星と石ころ日記

神戸在住。風の吹くまま気の向くまま。

スムルース LIVE TOUR 2007-2008 ”チェンジ・ザ・ワールド”@神戸ウィンターランド

(ツアー2日目。ネタバレのセットリストが最後にあります。ご注意を)




次男の大学が決まったら、一緒に行こうと言っていたライブが3本ある。

そのうちの1本が今日のスムルース


無事に行くことができた。よかった〜チケットがムダにならずにすんで。(そこ?)




スムルースはいつも曲を聴いている、というほどではないのだけれど、ツアーには必ず行きたくなるバンド。

本当に彼らのライブは楽しい。

曲はもちろんのこと、香川出身・京都在住のボーカル徳田くんの、はんなりしたあったかい関西弁を聞いていると元気が出る。


電車の中で彼らの曲を復習がてら聞いていたら、近くに息子がいるのを忘れて泣きそうになって慌てた。



 ただいま おかえり いってきます
 こんな ステキな 言葉を
 家族は 当たり前に 使う
 だから 無敵でしょう
 


   (『家族のシワシワ』)



メロディがまた素敵なの。

この曲が聴けたらいいなあ、と思いながら三宮に着いた。




先行物販でストラップやTシャツを買ってから、にしむら珈琲店で軽く腹ごしらえ。


17時半開場、18時開演なので、待ち時間が少なくて楽だ。

スムルースやplaneのライブでよくお会いするサイトウさんも来られて、ご挨拶する間もなく開場。


わたしと息子とサイトウさん、それぞれが自分の見たい位置についた。(3人ともバラバラ 笑)



今まで何度もスムルースのライブは見てきたが全部なんばHatchだったので、ウィンターランドの狭さが嬉しい。ステージも高いし女性が多いせいか見晴らしがいい。


スムルース、神戸でのワンマン初めてだよね。対バンでスタクラに来たり、学祭ライブに来たりはしていたけど。わくわくしてきた。





SEが流れて4人が登場。近い〜〜!徳田くんがすぐそこに!(喜)


新しいアルバムからだけじゃなく、昔の曲もやってくれて嬉しかった。

しょっぱなから飛ばしてた。



3曲やってMC。


「たくさんお客さんがいるからみんなぎゅうぎゅうでしょ。ほら、お弁当をぎゅうぎゅうにしてたらカバンの中に横にして入れてもごはんやおかずが寄ったりしない、あんな感じ」

どんなんやねん!


「だから気分が悪いひとがいたら手を挙げて・・あ、(腕ワイパーしながら)こんなんもあるからわからんかも・・・隣の人が青い顔してたら・・・青いライトもあるな(笑)
とにかくお互い助け合って行こな。

もし周りの人が気づかんかってバンドのメンバーが気づいたら曲止めるからな。みんなが幸せで帰ろうな!」(拍手〜)




「今回のスムルース、今までやったことがないことをやります。コール&レスポンス!・・・僕がやり切れるかが不安やけど」(笑)


「ヘイ!ヘーーーイ♪」(ヘイ!ヘーーーイ♪)


「ヘヘイ♪ヘーイ♪」(ヘヘイ♪ヘーイ♪)


「カンターーー♪」(?カンターーー♪??)


となりのトトロでね、めいが引っ越した家の隣のおばあちゃんのところにカンタって子がいて、その子が“まっくろくろすけーやーい♪”ってはやしたらおばあちゃんが“こらー!カンター!”って。それ!」(爆)

説明長っ!(笑)


「も一回、カンターーー♪」(笑 カンターーー♪)


「めいちゃーーん♪」(笑 めいちゃーーん♪)


「となりの・ト・トロ、ト・ト・ロ♪」(爆 となりの・ト・トロ、ト・ト・ロ♪)


とまあ、初めてのコール&レスポンスはバッチリでした(笑)






スムルースのライブが初めてっていう人もおられたようだけど、ステージが近い分みんなの反応がびしびしメンバーに伝わっていたようで、4人ともとても嬉しそうな笑顔だった。

曲によっては独特のフリがあって知らないこともあったけど、周りの人についていったらうまくいった。楽しいー!





