星と石ころ日記

神戸在住。風の吹くまま気の向くまま。

SUMMER SONIC 07 OSAKA@舞洲サマーソニック大阪特設会場(8/11)


“8時半出発、10時着”とツアーバスの資料に書いてあったので心配していたが、渋滞もなく9時前に着いた。ツアーバス万歳!



リストバンドをもらい、地図を見ながらアッコさん、Mさんとの待ち合わせ場所へ。

待っている間、会場内を探検してみた。



メインとなるOCEAN STAGEは野外ステージで、その中にクロークがあった。

途中での出し入れ不可、ということで少し迷いながらも荷物を預けた。そして会場内を1周。



今日は行く予定のないSKY STAGEは小高い丘の上にあった。明日エルレがここでライブするんだな、と思いながら見上げた。

グッズ売り場は長蛇の列だったので断念した。



ただいま製作中?




集合場所はSONIC STAGE。前から見たかったサカナクションオープニングアクト

アリーナは2階から入るようになっていて、空調が効いていて快適。よし、バテたらここで休憩しよう。


先に入ってもらっていたふたりを最前で発見。前のほうは結構お客さんがいたのでその後ろのスペースのあるところでスタンバイ。



サカナクションオープニングアクト


・三日月サンセット
・GO TO THE FUTURE
他(全部で4曲くらい)


北海道初の男女混成の5人。ベースとシンセサイザーが女の子。

「昨日北海道から飛行機で海を渡ってやってきました。ある意味海外アーティストです」(笑)


CDで聴くよりずっとよくて、踊れる曲もあっていい感じ。心地よかった。ノリノリ(死語?)の男の子の横で同じように踊りながら楽しんだ。いつかライブハウスで見たいな。


サカナクションのあと、アッコさんとMさん、そしてそのお友達にご挨拶。

3人は少し休憩してからPARK STAGEのKAHIMI KARIEを見に行くとのこと。


PARK STAGEはSONIC STAGEのすぐ隣にあってここは野外。その前にOASISと呼ばれる休憩スペースがあった。

3人と別れてひとりでDANCE STAGEへ。どのSTAGEも近くて、離れたところでも歩いて5分くらいで行けるので楽だった。


ここは中規模のアリーナ、っていうか体育館みたいな造りになっていた。


RYUKYUDISKO


沖縄出身の双子さんのテクノバンド。

沖縄の音階、沖縄の楽器、そして映像を駆使したダンスミュージック。

始まる前からお客さんノリノリで(だから死語!)、人の合間を縫って前に行く人たちも踊りながら進んでいておもしろかった。


映像には沖縄の海をシーサー(って言うんだっけ?コマイヌみたいなやつ)が泳いでいるところが出てくるんだけど、シーサーがバスターくんに見えてしかたなかった。


もっと見たかったけど、ミドリがどうしても見たかったので15分くらいで切り上げて次の会場へ。



BREEZE STAGEはメインのOCEAN STAGEのすぐ隣にあり、小さめの会場。一応野外だけどテントが一面に張ってある。(じゃあ、屋内になるのかな?)



◆ミドリ


地元大阪のバンド。清水音泉・番台さんのブログにたびたび登場していて一度見てみたかった。


想像以上に凄いバンドだった。

ボーカル&ギターの後藤まりこさんは白いセーラー服姿。色白でスレンダーでおかっぱ頭。一度見たら忘れられん。

がんがん歌ったあとの「ありがとう〜」はゆるーい大阪弁でかわいいし(笑)


パンツが見えようとお構いなしにお客さんの中にダイブして歌ったり、ギターをかき鳴らしながらドラムセットに登ったり。


最後には「あんたは誰や」を歌いながらステージ左にあった5mくらいの高さの照明のセットによじ登って、

「ロックってなんや?パンクってなんや?ここから飛び降りたらロックなんか?」

と叫びながら、そのセットをちょっとだけ降りてそれでもまだ3mくらいの高さからお客さんの上にダイビング!!

お客さん見事キャッチ、スタッフもいたのかもしれないけど落ちたら死ぬよ?

それでもマイクを離さず歌い続けるまりこさんに涙が出た。

身体張ってロックしてる。銀杏の峯田さんを初めて見たときに似た衝撃だった。


そしてミドリは演奏もめちゃうまい!

