星と石ころ日記

神戸在住。風の吹くまま気の向くまま。

the pillows “TOUR LOSTMAN GO TO YESTERDAY”@なんばHatch




ハッチにやってきて、“Thank you! Sold out!”の文字にテンションが上がった。

LOSTMAN GO TO YESTERDAYのツアー2日目。


平日だというのにお客さんの集まりも早いし、この寒空の下で屋外で開場待ちだというのに半そでピロTのひとも多い。(実はわたしも)

みんなの気合十分と見た。



ハッチの入り口まで上がる途中で、MIRUさんとそのお友達と遭遇。

「久しぶり!・・って、おととい会ったばっかりや〜」と笑い合う。




ロッカーのところで再びMIRUさんと会った。MIRUさんの顔見知りらしい若い男の子が、「俺、『彼女は今日,』が聴けたら死んでもいいです!」と言っているのを聞き、MIRUさんとふたりニヤッと顔を見合わせた。でも死んだら次のライブに行かれへんよ、と一応止める。

彼は前のツアーのときにばったり街でPeeちゃんに会ったそうだ。

そして本屋さんの場所を案内してあげて、一緒に写真を撮ってもらったとか。

そんな素敵な偶然があったら、わたしも地獄までついて行っちゃいそうやわ(笑)





整理券番号順に呼ばれてドアの前に並んでいると、昨日ライブで一緒だったmiwakitiさん発見。
少し喋って、「じゃあ、よいお年を!」と言って別れる。(早っ)


中に入ると最前ブロックに意外とひとが少なかったので、吸い寄せられるようにそこへ行った。

名古屋のとき後ろのほうだったので、今日はできるだけ前で見たいと思っていたから。


開演待ちしていると、最近ピロウズつながりで知り合っただるまさんが到着。

だるまさんは、ピロウズのライブに行かれたときのご自分の日記に、「自分が多分最年長」と書かれていたけど、いやいや最年長の座はわたしのもの、ってことで知り合った。(なんじゃそりゃ)

実際お会いするのは今日が初めて。まずは初対面のご挨拶。


だるまさんは最年長どころかさわおさんと同い年とか。全然若いやん!!


初めてお会いしたというのに年の話になり、思わず自分の年をバラしそうになったわ(笑)

おかげで退屈な開演待ちの時間が楽しく過ごせました。ありがとうございました!



初日の名古屋ライブに行ったおかげで、「次何するんやろ?」のわくわく感は薄れたけど、楽しみなのには違いない。

久しぶりでいっぱい練習した!と言われていたので、セットリストはそんなに変わらないだろうな、と思いながら開演を待った。


(以下ネタバレ&下のほうにセットリストあり)




SEが流れて4人が登場。

最前ブロックの後ろ側の柵にくっついていたが、雪崩のように前にひとが押し寄せてきた。

とりあえずここで行けるところまで行こう。


さわおさん、紫系のシャツに同系色のドット柄のネクタイ。

・・他のメンバーは忘れちゃったけど、みんなおしゃれだな。



最初はモッシュに巻き込まれないように柵にくっついていたが、斜め後ろの男の子が大声で歌い始めたので逃げ出すように前に突っ込む。

いっそモッシュに巻き込まれて前に行ったほうが見やすそうだったから。(名古屋と違って最前付近は女の子が多い)


強い押しも5曲めくらいで少し落ち着いてきて、わたしはというとPeeちゃんの前6列めくらいに漂着した。

少し斜めだけど、ちょうど4人全員が見える好ポジション。そこで前後左右の押しに身を任せることにした。



●お客さんから“(シングルコレクション57曲)全曲やってください!お願いしまーす!!”の声が。


さわおさん「全曲ぅ〜!?・・・それは俺に死ねっていうことだな?」(笑)



●『ノンフィクション』のブレイクは、例の916で止まった時計の話。

今日はMCのときの表情までよく見えて楽しい!



●名古屋でなかった曲のイントロがきて、“ひゃ〜!”って叫んだのはわたしです(汗)



●『白い夏と〜』は聴けば聴くほどよくなるなあ。ピロウズの曲ってどれもそんな感じ。繰り返し聴いているうちに意味がじわっと伝わることもある。



●『開かない扉の前で』

「実はキングレコードの前に短かったけど○○レコードに在籍してたんだ。

でもそこでは、“もっと売れる曲を書け”とか、『アナザーモーニング』の歌詞を変えろって言うんだぜ!俺あったまきてさあ〜

それで新しいシングル用にこの『開かない扉の前で』を作ったんだ。

“♪それじゃあ話にならない♪”ってな!」(爆)

そしてそのレコード会社をやめてキングに移ったそうだ。キングでは『開かない扉の前で』を“いい曲ですね〜”って言ってくれたから、って。

さわおさんらしいエピソードだよね。



●『DAYDREAM WONDER』は昔作ったわりに難しい曲で、「今からガチガチの(緊張した)演奏を見せてやるぜ」って。



●メンバー紹介。

淳くん「今日やる曲は、ほとんど僕レコードで聴いたことないんですよ。だからひとりで自主トレしてきました!よろしく!」



Peeちゃん「僕たちはプロのバンドですけど・・・今回猛特訓しました。スタジオにそれぞれiPodを持ち込んで、“ここどうやって弾いてんだ?”とか“このコードはなんだよ?”とか。曲を分解して練習しました。

