私信のようなもの
先に逝くひとの心残りは、
遺していくひとたちが幸せかどうかということだと思う。
悔やんで、
あやまって、
いっぱい泣いたらまた笑ってね。
ずいぶん昔に書いた日記の引用です。今泣いているあなたへ・・・・
医師であり、エッセイも書かれている徳永進さんという方が、『野の花の1日』というコラムの中で、次のように書かれている。
「生きていると、いろんな別れに出会わないといけない。別れはつらい、だから別れたくないと思うが、別れたくないなら、出会いを拒むしかない。
出会いを拒むことは、生きていこうとすると至難だ。生きてゆくことは何かに出会うことだろう。出会えば、別れが必然となる。」
出会いがあるから別れがある。
別れが悲しいのは、その出会いが素晴らしいものだったからだ。
この星に生まれてきて、出会えるのはほんの一握りの人たち。
あなたとわたしが出会えたのは奇跡かもしれない。
必ずいつか別れるならば
別れるその最後の日まで
出会えた奇跡に感謝しよう。
生きていることに感謝しよう。
元気になったらまた会おうね。
音のあふれるあの場所で。