星と石ころ日記

神戸在住。風の吹くまま気の向くまま。

LOST IN TIME「希望」発売記念インストア ライブ@タワーレコード新宿店(11/29)



元々この11/29は、sleepy.acsleepy.abのアコースティックver.)のライブのために東京行きを決めていた。

そこに降ってわいたようなロストのインストアライブの話。


ずっと東京以北のライブが続いているロストだったので、今年はもう会えないだろうとあきらめてオフィシャルからも足が遠のいていたわたしに、友人が教えてくれたのでした。


18:00からのインストアライブ。

sleepy.acは19:00開演。対バンあり。
対バンのTICAをあきらめたら、ロスト観てからスリーピーに間に合う・・・

散々迷ったが、やっぱりロストに会いたい気持ちが勝って、無謀にも東京でライブのはしごをすることにした。



ロストと初めて出会ったのが、2005年11月20日タワレコ神戸(センター街にあった頃)でのインストアライブ。

場所は違うけど同じタワレコのインストアライブということで、3年前の記憶が蘇ってきた。(年を取ると昔のことはよく覚えている 笑)

みぎりんと初対面だったのもこの日だったよね?

そして長男の受験の日だった。(この日受けたところは落ちた)


その頃はこんなにロストが好きになると思っていなかったので、日記もさらっとしたもん(笑)⇒http://d.hatena.ne.jp/firesign0916/20051120/p1



そんなことを思い出しながら、そしてこの3年で本当にいろんなことがあったなあ、と思いながら、タワレコ新宿店に17時過ぎに着いた。

イベントスペースはすでにお客さんでいっぱい。

リハーサルをしているらしく、人の頭で姿は見えないが、海北くんの声が聞こえてきて倒れそうになった(笑)




よく考えると8月の音速ラインのイベントでロストに会っているから、去年5ヶ月待っていたことを思うとそれほど期間は開いていない。

でももうずいぶんロストに会っていなかったように思えた。


人のスキマから覗くと、前方に友人の友人(すでに友人って言ってかまいませんか?)のSくん発見。

リハ中というのをいいことに、人の間を縫ってSくんのところへ行った。

そこは3列目の左端、海北くんの前だった。

わっ!メガネの海北くん!
年甲斐もなく、ドキドキした(笑)



3人で入念に音チェックしてから、海北くんが「もう少ししたらライブが始まります。よろしくお願いします!」と言って、一旦退場。

お客さんが何人か去って行って、Sくんと一緒に2列目に。前(最前)には8月にBIG CATでお会いした女の子がおられたので、ご挨拶した。

その女の子の隣にいた女性の方が、わたしたちの会話が聞こえたのか振り返って「遠方から来られたんですか?」と尋ねられたので、「神戸からです」と答えるとびっくりされた。


開演までの30分の間、わたしが初めてロストを観たのもタワレコ(神戸)のインストアだったこととか、そのときは柊、呼吸、羽化とあと1曲(誰かはいらないだった)やってくれて、「呼吸は初めてインストアでやります」と海北くんが言っててものすごく感動して聴いて・・・とか、わたしの思い出話をSくんは優しく聞いてくれた。(一方的に喋ってごめん)

それにしてもなんでこんなに思い出すんだろか?


30分はあっという間に過ぎて、再び3人が登場。

アコースティックなので3人ともイスに座って(源ちゃんはカホーンに座って)演奏するらしい。


振り向けばお客さんがいっぱいになっていて、「1歩ずつでも前に詰めてくださーい」とスタッフの方が言われていた。

3人の後ろがでかいスクリーンになっているので、後ろの人はそれでなんとか見えるのかな?




01.羽化
02.柊
03.声
04.呼吸
05.北風と太陽
06.青春の欠片
07.希望


3人ともリラックスしていて笑顔で、とってもいい雰囲気。

三井くんのギターが、特に後半ものすごく良くて、温かい豊かな音だなあ、と癒される。


海北くんは、1曲以外はベース。ギター弾いたのは“青春の欠片”だっけ?



