星と石ころ日記

神戸在住。風の吹くまま気の向くまま。

the pillows PIED PIPER TOUR @なんばHatch (7/24)



やっとやっと、PIED PIPER ツアーの日。

東のほうの友人の日記を読ませてもらいながら、心待ちにしていたよ。



次男と待ち合わせしてなんばHatchへ。


開場までの30分で、プチ(?)遠征して来られたレムさんやKEIKOさん、いなざわさんにお会いして、MIRUさんにメールして、ロッカーに荷物を預けて下のカフェで腹ごしらえした。あーーー忙しい(笑)



開場。中に入ったら、フロアにセッティングされた柵の数を見てビックリ。

2年くらい前までは柵なんてなかったよな。



前から2つめの柵で仕切られたブロックの、さわおさんとPeeちゃんの間に陣取る。定位置?


どんどんお客さんが入って来て、見渡せば2つ目、3つ目のブロック周辺、男の子でいっぱい。

今までのピロウズのライブを観た中で、一番男子率が高かったように思う。


ステージ後ろにはいつものように3本の剣のフラッグ(?)が・・・・と思ったら、PIED PIPER TOUR Tシャツの「P」のマークに変わっていた。


  ⇒  



 ↓

以下ネタバレあり。(開けたらすぐセットリストあります)

超長くてイタいです(ほっとけ!)<セットリスト>


01.No Surrender
02.Mr.Droopy
03.Voice
04.PIED PIPER
05.Wake Up! dodo
06.New Animal
07.Across The Metropolis
08.Tokyo Bambi
09.Go!Go!Jupiter
10.Walkin' On The Spiral
11.Back Seat Dog
12.Tokyo Zombie
13.Last Holiday
14.ICE PICK
15.その未来は今
16.Ladybird Girl
17.パトリシア
18.Purple Apple
19.That's a wonderful world (song for Hermit)
20.Finger Post Of Magic
21.Winning Come Back!!
22.Poison Rock'n'Roll
23.RUNNERS HIGH


En 1

01.Fool on the planet
02.Blues Drive Monster


(Poison Rock'n'Roll )



En 2

03.ハイブリッド レインボウ




Voiceまで3曲ぶっ飛ばしてMC。


「大阪、久しぶりじゃないか」

一斉に上がる拳。

男の子たちが突進してきたのでちょっとだけ横移動。

最前ブロックはモッシュでエラいことになってた。みんな若いなあ(笑)



「今回のツアーはいつもより長いから」

まばらな拍手。


「あれ?意外に反応薄い?(笑)

あ、本数じゃなくて、曲数ね」

おおおーーー!と大歓声。



以下のMC、順不同。


●(唐突に)「真鍋くんさぁ・・・ そのTシャツ 似合うよね」


Peeちゃん、PIED PIPER Tシャツ。


Pee「何故か、似合っちゃうんですよ」(笑)

胸に「P」、肩に「PPP」だもんね。PeeちゃんのためのTシャツみたい。




さわおさん、クルッと振り向いて)「それに比べてシンちゃん!」

みんな一斉に注目。


シンちゃんは・・・緑のTokyo Bambi Tシャツ!胸にでっかいバンビの顔。

あちこちから“かわいい!”と声が飛ぶ。


シン「意外に可愛いキャラクターが好きだったりします(笑)

でも、これ着て場外馬券売り場にいたらマズイよね」

さわお「馬、馬じゃない」(爆)


で、「アメリカで散歩中にできた曲」とTokyo Bambiへ。


ちなみに淳くんは、Purple Apple Tシャツ、さわおさんは赤・黒・白の太いボーダーのポロ。



さわおさん、自分のギターをみんなに見せて、「これ、新しいギター!」


おおっ、と拍手。


ボディが白と黒のスタイリッシュなデザイン。


クルッとウラを見せて「ホラ後ろも!」


ウラも白と黒で綺麗に塗ってあって、かっこいい。


さわおさんの自慢げな顔は、宝物を内緒で見せてくれる少年みたいだった。

まったくぅ〜、かわいいんだから!(笑)





●Walkin' On The SpiralやBack Seat Dog、久しぶりに聴けて嬉しい。


インストのTokyo Zombie、ライブで聴くとさらにかっこいい!


