ファンダンゴに来るの久しぶり、と思ったら、それもそのはず、去年の6月のVOLA以来だった。
これまで2回ライブのチャンスがありながら、仕事の都合で行けなかったtacica。
3度目の正直。
彼らを知ったのは、以前ここに遊びに来てくださっていた方に教えてもらったことから。
3年ほど前に北海道のライブ(だったか)で彼らを知って、わたしが好きそうなバンドだってコメントに書いてくださった。
“tacica”と書いてあったので、「これなんて読むんですか?」って尋ねたのを覚えている。
やっとライブを観ることができましたよ!
ファンダンゴに着いていつものように隣の駐車場のロッカーに荷物を入れて、待機場所の奥のスペースへ。
・・・お客さん、若っ!(笑)
いつも数人は同世代と思われるひとを発見するのに、この日は違った。
う〜ん、さすがだ(何が?)
バンプのTシャツを着ている子も複数いて、それってどうなんだ?と思ったり。
開場時間が来て順番に入場。久しぶりのファンダンゴにちょっと緊張。
130番台だったが、中に入ると真ん中の柱の後ろまでお客さんがいっぱい。
なんとか回り込んで、右側のスピーカーの近くまで行った。
このツアー、ワンマンは“わんぱく編”と呼んで4箇所、彼らの本拠地札幌から始まって、下北沢、名古屋、そしてここ大阪と、すべてSOLD OUTだったそうだ。
バンドとしても初ワンマンなのに、すごいね。
このあとも対バンライブとして(“わくわく編”)全国を回るとか。
勢いがあるよなー、お客さん若いなー(しつこい)とか思いながら開演を待った。
あの狭いファンダンゴが満員なのだから、始まる前から暑い!
ところどころにおしゃれな背の高い帽子をかぶっているひとや、小ぶりとはいえカバンを持っていたりリュックをしょっている子がいて(荷物持っている子多すぎ)、大丈夫なんかな?とやや心配になった。
わたしの隣の二人組は、前の女性の帽子が気になる様子。
わたしの前のお団子頭もよろしくないよ(笑)
メンバー登場して前詰めに。<セットリスト>
01.ヌーの休日
02.ゼンマイ
03.黄色いカラス
04.人間1/2
05.コオロギ
06.クローバー
07.オオカミと月と深い霧
08.熱帯夜
09.サカナヒコウ
10.ウソツキズナミダ
11.アシュレー
12.バク
13.アースコード
En
01.Silent Frog
02.HERO
「ヌーの休日」から「ゼンマイ」への流れ、好きだな。
「黄色いカラス」から前のほう、すごいモッシュ状態に。
後ろから来たリュックしょった女の子がわたしの横から前に行こうとしていて、リュックが邪魔でライブに集中できず。
モッシュの中に帽子の女の子がいたが、帽子が脱げそうになって手で押さえてる。
1曲終わるごとに「暑い〜」「暑い〜」と言う子、多数。
なんかいろいろ気になる(笑)
気にしているうちに、「コオロギ」が終わっちゃったじゃないか〜(怒)
気にしちゃ負けだとか、ファンダンゴをナメるなよー、とか思ったり。
それでも中盤の「オオカミと月と深い霧」でじっくり聴かせてくれ、客も最初の興奮状態が落ち着いてきて、いい雰囲気になってきた。
後ろの誰かがぽつんと「いい声・・」とつぶやいた。
猪狩くんは丁寧に歌っておられてよく声が通って、演奏もシンプルだけど力強かった。
ボーカルの声質が似ているせいでか、「北のバンプ」と呼ばれているtacica。
それは彼らにとって望ましい状態なのかどうかわからないが、注目されつつあるのは確か。(どう書いてもダジャレに見える・・・)
わたしは彼らの奏でるメロディも好きだが、その歌詞が好き。
いろんなモノが大切で
泡になるのが怖いかい
(サカナヒコウ)
繋いで初めて温度を知ってから弱くなった日も
この手は その手を 強く握っていたい
(ウソツキズナミダ)
昨日はどこで何をしたんだろう
思い出せない今日が素敵
(Silent Frog)
覚悟が痛みに勝ってくれるなら
しばらくルールなんてなくていいから
(Silent Frog)
MCは・・・得意そうじゃなく、猪狩くんは「暑いね」「大丈夫?」を繰り返し、モッシュが強烈なときはお客さん全体を見守るような目をされていたのが印象的。
ドラムの坂井くんのグッズ紹介、初々しかった(笑)
特に心に残っているのは、アンコールの「Silent Frog」
素晴らしかったね。
それと猪狩くんがぽつんと言った言葉。
「また来るよ・・・また来てね」
ライブ後物販のところで3人並んでサイン会をやってくれた。
そしてワンマンの会場でお客さん全員に配っているというステッカーをもらって帰った。
持ち曲全部やって15曲。
気持ちのいいライブだった。
えーっと、お客さんに文句言ってごめんなさい。
最後にはみんないい顔してました。ありがとう。