星と石ころ日記

神戸在住。風の吹くまま気の向くまま。

 ライブの波紋


あのですねえ・・・

いつもライブレポを書いた日にはここにアクセスしてくださる人が増えてありがたいのですが、それが今日は異常な数になっていまして、20時半現在で800を超えました。1日半ばでです。


なんじゃこりゃ。


どうやら昨日のライブでの、海北くんの“カッターナイフ”MCが原因のようです。

あちこちで議論が沸騰していて、議論ならいいけどそれが個人攻撃になったり、誹謗・中傷大会になったりはしていませんでしょうか・・・レポを読んだ後、またここに戻ってきてくださる人は少ないと思うので、ここで問いかけても意味はないとは思いますが。


なんだかちょっと責任を感じてしまっています。ライブ中ののぼせた頭で聞き取ったMCだから一語一句間違いがないわけではなく、彼が言いたかったことがきちんと伝わっていないのではないかと心配です。


もちろん海北くんが本当に伝えたかったことが何かなんて、わたしにもわかりません。


あの言葉をライブで聞いたときは何が言いたいのかわからず、レポを書きながら考えていました。

それで最初はそんな事件の当事者ではなく、それを傍観しながらなんの関心も感動も持たずにいる人に対しての言葉なのかな、と思いました。


でも、時間が経ってみると(まだ考えている。しつこい 笑)、人の命も自分の命も大切にできない人に対する言葉だったのかな、と思うようになりました。


ある人がmixiのほうで書いてくださった「ずるい。ちゃんと”生きる”ことを大切にしようよ」っていうのが一番ハマりました。


以前わたし自身ここに、

「仕事柄、目の前に病気で苦しむ人達がたくさんおられるから、自分の足で歩いてどこへでも行けて、自分の目や耳で見たり聴いたりできるわたしが、たとえ苦しいことに出会っても逃げ出したいとか負けそうとか、まして死にたいなんて思っちゃダメなんだ。

でもそう言い切る自分は、心が弱っているひとに対してひどく冷たい仕打ちをしているようにも思える」

と書いたことがありました。


実際まわりに「死にたい死にたい」と言っている人がいて、そんな人に対して

「そんならその命、ここに置いていけ!生きたがっている人にあげるから!」

と叫びそうになってわれに返ったことがあります。


自分が誰かを殺したいと思ったり、死にたくなるほど絶望したことがないから、そんなこと言う資格はないですか?

でもそれだと重い病気になったことがない人は、医者や看護師になっちゃいけないってことになりませんかね。

そしてみんな一度は不治の病に罹らないといけなくなる。じゃあ、誰が働くんだ!(あれ?ずれてきた・・)



自分が体験したことのないことも想像して、相手の気持ちをわかろうとすることが人間の素晴らしさだと思います。


だったら海北くんのMCはどうなんだろう。

残念だけど結論は出ませんよ。あたりまえだ。


考え直してわかったのは、実はわたしも彼と同じ気持ちだったということ。


ひとつの言葉が、聞く人によってこんなに違った意味で捉えられるなんて怖いですね。

もっとたくさんの言葉があったほうが良かったんでしょうか。それじゃあ、ライブじゃなくて講演会になっちゃうよ。


MCだけ取り上げずにライブ全体を見てね。おそらくMCより曲のほうが雄弁だと思うよ。


わたしは自分の目で見たこと、耳で聴いたこと、そして感じたことを信じることにします。




う〜ん、シメは月並みでした。読んでくださった方、ありがとう。