない晴れ女)



初めてのShangri-La。HPで調べて向かったものの、予想通りちょっと迷ってしまった。
新梅田シティ方面に向かう地下道の入り口がわからなくて、結局ヨドバシカメラを1周してもわからずガードマンさんに道を尋ねた。


地下道さえわかればあとは簡単。Shangri-Laは目立つからすぐわかるよ、と聞いていたけど、ほんとにすぐわかった。


ヤシの木。う〜ん・・・中に入ったら赤い壁にシャンデリア。う〜ん、微妙・・・

でもフロアは階段状になっていてステージも高いし、どの場所でも聴きやすそう見やすそう。



今日はナナさんが4月に大阪城野音で手売りのチケットを買ってくださったため、整理券番号はひとけた!最前列ってやつですね♪



開演を待っている間、ナナさんからこのツアーのドラムがあのフジファブリックのサポートをされてた城戸(キド)さんだって聞いて、さらにテンションが上がる。思わずkanaさんの顔が浮かんだ。(フジのライブでキドさんにめろめろだった)

開演を待っているとき、わたしの肩を叩くひとが。磔磔VOLAのライブで偶然一緒になったMちゃん。彼女とは親子ほど歳が離れているけど、どうやらツボが同じらしい。


そうこうしているうちにグリンさんともplaneライブ以来の再会。

砌さん、アッコさんの位置も確認できて、わくわくしてきた。




10分遅れの開演。


タカハシさんがギターのタカミさんと登場。1曲目は立ちボーカル(っていうんでしょうか)で。


2曲目の「急に石が飛んできて〜ラプソディー・フォールズ〜罪」ではキーボードのSunnyさんも加わり、3曲目からはベースのマキリンとドラムの城戸さん登場!


だんだん音に厚みが増してきて、気がつけば瞬きもせず息を止めて聴いている状態になっていて、ちょっと肩の力を抜いた。



とにかく5人ともかっこいいの!(陳腐な表現ですみません)


バンド形式のperidotsのライブは初めてだけど、ずーっと一緒にバンドをやっていたような一体感。タカハシさんの唄はもとより、ドラムの城戸さん、かっこいい!(こればっか)

タカミさんの包み込むようなまなざし&ギター、マキリンは相変わらずイカしたベース、Sunnyさんのコーラスもすごく綺麗で、特に「“shoulder”」ではぞくっと鳥肌が立った。


最前列ってこんなに見通し良かったんだー。後ろの人、デカいのが前に立っててごめんなさいよ。


タカハシさんはMCは得意そうでなく、できたらず〜っと唄っていたいんだろうな。でもperidotsは彼ひとりで、まわりはサポートメンバーなんだからがんばらなくちゃ。“え〜っと、え〜っと”と一生懸命話そうとするタカハシさんのことを、後ろの4人がとても優しい眼で見守っている感じだった。<セットリスト>


01.歌は常に雄弁である
02.急に石が飛んできて〜ラプソディー・フォールズ〜罪
03.メトロ
04.エキスポ
05.ケーブル
06.愛を唄う
07.ヘッドホン
08.海と塵
09.話を一つ
10.夜のページ
11.“shoulder”
12.労働
13.オールライト
14.ライフワーク


En1.ラスト・ワン
En2.ユー・アー・ザ・ソング
En3.ナッシング・イズ・カミング



「ヘッドホン」で一旦ほかのメンバーは退場し、「海と塵」はタカハシさんの弾き語り。

メンバーが引き上げるとき、タカハシさんの背中をポンと叩いていかれた。

タカハシさん、“背中を後押しされるのにはいろいろ深いイミがあって・・・”と笑わせてくれた。


次の「話を一つ」ではタカミさんが戻ってきてアコギを弾いて、タカハシさんはハンドマイク。
さらに唄のパワーが増した。



そしてまたバンドに戻ってと、曲によっていろんな姿を見せてくれた。


どんなカタチでもタカハシさんの声は心の隅っこまで届いてくる。


GSGPのときには唄の力に引き込まれていく、という感じだったけど今日は・・・

道に迷ったけど、タカハシさんの唄に戻って来れて良かった、と思いながら聴いていた。


途中“うわっ”とつぶやいて、前の柵にしがみついた。ナナさんに“?”って見られたけど、ごめんなさい、倒れそうだったの。タカハシさんの声と5人の音に、ゾクゾクしっぱなしだった。あー、最前列でよかった。



本編ラストの「ライフワーク」で、タカハシさん、タカミさん、城戸さん3人が、何度も顔を見合わせ微笑みながら演奏されていて、それを見てなぜだか泣きそうになってしまったよ。



アンコールが終わり客電が点いてからも、Wアンコールを求める手拍子が鳴り止まなかった。

“もうおしまいです”という場内アナウンスが流れてきてやっと、ため息とともに手拍子が止まった。

そしてすぐに今度は大きな拍手が起こった。

“素晴らしいライブをありがとう!”“素敵な音楽をありがとう”

そんな思いをこめて一生懸命に手を叩いた。





帰り道の長い地下道を、ナナさん、アッコさん、砌さん、グリンさんとわたしの5人で駅に向かった。

年齢も性別も住んでいるところもバラバラで、音楽がこの世になかったらきっと出会わなかったひとたち。



こんな素敵なオマケまでついて来るんだから、“音楽が嫌いになれる方法を教えて”なんて言ってごめんなさい。