ウィンターランドはフロアの後方に大きい柱があって、どうしてもひとがいっぱいになるとその後ろで見ないといけないひとができる。


徳田くんはその柱の後ろのひとにも何度も呼びかけて、

「僕らには柱の向こうのひとも見えてるからな。超能力があるねん。千里眼って言って・・・あ、これは違うな(笑)

前のひとはコアなファン、後ろのひとは新しいファンとか言われるけど今日はみんなコアなファンやで。

柱の後ろのひとにも届くように唄うからな!チケット代、同じ値段やからな!」

って。柱の後ろのファンを気にかけるひとは初めてだ。ちょっと感動した。





「神戸でのワンマンは初めてやねー!」(拍手〜)

「・・・関西に住んでるからよく来てるけど(笑)ワンマンは初めてです、ありがとう!」

「香川から出てきて初めて神戸に来たとき買い物したのがい○りスーパーで・・・牛乳3000円、リンゴジュース2000円って見て神戸は高級な街だと・・(笑)そんなとこばっかりじゃないやろけどインプットされて。

中山手のにしむら珈琲店は上流階級が行く店やと・・」(笑)



さっき入った店だったので大笑い。どんなイメージやねん(笑)ま、確かにちょっと高いけど・・・





スムルース”っていうバンド名は、“リズム&ブルース”からR&B(リとブ)を抜いて作ったバンド名とか。

「今度バンド作るなら、もっと売れそうな名前をつけようかと・・・

“スキマ風味ロメン”なんかどやろ?」


・・・あかんと思うわ(笑)






中盤は聴かせる曲が続いて、『コリガコオル』〜『冬色ガール』の流れがよかった。


『冬色ガール』はスムルースと出会った思い出の曲。(徳田くんのイラストが素敵でジャケ買いした)


冬色ガール

寒くなると聴きたくなる曲。





続いて『家族のシワシワ』!

やったー!!これ、やってくれた。

思わずぎゅっと手を握って聴いていたら・・・・


2番の歌詞の出だしのところで徳田くんの唄が途切れた。

感極まって泣いている?ように見えた。


うわっ、この曲でそれ・・・胸が熱くなり・・・もらい泣きするしかないじゃない?(笑)




そのあとも徳田くんの目、赤かったね。

ステージが近いってそんなことまで見えちゃうんだよ。





そしておもむろに“学習帳”を取り出して神戸のこの10年、そして自分たちの10年を綴った作文の朗読。

めっちゃ笑って、ほろっとしてまた笑って・・・



10年前の回陽くんは自販機のカップそばばっかり食べてた。食べてたのに「オレ、そばアレルギーやねん!と言ってそれは伝説になっていると・・・


小泉くんは当時丸坊主で日焼けして真っ黒だった。おまけに唇が分厚くて、トランペットを吹くひとみたいだった・・・とか。


ナカジは汚かった(笑)笑ったらボロ雑巾みたいだった、なのに女の子には一番もてていた、とか。


こういうの書かせたら徳田くんの右に出るひとはいないと思う。

そしてまた、メンバーがいい味出してるし。





徳田くんのおなじみの逆さ書道。

大きな紙と水の筆を持って、「柱の後ろのひと、見えてるかー?これ、チケット代500円分やでー。ちょこっとずれて見てやー」と。


“コウベ”が見事“愛”に変身して大喝采





アンコールの『スーパーカラフル』でのシンガロングもよかったな。

みんなとっても声がよく出ていた。徳田くんは何度も「おおきに、ありがとう!」と言っていた。




でラストの『ドラマ』


 いつもそばに 大切なひと
 そこにあるたくさんの表情を 忘れはしないよ
 




まるでライブのために作られたような曲だなあ。

徳田くんのテンションにつられて、最後までじーんとして聴いていた。






サイトウさんとお別れして、「いいライブだったね」と親子で話しながら家路についた。

親子でライブに行けるのもあとわずかかな。





家に帰りつくと息子が空を見上げて、「満月やで」と言った。

空にはぽっかりまんまるな月が浮かんでいた。







(セットリストは“続きを読む”の後ろに収納しました)


01.LIFE イズ 人生+
02.バラ色ダンス
03.スライドブルー
04.デコとボコ
05.大器晩成マグマ
06.商店街とあなた
07.何もない日々
08.コオリガコオル
09.冬色ガール
10.家族のシワシワ
11.チェンジ・ザ・ワールド
12.虹色の予感
13.帰り道ジェット
14.インストールラバー
15.非常にイェイね
16.決めの言葉


En

01.スーパーカラフル
02.ドラマ