キーボードのハジメさん凄い!!Tシャツの胸には“ド☆変態”って書いてあったけど(笑)感服いたしました。


お客さんの中でもダイブが起こってたけど(禁止だけど)、しゃーない、ダイブしたくなるわな、と思わされるライブだった。



この会場後ろの方はまだ芝が残っているけど前のほうは剥げていて、ちょっとモッシュが起こったらすごい土ぼこりが。みんなタオルで口を押さえながらそれでもモッシュしていた。

このあと同じところで8otto

せっかくのフェスなので見たことのない洋楽とかバンドとかを見に行きゃいいんだけど、やっぱり好きなほうに行ってしまうな。2週後には8otto見れるんだけどな、と思いながらセットチェンジを待った。



8otto


・RIWO
・C
・Say
・RUNNING POP
・China
          他


セトリ、覚えてたつもりが思い出せない・・・


前のクアトロのワンマンのときはお客さんがいっぱいで、その上遅れて行ったのでメンバーの顔がほとんど見えなかったけど、今日はすごーい近くで見れる。

セットチェンジやサウンドチェックもメンバーが自らされていて、1曲分ほぼフルで聴けた。すでにお客さんもノリノリ(・・・)

1曲打ち合わせをしながら演奏されたドラムのマエノソノくん、

8ottoです!サウンドチェックでした!ではのちほど」

と右手を上げて挨拶されたので、みんな笑って拍手して答えた。始まる前からいい雰囲気。


始まったらさらにテンションが上がり、7・8曲演奏されたかな。

8ottoの音、好きだな。おなかの底に響き渡る低音が特に。


みんなクールに演奏されていたけど、ベースの人がニコニコ笑顔で見ていてこちらまで楽しくなった。


10月にはメジャーデビューされるそうだ。そのあと全国ツアー。チェックしなくちゃ。



8ottoが終わって会場を出ると、隣のOCEAN STAGEのレミオロメンのライブがまだ終わっていなかったのでそちらに移動し最後の1曲だけ聴いた。


ミドリと8ottoが濃すぎたので、レミオの音が響いて来なくて残念だった。

10/11の『School of LOCK! LIVE TOUR“YOUNG FLAG”』の大阪編、ロストとチャットモンチーと一緒にレミオが出るので、そのときにリベンジしよう。(チケット取れたら)


それにしてもこの会場は風が強くて土ぼこりが舞い上がり目が痛い。会場を出るとき目が開けられなくてタオルで目を押さえながら歩いた。



このあとアッコさんと落ち合ってちょっと休憩。

食事をしたあとグッズ売り場を覗いたが、ほとんどのグッズが売り切れていた。

代わりにってわけでもないが、ピロウズの一番新しいタオルを1枚買った。


ふたりとも暑くて死にそうだったのでSONIC STAGEの2階で休憩することに。

人が多いせいか思ったほど涼しくなかったが、炎天下よりはまし。

ライブはずっと続いていて、水分補給しながらぼんやり聴いていたら気持ちよくなってちょっとお昼寝してしまった(もったいない)


ふと気がつくともうじきシンディ・ローパー登場!という時間に。


洋楽に疎いわたしでも知ってるシンディ・ローパー

お客さんがどんどん増え始め、2階席もほぼ満員。(規制がかかったらしい)

アリーナに下りようかと思ったがかなりの人なので、あきらめてそのまま2階席で見ることにした。


セットチェンジが終わり、シンディの登場を待っている間に何度も手拍子が起こり「シンディ!」の声が飛んで、みんなの期待の高さがうかがえた。わたしもドキドキしてきた。


◆CYNDI LAUPER


黒いドレスにツバの大きな黒い帽子で登場。大歓声。

何曲か歌ったあと帽子を取ると黒髪のウィッグ。

そしてまた何曲目かでウィッグを取るとブロンドの髪が。


演出もかっこいい!

シンディって50歳越えてるの!?

負けた・・・・(勝負にならんって)

声量も衰えないし、何よりチャーミング!

