星と石ころ日記

神戸在住。風の吹くまま気の向くまま。

DISK GARAGE presents 『ASCENDING CURRENT』@代官山UNIT(6/15)

出演:sleepy.abte’OGRE YOU ASSHOLE




昨日のQueに続いてのsleepy.ab 2daysということで早くからチケットを取っていたけど、11日に神戸で観たオウガがあまりによすぎて、期待が倍以上に膨れ上がった。


そして前から気になっていたte’も一緒。

バンド名te’は「て」と読むらしい。まんまやん(笑)


イベントタイトルの『ASCENDING CURRENT』は“上昇気流”という意味。ぴったりだなあ。



代官山UNITに来るのは1年半ぶり。

駅から2分、とっても近いのに、前回行きも帰りも道を間違えた。方向音痴にもほどがあるやろ!


今日は友人に教えてもらったおかげで迷わず行けた。

前回ライブ前に食事をしたビルの上にあったレストランがつぶれていた・・・



ステージ上のマイクの位置と高さを見てオウガからだと確信した。

ボーカルマイクはステージ右側に1本だけ。それも高い。出戸くんだ!



イベントとは言えお客さんの様子がこんなにバラバラなのは珍しい。

バリバリライブ仕様の服装の子もいれば、オサレな子もいる。

わたしは前者(笑)



斜め後ろの男性がステージを見てそわそわしているので、「オウガ好き?」と聞くと、

「大好きです!マイク見てオウガがトップってわかりますよね!」と。

なんとなくほっとした。





OGRE YOU ASSHOLE


01.フラッグ  
02.(新曲) 
03.サカサマ 
04.コインランドリー 
05.また明日
06.バックシート
07.J.N
08.ロボトミー
09.アドバンテージ
10.ラムダ・ラムダ・ラムダ



もう、なんつーか、ギターの音と出戸くんのシャウトがめっちゃ好き!


“サカサマ”や“J.N”のギター、“ロボトミー”や“アドバンテージ”のイントロが始まったらめまいがするくらい好きだ(笑)

と言っても先週の神戸でやっと1stとミニアルバムを買って聴き始めたところ。

まだまだ初心者だけど、楽しんでいいよね?


“バックシート”、聴くたびに好きになる。


歌詞カード見てもよくわからんけど、“J.N”の、



 足元の影 キミを探す



っていう歌詞が気になる。

てか、なんで歌詞全部書いてないんだ?不思議。




両隣のオサレな女の子にぶつからないように気を使いながら踊った。

でも・・・オウガのファン結構いたようだけど、おとなしくない?

もっと弾けて踊りたかった。

ワンマンになるともっと盛り上がるんかな?




・・・あとで、「オウガのファンはおとなしい」と知った(汗)

えーっと拳なんか上げちゃってごめんなさい。コインランドリーとかロボトミーとか。

でもあんな素敵なロック聴いてじっとしてなんかしていられないです、ホントに。

今度行くときは端っこでひとりで踊り狂いたいと思います。

冷たくしないでね。




出戸くんがMCで缶バッジの話をされていた。

いつもTシャツは出戸くんのデザインだけど、今回缶バッジはメンバー全員で描いたって。


出戸くんの描いたのはおじさんの顔。

「そのおじさんが“僕にロックを教えたのは自分だ!”とか言うから、顔を緑色に塗ってやりました」(笑)



ライブ後物販に行ったら缶バッジはすでに売り切れていた。

そういえば神戸でも置いてあったような・・・えーん、買っときゃよかった(泣)




sleepy.ab



01.メロディ
02.sonar
03.なんとなく
04.inside
05.spinal cord
06.ねむろ



オウガが終わったら、後ろからたくさんのお客さんが前に来た。

一緒に前に行ったけど、「あ〜、スリーピーもこんなにお客さん増えたんだな」とじーんとした。

札幌から来てくれて2daysだもんね。観なくちゃね。



“メロディ”から始まると思わなかったのでびっくりして「やられた!」と思った。

確か京都でのアコースティックライブのときが同じだったかな?(わたしは行けなかった)

メロディから始まるなんてめったにない。




次は“sonar

この時点で、昨日とセトリを全部変えるのかな?と思った。

4日の大阪での“sonar”が凄かったのを思い出した。今日もいい。



“なんとなく”

よくライブでやるこの曲、今まで聴いた中で一番よかった。



 なんとなく生きている 自由のせいにして




決して激しい曲じゃないのに、後半のこの部分で気づいたら息を止めて拳を握り締めて聴いていた。

曲が終わってからも、成山くんの声が全身に染み付いたような錯覚を覚えてふわふわしていた。


 
 消えないように 流されないように
 見えないように 離されないように
 いつも一人で見ていた いつも一人で




この曲の違った面を見た気がした。

というより、わたしはこれだけスリーピーのことが好きだと言いながら、彼らの本質が見えていないんじゃないのか?と・・・ちょっと背中がぞくっとした。





アルバム『archive』でnew takeされたあと、ライブでも“inside”のアレンジ変わったよね?