「Last Holidayは、去年のツアー中に大阪のホテルでできた曲」

と言われて喜ぶ。なんで喜ぶのかは自分でも不明だけど、そう言われたら曲に親近感持っちゃうよね。



ICE PICKはライブで初めて聴いた。

タイトルがなかなか思い出せなくてイラッとした。


●「真鍋くんさぁ・・・ ギター好きだよね(笑)

今使ってる真鍋くんモデル、58万もすんだぜ。 作ってるとこ大阪にあるから、来るたびに打ち合わせしてるんだけど・・・
俺が漫画読んでる後ろで、知らないギター用語が飛び交ってるんだよ」(笑)

Pee「これは○○○で・・・詳しくは来月のギター○○○○(雑誌名)を読んでください」(笑)


さわお「俺のは本体4万5千円、塗装に19万かかってます(笑)おかしーだろ?(笑)

真鍋くんが、一番ギター好きだな〜と思ったのは、楽屋とかホテルとかで弾く用のちっちゃいギター持ってるじゃないですか。(うなずくPeeちゃん)

まあ、それはいいとして(笑)この前の浜松のライブが終わって、パンツ一丁になって汗拭いてタクシーを待ちながら、俺が雑誌の袋とじ破ってる時にね(笑)、

真鍋くん、着替えてからまたギター弾いてたんだよ!」


おおっ、とみんなで感心して拍手。


Pee「・・・ギターが上手くなりたいんですよ」


おおおおおっ!!!


さわお「(小さい声で)俺、プレッシャーかかるな(笑)

俺は袋とじ破るのが上手くなったよ」(爆)

Peeちゃんが身体を折り曲げて笑い転げているのを見て萌えたわたし(笑)


さわお「ワンマンでちやほやされたあと、HIGHER GROUNDに行くの、つらいなあ」(笑)

「この前のap bankも、久しぶりにアウェイ感味わったよ」


“俺、行ったよ〜”という声があちこちから飛んだ。

「・・・たとえばさ、今ここにいる2千人が盛り上がってくれても、あとの2万5千人がぽかーんと見てるんだぜ?」(笑)


でも、わたしはアウェイのときのさわおさんが大好きです。

負のオーラがにじみ出るのに負けまいとして、がんばってるさわおさんを見てると一緒に闘いたくなる(笑)





それからap bankの話へ。

中村中さんがキレイだったね。
もう男でも女でも、どっちでも良くなってきたよ。


とか、楽しい話題もあったけど、


「いい人たちの中で、俺、毒を吐いちゃったんだよな・・・

俺、来年20周年なのにな〜と思ったりしてな」

と。


アウェイ感たっぷりなのがイヤだったから、だけじゃなさそうだ。



●パトリシアを聴くと、去年のウィンターランドのライブを思い出す。

さわおさんのノドが不調で、セットリストを差し替えて、

「今日しかやらない特別プログラム。喜んでもらえるかな。好きだといいな」

と言ってやってくれた曲。


あの日からパトリシアはわたしにとって特別な曲だ。




●Purple Apple のハンドクラップは意外と難しい。


タンタタ・ン・タン ン・タタ・ン・

って休むとこが・・・(意味わからんね)


イントロからハンドクラップを先導し始めたさわおさん、お客さんがついて来れない様子に苦笑い。


くそ〜〜!練習不足だ!

猛特訓して次回こそ!(と、気合を入れる)




●20曲くらいやってから、

さわお「普通ならここでライブは終わるんだけど・・・今日はまだまだあるよ。

・・・11曲で40分無いなんて思わなかったんだ」


(アルバム『PIED PIPER 』は11曲で37分42秒)


「みんなは長いほうがいいのかな?16曲とかだと、早送りする曲とか出て来ない?」


お客さんに尋ねるさわおさん。


「(『PIED PIPER』も)1〜2回聴いたらインスト曲は飛ばす、とかやってない?」


やってないやってない(笑)





●メンバー紹介、淳くんから。


淳「僕は、曲数がいっぱいのほうが嬉しいです。1曲いくら、なので」(笑)

淳くんはサポートベースなのです。


さわお「じゃあ、髭(HiGE)みたいに1曲40分のアルバムなんてとんでもないわけだ」


淳「とんでもないとんでもない。だから・・・(ちらっとさわおさんを見て)よろしくお願いしまーす」(笑)



