星と石ころ日記

神戸在住。風の吹くまま気の向くまま。

WARP7@大阪・福島 LIVE SQUARE 2nd LINE(5/6)

出演:sleepy.ab/LITE/OGRE YOU ASSHOLE

ライブ後のわたしの第一声。

「あー、東京や札幌に住んでなくてよかった・・・」


だってひと月に5回も6回もスリーピーのライブがあったら、通いつめて仕事も手につかず、やがて家庭崩壊・・・という構図が目に浮かぶ。

だからいいもん、2〜3ヶ月に1回しかライブがなくても。

いいもんねー!フン!!




雨の中福島に着いて、駅前のラーメン屋さんで腹ごしらえ。

つきあってくれたアッコさんと、なんだかんだとお話しながら高架下にあるセカンドラインへ。


ライブ遠征中のてんさんとそのお友達はすでに到着されていた。


いつものように受付で「どのバンドさんを見に来られましたか?」と聞かれ、

「スリーピーです!」と元気良く答えて入場。

この時点からテンションがすでに変。


中に入ると物販のところに津波くんと田中くんを発見。

田中くんに駆け寄り、「こんにちは!今日、スリーピー、何番めですか?」と尋ねた。

3番目、と聞いてなんとなく安心しお礼を言った。


マネージャー(?)さんがおられたので、
「このあとの関西でのライブ予定はないんですか?」と詰め寄り、
「・・・MCで言うかもしれません・・」というお答えをいただき、満足して壁際のテーブルのところで入場してくる友人を待った。

この間わずか数分、われながら早業だったと思う。(テンション上がってるもんで)


ナナさん、アカパラさん、miwakitiさん、砌さんと次々に入ってこられて再会を喜ぶ。

miwakitiさんが持って来られていた札幌発の『PILOT』という雑誌(スリーピーの記事や写真が掲載されている)を見せびらかされながら、開演を待った。



OGRE YOU ASSHOLE


ボーカルさんが、「オウガ・・・・です」と言われたが、聞き取れず。

(誰か読み方教えてくださいな)


そのボーカルさん、MCの声と歌うときの声が全然違ってちょっと驚く。歌うとすごく高い声。

ちょうど初めてバインの田中さんの声を聴いたときの感じが蘇り、最初ちょっと引いた。


でも曲が進んでいくうちにどんどん引き込まれ、5曲目くらいから完全にしびれていた。

(かっこいい音だった。あとでCD買おうと思っていたのに買いそびれて残念)


<セットリスト>

01.コインランドリー
02.新曲13
03.辺りはここ
04.バックシート
05.ロボトミー
06.どっちかの角
07.アドバンテージ
08.ラムダ・ラムダ・ラムダ


(セトリはOGRE YOU ASSHOLE オフィシャルからいただきました)



◆LITE


インストバンドだった。

曲に歌が乗ってないと感情移入できないタチなのでアレなんだけど、4人で鋭角な音を出すバンドだった。

ベースがかっこよかった。

8月に発売予定という、外国のバンドと共演するアルバムから1曲、と言われてやった曲がすごくよかった。



sleepy.ab


スリーピーのときにはできるだけ前に行こう、山内くんの靴下柄が確認できるくらいに、と思っていたが、前4列のお客さんは不動でそれ以上は無理だった。

大阪に来られるたびにお客さんがじわじわ増えているのを実感。


わたしの隣にいた若い男の子が、山内くんのエフェクターを見たくて必死で背伸びをしたり人の頭の横から覗いたりされていて、(わかる、わかるよーその気持ち)と心の中で声をかけた。


待ちに待った2ヶ月ぶりの大阪でのライブだ。


<セットリスト>

01.夢の花
02.Inside
03.四季ウタカタ
04.メロディ
05.sonar
06.賛歌
07.メリーゴーランド


En
01.Scene


大阪といえばタコ焼き。

成山くん「迎えタコ焼きっていうのか・・・表現合ってます?」(???)

田中くん「前菜ってやつ?」(???)

成「そうそう。まず明石焼きを10個食べて、足りずにタコ焼きをもう10個食べて・・・まだ足りずにイカ焼きを食べました」(笑)


明石焼きって言葉、覚えてくれたんだ!


で、ふだんはもっと細いけど太っちゃったそう。いや、もっと太っても大丈夫!


アルバムが出て約2ヶ月が経ち、「熟練した曲をやります」と“賛歌”を。

スリーピーの曲の中でわたしが今一番聴いているのがこれ。ライブで聴くとさらに沁みる。


田「大阪といえばセカンドライン、っていうくらいお世話になってます。この・・(ちょうど電車の通る音が聞こえて田中くん、天井を指差して)音にもすっかり慣れて・・・」


成「最初ここで“賛歌”のときに電車の音が聞こえて、負けそうで・・(笑)心が折れそうでした」(爆)


そやったんか。負けそうやった?

気にならないどころか、ここの電車の音まで音楽にしてしまえるのは、peridotsとスリーピーくらいだと思うよ。


アンコールが終わって、お客さんの拍手に答えながら退場。最後にステージを降りかけた成山くん、小走りでマイクに戻って「おやすみなさい」と。




今までのスリーピーのライブでは、ほわ〜と空を飛ぶような、河を渡る風のような心境で曲を聴いていたのだが、この日は違った。


1曲目から、「え、何?なんで?」と自分でもなぜかわからないくらいに汗ばんできて気づいたら拳を握り締めて足を踏ん張っていた。


力強い?リアルな音?


鳥肌が立って、「四季ウタカタ」の頃から泣いていた。


泣く、と言っても涙を流したわけじゃない、でも「泣く」としか表現できない感覚。

目の奥から生まれた涙が、外に出ずに自分の内側を通って、どこかにある心ってところに流れ込んでいくような・・・・・


表現するのって難しいなあ。

どうがんばってもあのときの感覚を言葉にできない。


ライブが終わって斜め前を見ると、てんさんがうずくまるのが見えた。

近づくと手が伸びてきてわたしの腕をつかみ、消え入りそうな声で「おかーさーん・・・」と。

感動に浸って泣きそうになりながらも笑えた(笑)


しばらくふたりでうずくまっていた。変な光景だったと思う・・・


ぼーっとしたまま立ち上がって周りを見ると、もう物販のところにメンバーさんが来られていた。

誰かに何かを言いたい。でも何を?


もどかしい思いで壁際に寄ってぼんやりしていたら、成山くんの姿が見えた。


「あ!成山くん!○△※☆☆・・・」(←何を言ったか覚えていない)


思わず右手を差し出すと握り返してくれて、しばらく彼の手を握ったまま今の思いを伝えようと何かを話した・・・と思う。成山くんの手の冷たさだけ覚えている。


そのあと他の人が成山くんや山内くんとお話しするのをぼんやり聞いていたり、津波くんを捕まえて、最近発売されたTシャツになぜ大きいサイズがないのか、と絡んだり(ごめんなさい)、物販で何か買いたいけどもう全部買っちゃったな、と思ったり・・・

新たに買うものがなく、苦肉の策で持っていた携帯にサインをしてもらったり。


7月にはまた大阪に来れると思います、と。


あー、やっぱり2ヶ月おきなのね。


でもいいもん。(ふり出しに戻る)


駅までの道、雨の中、7月の自分の予定を(ライブの)頭の中で整理して、スリーピーの文字をはめこんだ。

あー、あれやこれにカブりませんように!