イントロがとても好きで、久しぶりに聴けて嬉しい。




“spinal cord”


いつ以来?あんまり久しぶりなので、「このタイトルなんだっけ?」と思ったほど(ごめん)

前聴いたのがいつか思い出せなくて調べたら、2007年3月の新宿MARZのワンマン以来だった・・・

そのときもライブ後みんなで「あの曲なんて曲だっけ?」と言っていたような気がする。

インパクトの強い曲なのにね。




ラストは“ねむろ”


もう終わりだ、しばらくスリーピーに会えないんだな。

先日ちょっと体調を崩してから弱気になってしまい、ライブに行けるのもあと少しかも、という思いが強くなっている。


大げさだけど、「明日は会えないかも」と思ってしまうんだよ。


そんなことを考えながら聴いていると、やっぱり泣いてしまった。


“ねむろ”はね、やさしすぎるんだよ。

そばにいて抱きしめてくれる、というのではなく、遠くにいても見守ってくれている、というような感覚。

うまく言えないけど、いつもこの曲を聴くと「ありがとう」と言いたくなる。



珍しく(?)MCはほとんど覚えていません。

田中くんが、「身体を動かしてもいい、じっと聞き入ってもいい。思い思いに音楽に浸ってもらえれば嬉しいです」みたいなことを言われたような。






オウガとスリーピー、全然音楽のスタイルが違うから、対バンだとお互いの良さが薄まってしまうんじゃないのか、と危ぶんでいたんけど、それはまったく違った。

スタイルが違うからこそより鮮やかに、そのバンドの持ち味が生きていた。

例え出演順が逆になっていてもきっと同じだ。

力があるってこういうことかな?と思った。







オウガとスリーピーのライブを全力で見すぎて(笑)疲れたので後ろに下がった。


te’は初めて見るし、呆然としちゃったらファンの方に申し訳ないし。





te’



・如何に強大な精神や力といえども知性なくしては『無』に等しい。
・思想とは我々の選ぶものを見せず、我々の好むものを『見』せる。
・愛も信仰も同じ様に日々のささやかな勤行でのみ『維持』される。
・他に寄せる信頼の大部分は、己の内に抱く自信から『生』まれる。(新曲)
・沈黙中の表情にこそ、言葉選びに勝る本当の雄弁が『存在』する。(新曲)
・言葉を用いて奏でる者は才能に在らず、ただの記憶に『過』ぎぬ。
・(新曲)
・人間は自分自身が見えない故に、他人に理想の『姿』を認め易い。
・死闘、勇鋭、死憤、励鈍、倖用、待命、陥陳、勇力、必死、冒刃。




セットリストはいただきものです。ありがとうございます。(新曲2曲のタイトルもいただきました。#8さんありがとうございます)


その方いわく、「超曖昧」だそうですが、オフィシャルに行って曲のタイトルを確認してぶっ飛びました(笑)


これ、曲のタイトルでいいんですよね?すげぇ・・・全部30字!?




te’は、4人編成のインストのバンドで、超かっこいい轟音ロックだった。

ドラムがステージ左に位置してほんとに凄い。


最後尾にいたけどもっと見たくて、フロアの真ん中ヘンまで上がっていった。


新曲の1曲め、好きだなー、音源聴いてみたいなー、と思った。



何曲目かでギターの方(konoさん?)が「こんばんは!te’(て)です!」と言おうとされたが、マイクが入らずスタッフさんが慌てて飛び出してきた。

そのあとのMCでもやっぱり入らず再度出てきたスタッフさん、「スイッチが・・(入っていません)」とマイクのスイッチを入れた。


「いまどきライブハウスのマイクにスイッチがあるの〜!?」(笑)




そのあとも「カンペ見ながらしゃべります」とMCされるんだけど、なぜか後ろを向いて。いつものこと?顔が見えないよ?



「歌、歌、歌、ときて最後がこんなんでごめんなさい!」(笑)

「トリというよりオチ、ということで」(爆)



とにかくMCがおもしろい。インストのバンドさんのライブでこんなに笑ったの、初めて。



これからのライブ予定を紹介されるときも、

ライジング、さ〜ん!」

と、世界のナベアツ風に言われて爆笑を誘い、見事にオチの役目を果たしておられた(え)


いや、ほんま、かっこよかったです。


アンコールでもうひとりのギターの方(hiroさん?)が、お客さんの上にダイブされていて盛り上がっていました。




新しくできたというte’タオルがかっこいいので買おうかどうしようか迷っているうちに、物販が終わってしまった・・・




3つのバンドとも持ち味を発揮されて、素晴らしいイベントだった。




スリーピーのみなさんにも「しばらくお会いできないけどお元気で!」とご挨拶できたし、オウガの出戸くんにも握手とサインをしていただいた。(若い女の子たちに混じって並ぶのはちょっと恥ずかしかった・・・)


悔やまれるのはオウガの缶バッジが売り切れていて買えなかったことだな、うん、残念だった。



いつもライブに持って行くバッグにつけたいわけです。

オマエ、いくつやねん!っていうツッコミは無しで。