キミがこぼした愛は 僕に全部染み込むのさ
秋から冬へと向かうこの季節は症状が悪くなる時期らしく、このところ毎日のように知っている患者さんの訃報を聞く。
数ヶ月前に元気に退院された方が別の病気で再入院されたり、救急車で運ばれて緊急手術になった方もいる。
病院に長く勤めている医療スタッフはそんなこと慣れているだろうと思われるかもしれないけど、話を聞くたびに胸が潰れそうになる。
緊急手術の甲斐なく亡くなったという話を聞いたときには、退院されるときのその患者さんや家族の方の笑顔が思い出され、「ありがとうね」と言われた言葉が蘇ってきて、仕事中ということを忘れて泣き出したくなった。
たくさんの人々が行き来する中、いちいちいろんな感情に共鳴していたら磨り減ってしまう。
でも共鳴できないと、この仕事は成り立たない。
いっそ何も感じられなければいいのに、と思うこともある。
いつもいつもつらいこと、悲しいことばかりじゃない。楽しいことや喜びも、もちろんあふれているけど。
悲しいことのほうが重いんだよね。
そんな重さを振り払うために職場を離れたらできるだけ仕事のことは考えないようにしている。それがいいことなのか悪いことなのかわからない。これも保身の一種。いや保心かな?
最近仕事の行き帰りに聴いているのがピロウズのこれ。↓
- アーティスト: the pillows
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「Robotman」なんて、聴くたびに泣ける。これ、わたしの歌だ。
タイトル曲:バビロン 天使の詩/the pillows