星と石ころ日記

神戸在住。風の吹くまま気の向くまま。

MINAMI WHEEL2007 1日目(10/26)


去年のミナホは初参戦ということもあってがんばりすぎて、3日間行っただけじゃなくうち2日は神戸VARITやセカンドラインにハシゴしたんだった。


今年のミナホは控えめに、いろいろ廻らず一点集中型で(?)


初日のこの日は夕方まで仕事してからの参戦だったので、欲張らずにスリーピーだけ見れたらいいわ、というつもりで大阪へ向かった。


意外と早く心斎橋に着けて、BIG STEPでチケットをパスに交換。

今年の3days passのリボンはオレンジ。

一緒にパンフレットをもらって、電池のつかみ取りに参加した。(14個しか取れなかった)


そのままBIG CATに上がってSOFFetを見て、次のシークレットを半分見てからスリーピーが出演するRUIDOに行こうかな、とちらっと思ったが、仕事終わりで疲れていたこともあって、無理せずさっさとRUIDOに向かった。


shinsaibashi RUIDOは、今年9月にオープンしたばかりのライブハウスで、クアトロのあるパルコのビルの向かいにあった。



ビルの階段を降りた地下1階。バーカウンターがあってイスも置かれていて、その間のスペースに物販のテーブルが準備されていた。ロッカーがあったので荷物を入れてさらに地下へ。


地下2階がステージのあるライブスペース。

想像していたより狭くてステージが低い。天井が低いので余計狭く感じる。

3個くらいステージが映る大きいモニターが設置されていた。



フロアに入ったら「あ!」と誰かの声が。

久しぶりにお会いするとわちゃんだった。

缶ビールを片手にしばし談笑。ちょうどセットチェンジ中だった。



スパゲッティ・バビューン!shinsaibashi RUIDO


登場するなり度肝を抜かれた(笑)


4人の男の子がでかいピンクのうさぎのかぶりもので登場。

女の子ひとりは小柄でかわいい。


1曲目の途中でひとりずつかぶりものを脱いでいく。

3曲目くらいでボーカルの女の子がフロアにそのうさぎの頭を投げ入れて、ギターの子が「それかぶってくださいね!」って。


若々しいギターポップで元気の出るノリのいい曲が多かった。

お客さんもいつのまにかいっぱいになっていた。



去年も感じたけど、このミナホは本当に音楽好きなお客さんが集まっている。

もちろん気に入らなかったらさっさと次の会場に行くし、まだ聴いていたくても次に行きたいところの時間が迫ってきたら出ていくんだけど、知らないバンドの初めてのライブでもみんな身体を揺らしながら楽しそうに聴いている。


街中で音楽を楽しもうという空気に満ちていて、とても楽しい。

こんなイベントが開ける大阪の街って底力があるなあ、と思った。



半分くらい聴いたところでのどが渇いたので抜け出して上のバーカウンターへ。

カウンターの内側にもモニターがあってここでもライブの様子が見れる。



壁際のイスに座りカシスソーダを飲んでぼんやりしていたら、長身の男性が目の前に現れた。

ヒックン(田中くん)だ!スタッフさんと一緒に物販の準備に出て来られたようだ。


思わず立ち上がって「田中くん!」と声をかけたら振り向いて気づいてくださった。

何を言うのか決めていなかったので慌てて、「ミナホに来てくれてありがとう!」と言ったような言わなかったような(笑)


またイスに座って物販の準備をされるのを見ていたが、そろそろ次のバンドのライブの時間になった。


もう下に降りようか、もう少しここでまったりしてようか迷っていたら、ふいにポンと肩を叩かれた。

その男性はにこっと微笑んでわたしの前のイスに。


一瞬誰かわからず顔を凝視(ごめん)


成山くんだ!


あわわわ・・・となりながらわたし、何言ったっけ?(笑)

やっぱり最初は「来てくれてありがとう」だったかな?(逆か?)


そんな幸運な出会いにドギマギしながら、かなり質問攻めしてしまったような気が・・・(ごめんなさい)

前日から大阪入りされていたそうで、「たこ焼きいっぱい食べましたよ!」って。


急遽決まった17時からの階段ライブ(成山・山内くんのアコースティックライブ)には時間が早すぎて行けなかったので、「もっと早く教えてくれなきゃ!」と文句を言ったら、

「あれ、急に決まったんですよ〜」って。成山くんが文句言われる筋合いでは無いよね。ごめんなさい。



気がつけば津波くんや山内くんも出てこられていて、早く来たファンのひとやスタッフさんと談笑されていた。



津波くんを見て思わず「津波くんってかわいいよね!」と言ってしまったら、

成山くん「クマみたいでしょ」と言って「お〜い、津波!かわいいって!」ってわざわざ呼ばんでも。


津波くん、にこっと笑って「あ?やっぱり?」って。ごめんなさい、ごめんなさい(大汗)


嬉しかったのは、「来年こそ大阪でワンマンやりたい!」と言ってくださったこと。

ほんとにほんとに待ってるよ!!


