RUSH BALL 2008 -10th Anniversary-＠泉大津フェニックス（8/31）
RUSH BALL 10周年ということで、今年は2日開催。
1999・2000年は大阪、2001〜2004年は神戸で、2005年からは会場をまた大阪の、今の泉大津に移して開催、今年で10年。
Re:mixとカブったため、わたしは2日めだけの参戦。
前日とはうって変わって晴れ。それでも三宮の集合場所に行くときは雲が厚かった。というより昨日の雨の名残か？
ツアーバスに乗って約45分、早く着きすぎてバスの中で待機となる。
降りてからも開場まで1時間待つ。
（写真は入り口の壁に貼ってあった、歴代の旗）
先に入っておられたアッコさんとMさんにご一緒させてもらい、シートエリアの前方に場所を取ることができた。ありがとうございます！
このところの天候の変化と、自分の立てたハードなスケジュールに身体がついていけず、座るなり寝そうになる（笑）
だいぶ元気になったものの精神的にもしんどくて、それでもライブには行きたくて、ブレーキとアクセルを同時に踏んでいるみたい。
そんなときでもおなかは減るもので、メインステージでオープニングアクトが始まったのを見ながら腹ごしらえをすると本当に眠くなった。
いかんいかん。何しにここまで来たんだ。
メインステージの反対側にある、ATMCテントのオープニングアクトを見に行った。
◆いろは（ATMC）
開場を待っている間にやっていたリハが楽しそうだった。
で、ライブも楽しかった。
「お目当てのバンドが良いライブを見せてくれてもテンション上がるけど、
誰かわからないようなバンドが良いライブをしたらもっとテンションあがるよね？」
そうそう、それがフェスの楽しみ。
テンションの高い、ハジメマシテでも、すぐに友達になれるような人懐っこいバンドだった。
◆ASPARAGUS（メイン）
初めてライブで見た。トップバッターながらドラマチックなロック。かっこいい！
でもMCになるとお笑い系？（笑）
「まだまだあんなモンじゃない、今日ので20％くらい」とはMさん。
そのあとシートに戻って横になって、ATMCから聴こえてくるsister jet の音を聞いていたらウトウトしてしまい、ジンの音が遠ざかって・・・
こんな暑さの中で眠れるのが不思議。
上に向けたほうだけ焦げそうなのでひっくり返してもらわなきゃと、七輪の上のサカナみたいな気分で眠っていた。もちろん汗びっしょり。
そして『雷音』で目が覚めた。いっぱい眠ったようでも20分くらいだった。
（寝転がって見上げた泉大津の空）
初めてのバンドが続くが、今日はムリをしないでおこうと音だけ聞いて過ごした。
◆hare-brained unity （ATMC）
何度も見るチャンスがあったのに、いつも見れなかったヘアブレを今日こそ。
寝起きでふらつきながらも気持ちよくて踊った。
気持ちいい。
ATMCがダンスフロアに変身。
そのあとまた疲れてシートに戻り眠る。
フェスでこんなに寝たの、初めてだ。しかも炎天下。
一応タオルで顔と腕を覆っただけでウトウトできたのは、時折吹く冷たい風のおかげ。
ただしこの風は匂いつき。
潮の匂いではなく、埋立地の匂いらしい。前来たときもあったっけ？
とにかくがっつり見たいバンドを絞ってひたすら眠る。どこでも眠れるのはこれ、いわゆる特技？（笑）
起きたら水分とって冷たいもの食べてと、典型的夏バテコース。
2日も3日もフェスに参戦できる人ってすごいなあ。
◆LITE（ATMC）
メインでSPECIAL OTHERSが終わってすぐだったので、
「インストバンド続きだけど楽しんで下さい」と。
とにかくかっこいい！
ガンガン攻められて目が覚めた。
ステキなインストバンド、たくさんあるけど、LITEはいちおし！
◆ゆらゆら帝国（メイン）
シートに戻ってスクリーンを見ながら聞いた。
後半めちゃいい感じの曲（表現力ゼロ）があって、あとで調べたら『EVIL CAR』『３×３×３』のよう。音源チェックせねば。
このあたりからエンジンがかかり始めたが、後半に向けて食事をする。
ハンバーグ丼！（笑）食べていてSCOOBIE DOを見逃す。
◆ACIDMAN（メイン）
盛り上がって前方でダイブ。スタッフが止めるのが見えた。
ペットボトルの水を撒き散らし、投げ上げるヤツも。（←これは嫌い。ダイブのほうがまし）
『赤橙』が聞けて嬉しかった。
沈みかけた夕陽を見ながらATMCへ。
◆the chef cooks me （ATMC）
今日絶対見ようと決めていたバンド。
ステージ上は西日で暑そうだったが、
「あっちを見て下さい！ちょうどいい感じでございま〜す」と夕陽を指差し最初から大盛り上がり。
ダンスありハンドクラップあり、「ATMCのアイドルバンドで〜す♪」と笑いあり（笑）
いっぱい笑うと元気が出るね。
10/3のGSGP＠シャングリラ、出演はOGRE YOU ASSHOLE、the telephones、and more・・だったけど、moreはどうやら彼ららしい。