Pee「今日、すごい楽しいね。

すごい楽しくて、もうこんなに終わっちゃったのかと思うんだけど・・・

ずっと終わりたくない気持ちです。

今日、最後まで楽しんでってください。よろしく!」



Peeちゃ〜〜〜ん!!(←できることならハートの絵文字、つけたい気分)



さわお「この短い間ですごいって4回も言ったね」(笑)

4回、言ったっけ?(笑)




シン「真鍋くんさぁ・・・

今日終わっても また楽屋でギター弾くんでしょ? (笑)

キミのライブは終わらない!」



わぁ〜〜っ!と大歓声。


決まったぜ!って顔のシンちゃん。




●本編ラストはRUNNERS HIGH !


今日のセトリは知らなかったので、すごーーーい嬉しかった!


RUNNERS HIGH って、飛んだり一緒に歌ったりハンドクラップしたり、ライブで聴くと300倍くらい楽しい!




●そしてアンコール。


さわお「曲をやる前に言っておきたいことがあるんだ。

しつこくapの事なんだが(笑)

GLAYはあんな真っ黒の服を着て、髪を立ててるのに、TERUくんが出すオーラですごく爽やかなんだよ。

俺も今日と同じ服で、桜井の服のドクロよりも爽やかなのに、なぜか毒が出ちまってな。ドクロのほうが爽やかだな(笑)


・・・・・



俺は、人間性は全然ダメだけど

音楽性は最高だから

俺とおまえらは音楽でつながってるんだろ?


またいい曲を作って

おまえらを絶対裏切らないから! 約束する。


久々に歌う。

Fool on the planet、聴いてくれ!」



“Fool on the planet”


バンプがトリビュートで歌ったハイブリットレインボウに感動して、

こんなすごい曲を作る「やまなかさわお」ってどんなひとなんだ、と思って、

ベスト盤の『Fool on the planet』を聴いた。


そして1曲目のFool on the planetを聴いて、どうしてもライブに行きたくなり、

初めて行ったライブが、2005年の12月2日、ここ、なんばHatch


そのときのFool on the planetの、お客さんのシンガロングにまた感動して、わたしもこのひとたちの仲間になりたい!と思った。



そして2006年12月、レコード会社を移籍する直前のライブで、


友達から来たメールに『移籍しても変わらないでがんばってくださいね』って書いてあって、腹が立った。

「ストレンジカメレオンを作ったのは僕ですよ?Fool on the planetを唄ってるのは僕ですけど!それ、みんな知ってるよね?」


「俺たちが17年間どんな想いで、何と戦ってここに立ってるのか、わかってくれないのかなと思って・・・一人でもそういう人がいるのは寂しかった。」


そう言ったさわおさん。


だから、Fool on the planetはさわおさんの魂そのものなんだ。




この曲をやってくれるだけでも泣きそうになるのに、


ap bankで何があったのかは知らないけど、

心情を吐き出すようなこの日のFool on the planetに、


泣いてしまった。


が、斜め後ろあたりにいる息子の存在を思い出して、汗を拭く真似をして涙をぬぐった。


なんであんた、今日そんなとこにいるんだよ!(←誘ったひと)



 誰もが忘れても 僕は忘れたりしないぜ

 世界が笑っても 自分を疑わない


 時代が望んでも 流されて歌ったりしないぜ

 すべてが変わっても 僕は変わらない




まばたきするのも忘れて、歌っているさわおさんを見た。


鳥肌が立った。






アンコール2曲目のBlues Drive Monsterが終わって、さわおさんがかっこよく締めて退場。


(すごくかっこいいこと言ってたのに、Fool on the planetが頭にこびりついてて思い出せない・・・)



Poison Rock'n'Rollが流れてきて、いつものようにみんなで歌い・・・たかったが、英語なのでサビだけで盛り上がった(笑)



鳴り止まない手拍子。




Wアンコールでハイブリットレインボウ。


Fool on the planetを抱えたままで飛んだ。





さわおさんは何かのインタビューで、

「俺は自分が好きなことをやってるだけだから、“ありがとう”って言われるのは違うかな」


みたいなことを言われていたけど・・・・



もらった感動を表現するには、やっぱりこの言葉しかないんだよ。





ありがとう。