成山くんがどこかに行かれて、今度こそもうフロアに降りようと思ったら、山内くん登場。

ご挨拶してから失礼なわたしはじ〜っと全身を見て「痩せました?」と尋ねた。

やっぱり少し痩せたみたい。

「ギター弾くのも重労働ですもんね」って言ったら、「それは全然平気だけど移動で荷物を運ぶのが大変」と。そりゃそうだ。


そこで思い出して、わたしの携帯の待受画面を見てもらった。

北海道のななおさんからいただいたスリーピーの似顔絵。



「北海道の友人にもらったイラスト。かわいいでしょ!」

山内くんとても感激してくださって、「これ、何かに使えそう!」って。

自分のことのように嬉しくなった。



そうこうしているうちにアッコさん到着。

山内くんを見て「あ、王子!」


「王子〜!?」と山内くん苦笑い。

(うちらの仲間内では山内くんは王子と呼ばれているのです)


スタンバイの準備にみんな降りられて、アッコさんとわたしでまた飲んで、フロアに降りていくみぎりんを発見してみんなでフロアへ。

前のバンドはとっくに終わっていて早くもお客さんがいっぱい。

大阪のライブのたびにファンが増えているね、スリーピー。


人混みをかき分け成山くんの前、6列目くらいに進んだ。前を見るとナナさんが来られていたし、よく大阪のスリーピーライブで見かける顔もちらほら。


あー、久しぶりだ。このあとしばらく彼らの音は聴けないかもしれないので、大切に聴かなきゃ。




sleepy.abshinsaibashi RUIDO


SEは・・・『ilm』だっけか?

大きな拍手に迎えられてスリーピー登場。


<セットリスト>

01.なんとなく
02.inside
03.四季ウタカタ
04.メロディ
05.sonar
06.(新曲)



去年のミナホでは『なんとなく』は新曲だったんだよね。

あの10月にスリーピーを知って1年か・・と感慨深かった。


初めて彼らの音楽を聴いたときはその音に衝撃を受けて身じろぎせず聴く曲が多かったけど、この日は違った。

珍しくライブ前にお酒を飲んだせいかもしれないけど、とても楽しくて身体が揺れた。

頭で一生懸命聴いていた音楽を、身体全体で受け止められた、っていう感じ。


メンバーも楽しそうで、演奏も力強かった。それでいて爽やか・・・


持ち時間が35分しかないので、MCは少なめ、1曲でも多くやりたい、やってほしいという空気が満ちていた。


それでも最後のほうでヒックンが、

「去年に続いて出してもらってありがとうございます。こういうイベントは札幌にはなく、みんなが首からパスをぶら下げて歩いている姿を見ると、大阪という街は音楽が根付いている街だな、と・・・・こういうのイタいですかね」(笑)

成「弱気だね」(笑)


去年のミナホのハコもステージが低くて、真ん中でイスに座ってエファクターを操りながらギターを弾いている山内くんの姿が見えないお客さんも多かったようで、「スリーピースだからスリーピー?」って言われたそうだ。「ウチコミの音が大きかったですね」とか言われたり。

「4人のスリーピーです」(爆)


成山くんイスに座っている山内くんに、「がんばってください!」と。

笑顔で大きくうなずく山内くん。


『四季ウタカタ』のときに無意識にこぶしを握りしめながら聴いていたわたしだったが、そのまますぐ『メロディ』が始まって、肩の力が抜けてほぉ〜っとため息をついた。


いいなあ・・・・


sonar』の「ひとりになるのが怖いなら 手をつないで」の歌詞が大好きなので聴けて嬉しかった。


ラストは「大阪では初めてやる曲です」と新曲を。


『メロディ』に匹敵するくらいな素敵な曲だった。(タイトルはまだ決まっていないそうだ)


アウトロで山内くんがギターを弾きながらイスから立ち上がる。

そのとき津波くん、ドラム叩きながらとっても楽しそうな笑顔だった。(ステージで津波くんの笑顔をちゃんと見るのは初めてかも)


そして山内くんが立ち上がるたびに「クララが立った〜」って心で叫ぶのはわたしだけじゃないはず(笑)



あっという間の35分。短いよ〜



終わって上に上がる階段に近づくと、てんちゃんとmiwakitiさんがおられた。

途中で規制がかかり、フロアに降りてこれずにバーカウンターにあるモニターを見ておられたひとも多かったようだ。



地下1階のスペースで物販&サイン会。

これでしばらくお別れかと思うと寂しくて立ち去れず。


RUIDOのスタッフさんにご迷惑をおかけしていると知りつつ、最後まで居残ってしまったわたしたちだった。


次はいつ会えるかなあ。



※スリーピーのイラストは、作者のななおさんに了解をいただきアップしました。ありがとうございます!