わたしの記憶に間違いなければ、サカナクションを知ったのはmiwakitiさんのブログを読んでから。
「サカナ〜?(笑)」
不思議なバンド名が印象に残った。
オフィシャルによると、
【サカナクション】 -sakanaction-
ミュージックシーンの変化を恐れず魚の動きのように軽快に素早くアクションしていくという願いを込めて"サカナクション(sakana+action=sakanaction)"とバンド名にする。
だそうです。笑ってごめん。
彼らのライブを初めて観たのは去年のサマソニ。(大阪)
ベースとキーボードが女性という5人編成のバンドだとそこで初めて知った。
オープニングアクトでやったのは確か4曲くらいだったけど、とっても楽しくて隣の男の子につられてめちゃめちゃ踊った。
舞洲アリーナという大きなステージにも負けないくらいの懐の深いバンドだなーと思った。
それでいつかはライブハウスで観たいな〜と思ってかれこれ7ヶ月。
何度か関西に来てくれて観るチャンスがあったのにタイミングが合わなかった。
そして今日、やっと念願のライブハウスでのライブ。しかもワンマン!
ひとりでじんわりテンションを上げながら開演を待った。
待っている間、会場には“アムスフィッシュ”のイントロのコポコポという音が流れていて水中にいるようだった。
<セットリスト>
01.雨はきまぐれ
02.インナーワールド
03.サンプル
04.マレーシア32
05.三日月サンセット
06.ワード
07.ティーンエイジ
08.哀愁トレイン
09.あめふら
10.GO TO THE FUTURE
11.フクロウ
12.新しい世界
13.夜の東側
14.ナイトフィッシングイズグッド
En
01.アムスフィッシュ
02.白波トップウォーター
(1曲目、マレーシアと思い込んでしまったけど違ったようで訂正)
前半ほとんどMCなしで飛ばす。
ベースの草刈さん、かっこいい!
スタイルのいいメガネ美人さんだけど、ベースを弾く姿は男前!
ギター、ベース、ドラム、キーボードがどの音も出すぎず、でもそれぞれ存在感があってこういうのをバランスがいいって言うの?
すごーく気持ちよく音に乗っかって踊った。
山口くんの声も素敵。
お客さんを気持ちよく乗せていて、自然に拳が上がったり手拍子したり。
一体感があってとても楽しい!
“三日月サンセット”は大好きな曲。ライブで聴くほうがずっといいね。
「こんばんは。サカナクションです!
ツアーファイナルです!!」
大きな拍手。
「何度か大阪でライブやって・・・イベントとかだと40分とか30分で終わりだけど、今日はその3倍やります。持ってるもの全部出すよ!」
またまた拍手〜
「テンション上がりすぎて・・・今日トイレの鏡の前で顔を見たら・・・・ごめん、やめときます」
意味深な山口発言(笑)
山口「前に大阪に来たときに・・セカンドラインで、僕間違えて次はワンマンって言っちゃって・・」
女の子が「それ、シャングリラ!」
山口「あ!そうそう。シャングリラで“次はワンマンです”って言っちゃってその次がセカンドライン(対バン)で・・・知ってる知ってる!(笑)
だから今日心配だったけどたくさん来てくれて嬉しいです!」(拍手〜)
ワンマンの日を間違った、じゃなくてほんとはゲストありだったのにワンマンって言っちゃったの意味?
「ファーストアルバムからの曲もやります・・・ってやらないとね、持ち曲少ないんでワンマンできない」(笑)
山口「去年の5月に僕らデビューしたんだけど、デビューってものがよくわかってなくて(笑)
どういうことかっていうと、“カスタムサービス”ができなくて・・」(爆)
客「CS?」(笑)
山口「そう、CS!(笑)
自分のブログに今晩泊まるホテルの名前を書いちゃったり(笑)
“それ、だめなんじゃない?”って優しく教えてもらったり(笑)」
テレビで見るような有名人と会って嬉しかった話もしてくれた。
北海道で発行されているパイロットという雑誌(フリーペーパー?)の企画で斉藤和義さんと対談させてもらって、そのあとフェスで会ったとき覚えてもらっていて嬉しかった、とか。
微妙にCSの話とずれているような(笑)
メンバーみんなシャイで、あまりバンドの友達がいなかったのが最近できたそうだ。
「関西ではUNCHAINとか」(おお〜!)