その告知を聞いて思わずバンザイしたわたし（笑）
ラストの曲でボーカルのシモリョーくん、ステージを降りてお客さんの中へ。
一瞬ビックリしたお客さん、彼を中心にモッシュが起こり、最後には胴上げを（笑）
いやはや参りました！
終わって振り返ると夕空を飛行機が飛んでいた。
ATMCではメインのライブが終わるのを待って始まるけど、メインは時間がきたら始めちゃう。
だからシートに戻ると次のBOOM BOOM SATELLITESが始まっていた。
お客さんもいっぱいで、みんな気持ちよく踊っていた。
それを見ているだけで楽しくなった。
◆オレスカバンド（ATMC）
モタモタしているうちにテント前は超満員。
約40箇所のアメリカツアーを終えて帰国し、2箇所目のライブだとか。
「ありがとう、ありがとう！」って何度も言って、それにお客さんも答えて熱いライブだった。
ストレイテナーの始まる前にシートエリアを引き上げ、ATMC近くに荷物を移す。
sleepy.abとサカナクションが見れたらもういいや、と思い、テナーの音を聞きながらテント前で待った。
待っている間にアッコさんも来られた。
わたしたちの後ろの二人連れが、スリーピーのことを「ab（エービー）が・・」と呼んでいて、間違いを指摘したくてウズウズした。
わたしも最初、「スリーピーエービー」って呼んでたもんな。
でもそういう人たちが、早くから出番を待ってくれていて嬉しくなった（母目線 笑）
去年のRSRに行けなかったので、スリーピーを野外で聴くのは初めてだ。
太陽はすっかり沈んで、夜になっていた。スリーピーにぴったりの雰囲気。
◆sleepy.ab（ATMC）
01.メリーゴーランド
02.四季ウタカタ
03.メロディ
04.ねむろ
曲数は少なかったけど、深くて濃いライブだった。
前日の名古屋では、みんな少し元気がないのかな、と心配していたけど、丁寧に心をこめて曲を届けてくれた。
まわりは暗い闇、心地よい風に吹かれながら聴く成山くんの声は温かく澄んでいた。
この日のラインナップの中ではおそらく異質と捉えられるかもしれない。
お祭りらしいナンバーもない。
それでも今まで彼らがコツコツと積み上げてきた美しい音楽が、初めて聴くひとにもきっと届いたと思う。
名古屋で、わたしが勝手に元気がないように感じて、「大丈夫？」と聞いたら、「こう見えて意外に丈夫なんですよ」と微笑んでくれた成山くんの顔が浮かんできた。
いつか野音のステージで、彼らの音楽を聴いてみたい、と思った。
『メロディ』と『ねむろ』でまた泣いた。
いつも力をくれる曲。今日はあたたかく包んでくれた。
流れる涙にもいろんな意味があるね。
スリーピーが終わったので少しだけ後ろに下がって、サカナクションを待った。
スカパラが終わったらいきなり花火が上がった。
あれ？それは最後に上がるんじゃあ・・・みんな唖然として空を見上げた。
↑なんとか撮れた1枚。
あの花火、上げるタイミングが早かったのか、演出なのか、40分遅れの進行にやむをえず早く上げたのかは不明。
そしていよいよサカナクション。
サカナなのにトリ！（こればっか 笑）
◆サカナクション（ATMC）
01.インナーワールド
02.三日月サンセット
03.サンプル
04.マレーシア32
05.(新曲)
06.白波トップウォーター
07.ナイトフィッシングイズグッド
「ラッシュボールはまだまだあるよー！」と一路くん。
新曲まで岡崎さんのキーボードでつなぎ途切れなく。
そのスピード感に振り落とされないよう必死でついていった。
『三日月サンセット』聴くの久しぶり！
サカナクションは今年のフェスの最多出場バンドだとか。
福岡、広島、幕張、舞洲、それからなんとかシャワー、そうそうRSR、などなど。
それでもトリはおそらく初めてだろうしお客さんもいい感じに盛り上がっていたためか、
「大阪が一番好き。名前をオオサカナクションに改名します！」って。
『白波トップウォーター』がフェスで聴けるとは思わなかった。
ラストは『ナイトフィッシングイズグッド』
あのゴスペルみたいなコーラスが聴ける！
と待っていたらベーストラブルでだいぶ待たされた。
一路くんあわてず騒がず、
「最後なのにこのトラブル！神様、ありがとう！！（笑）
だってみんなと長い時間一緒にいられるだろ？」
いろんな意味でスケールの大きくなったサカナクション。
前のクアトロのワンマンのときに、
「今サカナクションは出世魚で言えば一番下にいます。
大きくなって・・・カンパチとか（笑）、また大阪に来ます！
待っててください！」
って言ってたけど・・・大きくなったねえ・・（やっぱり母目線 笑）
またミナホに来てくれるので楽しみに待ってるね。
帰りもツアーバスのため、余韻に浸るヒマもなく荷物を持って小走りでバス乗り場へ。
途中みかけた手作りのライト。
夏ももうすぐ終わるね。
