星と石ころ日記

神戸在住。風の吹くまま気の向くまま。

GRAPEVINE tour2007「Master and smallmama」@神戸ウィンターランド(4/20)


久しぶりの神戸でのライブ。(バインも久しぶりの神戸だったらしいが)


ちょっと余裕かましてたらあっという間に時間が過ぎ、結局またタクシーでライブハウス近くのにしむら珈琲店前まで飛ばすはめに。

まったく何様やねん!お金がなくてまだ長男の前期の学費が振り込めていないのに。(自省)


バインは2月のフジの『倶楽部AKANEIRO』で初めてライブを観て、すぐさまこのツアーのチケットを取った。神戸と大阪の。


いっぱい曲がありすぎて、アルバム全曲iPodに放り込んだもののまだ全部聴けていない。

バインのワンマン自体初めてなので、楽しめるか不安な気持ちを抱えたままウィンターランドへ。


わたしの整理券番号は200番。すでに350番くらいまで呼ばれていて焦って並んだ。

奇跡的に空いていたコインロッカーに荷物を入れて右の壁際へ移動した。


そして・・・・最初の不安なんか1曲目で吹っ飛んだ。

最初から拳を上げて飛んでしまった。

バインがあんなに聴かせてくれるバンドとは知らなかった。10年のキャリアを侮ったらいかん。ほんとにごめんなさい。(誰に?)


<セットリスト>

01.I must be high
02.FORGE MASTER
03.白日
04.マダカレークッテナイデショー
05.遠くの君へ
06.君を待つ間
07.放浪フリーク
08.指先
09.棘に毒
10.光について
11.インダストリアル
12.ランチェロ’58
13.ママ
14.Juxtaposed
15.豚の皿
16.smalltown,superhero
17.COME ON
18.Scare
19.スレドニ・ヴァシュター
20.ミスフライハイ
21.その未来
22.FLY


En
01.涙と身体
02.南行
03.BREAKTHROUGH


CDで聴くよりずっとずっと田中さんの声は素敵で、笑顔が爽やかで、口は悪かった(笑)

もちろん演奏のクオリティーも高かった。(と、思う)

お客さんも昔からファンの人もいれば初めてのライブらしい人もいて、踊ったり飛んだり身体を揺らして聞き入っていたりといろんな人がいたけど、とてもいい雰囲気だった。


田中さんもニコニコしながら歌ってギターを弾いて楽しそうだった。



「久しぶりの神戸!・・・僕も神戸出身です」(拍手)

“神戸のどこ?”

「じゃかましい!教えるか、ぼけっ!!」(笑)



「昼間昔住んでたあたりを歩いてみたんだ。そして昔食い逃げした喫茶店で飯食ったんだ。罪滅ぼしのつもりで・・」(笑)


地震のあとも喫茶店は昔のまま建ってて・・隣のパチンコ屋はつぶれてたけど・・・」


そして、

グレイプバインは先日『From a smalltown』っていうアルバム出したんだ。知ってる?」

“知ってる”“知ってるよ〜”

「ホントに知ってる?」

なぜ疑う?(笑)



「今年の9月でグレイプバインは10年を迎えます」(大拍手)

「それを記念して過去7枚のアルバムが、今ならお安く手に入ります。6ヶ月の限定です」

みんな知っているためかほとんど反応せず、

「反応うすっ!」(笑)


田中さん、「結成10年」と「今ならお安く」のフレーズを、ライブ中3回繰り返してみんなにウケていた。


8曲めから15曲めまでMCを挟まず一気に演奏。キーボードの音が冴えて、ほぼ満員のお客さん全員咳払いひとつせず聴き入っていた感じ。

特に“指先”〜“棘に毒”〜“光について”の流れは素晴らしく、眼の奥が熱くなった。


新しいアルバムの曲ももちろんよかったけど、「10年を記念して懐かしい曲をやります」と言って演奏された曲もみんなよかった。


特にアンコールの“涙と身体”と“南行き”では演奏後、

「『退屈の花』から“涙と身体”でした」

「3rdアルバム『Here』から“南行き”でした!」


と曲紹介までしてウケていた。


ラストの“BREAKTHROUGH”では飛んで拳を上げて、みんな笑顔でほんとに楽しそうだった。

そして田中さんの決めゼリフ(?)の「サンキューアリガットサン!!」



わたしみたいな新しいファンも昔からのファンも大満足のいいライブだった。(よね?)


帰り際、ツアーTシャツと一緒にガイドブックみたいな本を買った。

このツアーのガイドブックというより、バインの10年間のガイドブックと言ったほうがいいかも。

メンバー全員のインタビューや曲やアルバムについての思いや、西原さん脱退の頃の心境が書かれていて、ちょっとお高い(2300円)けど買ってよかった。


これ読んでもっともっと曲を聴いて、5月のなんばHatchのライブに参戦したいと思います、ハイ。