そしてステージの華やかさ。

フロア真ん中に縦に柵があり、お客さんを左右に分けてある通路に何度も下りて歌っておられた。目の前にシンディ!!状態。手を伸ばして触ってる人もいただろうに。サービス精神旺盛で、さすがプロだ、と思った。


うっとり見ていたらMさんからメールが。

さわおさんに会って握手してもらった!」って!!

な〜に〜!?(笑)おかげで集中力が途切れた(いや自己責任ですけど)

「どこで!?」とメール返したけど返事がない。(電波状態が悪くなかなかメールが届かなかった)


あとでわかったことけど、さわおさんもシンディが見たくてSONIC STAGEに向かわれていて、その途中で出会ったそうだ。

なんだ、同じ場所にいたわけか(笑)



最後までシンディのステージが見たかったけど出口がエライことになりそうなので、最後の1・2曲をあきらめて早めに外に出た。


まだまだ暑いけど風があってなかなかいい気持ち。急ぎ足でBREEZE STAGEに向かった。

サマソニだろうと有名バンドがいっぱいいようと、今日のわたしのメインはピロウズ。早めにいってスタンバイしよう。


ピロウズの前の土屋アンナさん。お客さん超いっぱいだった。

テントの中に入れず始まるまでは後方にあるPAの、これまた後ろで待った。ここだとステージもなんも見えないよ〜



土屋アンナ


彼女の登場で前のお客さんが圧縮されていき、おかげでテントの下のちゃんとステージの見える位置に行けた。

予備知識がまったくなくモデルさんだと思っていたので、彼女があんなかっこいいシンガーだとは知らなかった。

美人でスタイルよくて、歌もうまい!



最後の曲でドラムがミスったらしく、2回曲止めてやり直された。

「ラストだからミスなしで行きたいのよ!」って。

男前のステージだった。(あ、もちろん最大級の賛辞です)



アンナさんが終わりお客さんも入れ替わり。そのまま残る人も意外に多かった。

1日暑かったけど少しアリーナで休憩できたから体力・気力もまだまだ大丈夫。


シンちゃんがドラムのチェックをされているときデジカメで写真を撮っている子がいて、後ろからドツキそうになるのをぐっと耐えた。スタッフさーん、なんとかしてくださーい。


BREEZE STAGEのトリとはいえ各ステージも同様なので、お客さん少なかったら寂しいな、と思っていたけど杞憂だった。チラ見する人もいたけどそれでもいいよね。それで少しでも「ピロウズ、いいなあ、今度聴いてみよう」という人が増えたら嬉しい。



the pillows


01.ストレンジカメレオン
02.MY FOOT
03.Wake up! dodo
04.ROCK'N'ROLL SINNERS
05.Ladybird girl
06.Ride on shooting star
07.when you were mine(シンディ・ローパーのカバー)
08.スケアクロウ
09.サードアイ
10.ハイブリッドレインボウ


En.Advice



7/23のあの神戸ライブがあんなじゃなかったら、きっとわたしはサマソニには来てなかったと思う。

いつまでもファンに心配されるのはさわおさんにとっては不本意だろうしある意味屈辱だろうけど、勝手に心配してるだけなので勘弁してください。

そのかわり、ステージに立てるのなら目いっぱい遊んでもらうからねっ!


1曲目、「ストレンジカメレオン」。あ、フェスバージョン。

お昼の休憩中アッコさんに、さわおさんがこの曲を作った頃の心境などについてウンチクを垂れたばかりだったのでちょっと照れた。(なんでやねん)


声は・・・大丈夫そう。

でも最後の高いところ(ナナナナ〜ウ〜♪のところ)に差し掛かったとき、聴きながら緊張して手がぐーになった。よし!大丈夫!


でも「MY FOOT」のラストの“かかとを鳴らしていこう〜♪”の前でちょっと声がつまり、さわおさん、拳で自分の胸をドンと叩いて歌い続けられた。

いつもそんなだったかな・・・一瞬ヒヤッとした。


・・・だめだ、わたし、ライブ楽しんでないじゃん!