「福岡ではアナとか」(おお〜!)
「札幌ではスリーピーとか」(おお〜!)
「テレフォンズとか」(おおっ!!)
「竹内電気とか」(笑)
「・・・なんで竹内電気だけ(笑)なの?」(爆)
「竹内電気の髪の長い人、斉藤さんっておもしろいよね(笑)
ライブの前に“やらかしてやってください!”って激励のメールをくれました」(笑)
「セカンドアルバムが出てツアーをしてきたけど、全国を回るのは今回が初めてです」
山口くんに促されてキーボードの岡崎さんが今まで回ったところを紹介してくれた。
岡崎さんの口調がかわいかった。
グッズを作るときに何を作ろうってことで、
山口「ルアーとか?(笑)サカナの飼育セットとか?(笑)
現実的でないのでTシャツを作りました」
草刈「今日ギターの岩寺くんが着ています。サカナのイラストです。
残り少ないしもう売らないのでがんばってください」(笑)
“GO TO THE FUTURE”
サマソニで聴いたときもゾクゾクしながら聴いたのを思い出した。
サカナクションの曲は、途中でリズムが変わっていく曲が何曲かあって、でもその不安定さが心地よくて、気がついたら彼らの世界に連れて行かれてしまっているという感じがする。クセになりそう(笑)
そして絶対聴きたかった“ナイトフィッシングイズグッド”
この曲ができて、これからもやって行けると思えた曲です、という意味のことを言われていた。
スケールの大きな壮大な曲。
後半のコーラスは鳥肌モンだった。
アンコール。
メンバー紹介はセッションで。
東京でぶっつけでやったら好評で、でももうやんないから練習しなかった、っていうことだけど、ばっちりだった。
ちなみに山口くんはドラムの江島くんのことを「リズム隊の番長」、草刈さんのことを「裏番長」と紹介していた。(裏番長と呼ばれたとき草刈さんの眉がぴくっと動いた)
“アムスフィッシュ”ができたとき、バンドがいい方向に動いたとかで思い入れの深い曲のようだった。
そんなに派手ではなかったけどこの曲のときにミラーボールが静かに回っていて、水の中にいるみたいに見えた。
しっとり聴かせてくれたあと、「ららら〜♪」とシンガロング。
みんなすごく声が出ていて、メンバーもみんな嬉しそうで、歌っているうちに胸が熱くなってきた。
曲が終わって大きな拍手が起こる。
それは普通のことだけど、このときは拍手が鳴り止まず、山口くんが少し驚いた顔をしたあと笑った。
感動的な光景だった。
そして“白波トップウォーター”
歌いだしの山口くんの声を聴いたら泣きそうになった。
油断した。
泣かないように目を閉じた。
曲が終わったら山口くんが「写真撮っていいですか?」って。
カメラを持ったスタッフさんがステージに登場。
ここはステージがめちゃ近い。
山口くん、最前のお客さんに近づいて肩を組みそうな勢い。(組んでたか?)
みんなでステージに向かってダッシュ(笑)
わたしもセンター4列目にいたので前の女の子にくっついて背伸びしてがんばった。
目から上くらい写ったかも。見たいな。どこかに載せてくれるのかな?
終わってもう1回アンコールの手拍子。
再々登場してくれたけど今度は挨拶だけ。
「今サカナクションは出世魚で言えば一番下にいます。
大きくなって・・・カンパチとか(笑)、また大阪に来ます!
待っててください!」
待ってるよ。
4月の神戸スタクラのライブに行けないのが本当に残念。
miwakitiさん、サカナクションに出会わせてくださってありがとう!
やっぱりライブっていいなあ。
これだからライブはやめられない。
長生きしなくちゃ(笑)