でも、そういう努力のカケラを微塵も見せることなく、ライブが遂行できていると思います!」


みんな爆笑しながら大拍手〜



しんちゃん「この前新幹線に乗ったとき、カレー弁当を食べまして・・・食べきれず少し残してしまったわけですが・・・

立ち上がるときにそれをこぼしてしまいまして。(笑)

それがズボンにこぼれまして・・(笑)」


さわお「膝とかならいいんだよっ。それがズボンのすそや靴下にかかって・・ああ、ついに来たかと(笑)

真鍋くんならそうは思わないけど、しんちゃんならあるかも・・と」(爆)



Pee「(笑いながら)それを写メ撮ったんだよね?」(笑)


さわお「そうそう!写真で見たらさらに!」(爆)


Peeちゃん、ギター抱えたまま床にうずくまって爆笑している。それを見てみんなも爆笑。



しん「えー、それが匂いもすごくて、落ちなくて・・・そのズボン、今はいてるやつですけど」(爆)


しん「(Peeちゃんに)こぼす前も匂ってた?」

Peeちゃん、大きくうなずく。


しん「わたくしもう二度と新幹線の中でカレー弁当は食べません。みなさんもご協力お願いします!」(笑)


さわお「(笑いながら)協力って何を?」(爆)


この話の間、場内爆笑の渦!(笑)


しんちゃんの持ち味炸裂?

さわおさん、「真鍋くんならそうは思わないけど、しんちゃんならあるかも・・」って(笑)



●このツアー中、『Tokyo Bambi』と『Ladybird girl』以外は最近の曲やらないんだろうな。潔いなと思う。


そしてさわおさん、「シングルコレクションなんて、と思っていたけど、やってみたら楽しいんだ!

なんていうのかな、できの悪い子の発表会をやっているような感じ(笑)

もっと長いツアーにしたらよかったよ」




●1回目のアンコールの『ハイブリットレインボウ』

サビのところは名古屋同様、みんなでシンガロング。

でも・・最初のフレーズからさわおさん、前後左右みんなの顔を見ながら口をはっきり開けて歌ってて、「一緒に歌ってくれよ」って言われているような気がしたんだけど、どうだろう・・・・違っていたら怖い(笑)



●Wアンコールのとき今日もまた、メンバー全員缶ビール片手に登場。しかもめちゃおいしそうに飲んでるし!こっちは暑いし!(笑)


最前の女の子がPeeちゃんに「ビールおいしい?」と尋ねたとき、

Peeちゃんマイクを通さず素の顔でにっこり笑って、「おうっ」と。


その声が聞こえただけでも前にいてよかった〜〜

ひとりでわたし、ハート飛ばしてたわ、きっと。



●そしてWアンコールのときのさわおさん、歌う前におもむろに、

「おい。いいこと教えてやろうか?」

うんうん、とうなずきさわおさんを見つめるバスターズ。



「・・・名古屋は・・・もっと元気だったぜ!」


えーーーー!!

そのあとこの日最強のモッシュがきたのは言うまでもない。

さわおさんに煽られたーーーー(笑)

でも1曲たくさんやってくれたーーーー(喜)




●アンコールの『cherry』


今日はPeeちゃんがすぐそばでギターを弾くのが見えた。


もう、かっこよくて・・・前からかっこいいけど・・・なんだろあれは。

オーラが出ていた。

Peeちゃん見ながら気がついたら泣いてました……モッシュゾーンで(笑)

かっこ悪!これは涙ちゃう、汗や!と思うことにした。


なんでかな?



ピロウズが結成される前に、さわおさんにPeeちゃんを紹介したのは怒髪天の増子さん。


その増子さんが言われてた言葉をふいに思い出したからかもしれない。


「Peeちゃんって優しいからいいかな、って思った。山中は頑なで真っ直ぐだから、そういう部分で柔らかい人がいいなって。きっと(初期のメンバーの)上田さんとぶつかることもあると思ったから、柔らかい人を入れたほうがいいと思って」


バンドを18年も続けられるって奇跡みたいなもん。

しかもしんちゃんと3人はずっと一緒だし。


名古屋のときは次の曲はなんだろうとわくわくして、楽しくて楽しくて仕様が無かったのに、今日はなんだかしんみりしちゃったよ。・・・モッシュゾーンにいたのに(笑)



ライブ終了してエスカレーターを降りて出口に向かうとき、Peeちゃんを本屋さんに案内したという彼にばったり会った。


思わず「死んだらあかんよー!こんないいライブが見られへん」と言ったら、

「死にませんよ〜」と満面の笑顔で答えてくれた。


みんないい顔で帰っていたね。


こんな楽しい思いがもう一回できるかと思うと・・・幸せだな〜

次のライブが待ち遠しいね。



<セットリスト>

  ↓

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01.TRIP DANCER
02.RUSH
03.NO SELF CONTROL
04.Wonderful Sight
05.Sleepy Head
06.ノンフィクション
07.HEART IS THERE
08.Skeleton Liar
09.白い夏と緑の自転車 赤い髪と黒いギター
10.開かない扉の前で
11.Ninny
12.DAYDREAM WONDER
13.ガールフレンド
14.Tiny Boat
15.Tokyo Bambi(新曲)
16.Ladybird girl
17.彼女は今日,
18.ONE LIFE
19.Swanky Street
20.ストレンジ カメレオン
21.その未来は今


En1

01.cherry
02.ハイブリッド レインボウ


SE:TRIP DANCER


En2

03.Nightmare
04.サード アイ