こんな気持ちじゃピロウズに失礼だ。

そう思ってまわりを見ると、いろんなバンドTを着ているお客さんがいるけど少なくともわたしのまわりの人たちは、ピロウズのことを良く知っている人たちだった。(拳を上げるタイミングとかでわかる)


最高のライブにしよう。


「Wake up! dodo」での“Wake up!Wake up!”とか、

「ROCK'N'ROLL SINNERS」の“What do you want?”や“want to rock and roll”とかのところでバスターズの声がよく響いて、

さわおさんも「いい感じじゃないか!」ってごきげんそう。


以下覚えている限りのMC。



・曲の間にチューニングや水分補給中、隣のステージの音が歌詞がわかるくらいはっきり聞こえてくる。

「よく聞こえるなあ〜。ふだんなら殴り合いだな」(笑)


・「来週ライジング行って、その次長崎のフェスに行って・・・どこかで会ったらまた遊んでくれよ」



・「9月からはZEPPツアーが始まります。その前の追加公演はサンキューソールドアウト!!」(大きな歓声)

「でも北や西のチケットはまだ・・・・・お友達によろしく!」(爆)

わたしからもよろしくお願いしまーす。(北や西のひとへ)



・「ここ、テントが張ってあるけど暑いね。あ、温室栽培と一緒か」(笑)



・8/15発売予定の新曲「Ladybird girl」のサビはみんなで合唱。ライブではもうお馴染み。


・「ライブ前にTHE FRATELLISやシンディ見て来たよ。THE FRATELLISでは暑さと土ぼこりに泣かされ(笑)、シンディにやられた。凄かったねシンディ!・・・シンディ・ローパーのカバーやります」(“おー!”と拍手)

「明日どんな手を使ってでも、シンディにCD渡すんだ*1」(笑)



・「他のバンドとかぶってるから、(お客さん)少ないかな、と思ってたけど、たくさん来てくれてありがとう!嬉しいよ」

(いえ〜ぃ!)

このあと「・・・・・・・」何か言われてみんながウケてたけど聞き取れず。なんて?


・神戸ライブでは聴けなかった「スケアクロウ

じわっとなりながら聴いた。


・「ハイブリットレインボウ」の“Can you feel?”はさらに大合唱。

ライブ中の合唱はあまり好きじゃないけどこの曲のは好き。それにお祭りだしね。



本編が終わってアンコール。トリだからアンコールあるかな?

手拍子がもの凄い音で響いた。いつもよりさらに大きな音。


「アンコールありがとう!」

「聴いたことない曲でも盛り上がれる?」

(いえーぃ!!と大声で)

「ほんとに?信用していいかな?」(笑)

始まった曲は「Advice」


“I want to see you again someday♪”ってみんなバリバリ歌えますけどっ(笑)

今の心境にぴったりだね!


それまでいつもよりおとなしめだったバスターズ、この曲でモッシュが起こった。


大きな拍手を残して終演。みんな「楽しかったなー」と口々に言いながら会場を出た。




このあと別のSTAGEに行く予定だったけど燃え尽きてしまい、クロークから荷物を取り出してアッコさんと休憩コーナーに向かった。


途中でMさんを発見。

「どの手がさわおさんと握手したの?右手?」

と言いながら強引に握手してもらい、「これで間接握手〜(笑)」

「きゃー、強奪されたー」とMさん。


アッコさんまでMさんと握手されてた。(ノリ良すぎ・・・)


路上で出会ったさわおさんは、やっぱり素敵でかっこよかったそうです。あー、うらやましい!!


早めにツアーバスのところに行き、アッコさんと別れてそれぞれのバスで待機。

と、突然花火の音。



やっぱりフェスには花火が似合うなあ。


少ししんみりして、iPodピロウズを聴きながら神戸に帰った。


楽しかったな。


会場が舞洲になって初めてのサマソニ

運営上これは・・と思うことはいくつかあったけど(クロークの荷物を出し入れ可にしてほしいとか、シャトルバスの待ち時間が長すぎとか、ライブ中写メを撮るひとの取締りが甘かったとか)、十分楽しかった。


来年のことはわかんないけど、日程さえ合えばまた行きたいな。



参加されたみなさまお疲れさまでした。

またいつかどこかでお会いしましょう。

*1:カバーした「when you were mine」はピロウズのシングル『Swanky Street』のc/w曲。廃盤らしい