海北くんの右手の壁には小さいモニターがあって、そこにガキ使いのDVD(絶対笑ってはいけない病院)が流れていて、それが海北くんの好きな番組だったらしく、視界に入って「困った。気になる〜」と言ってておかしかった。

源ちゃん、「アウトっ!」って言ってた。




昨日はJ-WAVEで同じようにアコースティックライブをやったけど、お客さんがいないところでやってやりにくかった。ひとりでもお客さんがいたらその反応が伝わるし、お客さんに救われています、と。




“声”をライブで聴くのは初めてだ。

まさかこの曲をやるとは思わなかった。手拍子はいらんやろ?と思いながらじっくり聴いた。




そして、“呼吸”

さっきまで思い出していた“呼吸”


この3年間のいろいろな出来事が思い出されて涙が出てきた。

海北くんの声が胸に響いてくる。久しぶりの感覚。




歌い続けてくれてよかった。

ベースでもギターでもなんだっていい。

またこの声が聴けてよかった。


店内の明るさが、なんとか涙を止めてくれた。よかった。





「僕は嘘をつきます。

必ずしも嘘をつくことが悪いとは思いません。

でも、覚悟がないと、その嘘が人を傷つけ、自分も傷つけます。


・・・胸にこみ上げてくる何かがあれば、その覚悟ができるように思います・・・・」


なんだか、最初にロストのワンマンを観た3年前のBIG CATの空気を思い出した。




それから、自分は今28歳。何事もなければこれから30代、40代と年を取っていく、と前置きした上で、

「年を取ると照れくさくて言えないこともあるけど、忘れちゃいけないこともあります。」

という意味の話をして“青春の欠片”


この曲は、聴けば聴くほど好きになる。

3人のコーラスも、すごく綺麗だった。





最後のほうで、「メンバー紹介しようかな」と海北くんが言ったときに、源ちゃんは次の曲をカウントしようとしていたらしく、ちょっとずっこけ(笑)


「僕たちはかみ合わないんだよね」(笑)

「そうかな?そうだね」(笑)

と二人で話す姿にほのぼのした。



三井くんを紹介したとき海北くんが「ユースのアルバムの話したら?」と話を振ると、三井くん、

「え?いいの?(ここでユースの宣伝したら)イヤなやつじゃない?」(爆)


三井くん、かわいい!(笑)

海北くんにもう一度促されて、「12月3日にユースのアルバムが出ます!」と。


そしてその12月3日から、3週連続水曜日にロストがワンマンをやる。

行きたいけど行けないわたしは、そのワンマンの話をしている海北くんを見ない振りをした。




ラストは“希望”

これをアコースティックで聴くのはもちろん初めて。

サビの部分でまた泣きそうになり、ぐっと耐える。

海北くんの声、やっぱり好きだ。




ライブ後、新宿または渋谷タワレコ店でシングル『希望』を買ったらもらえる特典引換券を持っている人は、サイン入りポスターがもらえるとのこと。

その券を持っていなかったわたしは、さっさと次のライブに行くつもりだったが、今日買っても券がもらえるという、スタッフさんの甘い言葉に誘われ2枚目の『希望』を買った。


源ちゃん、三井くん、海北くんの順に並んで握手をしてくれて、最後にスタッフさんがポスターを渡してくれる。

「今日はお客さんが多いので、ゆっくりお話はできませんが・・」とスタッフさんに言われ、みんなもっと喋りたいのをがまんして、順番に並んでさっさと進む。


それでも3人はとても丁寧に対応してくれて、源ちゃんに「ありがとう」と、三井くんには「アルバム買いますね!」と言って握手をしてもらった。


そして海北くんには、「また関西にもライブに来てくださいね!関西代表でお願いしにきました」と言ったつもり。(あがってしまってうまく言えず)

海北くん、「来年はコンスタントに関西にも行けると思います!」と言ってくれたので、嬉しくなって両手で握手(笑)


約束だよ。



ずっとロストに会えなくて、ひがんだり心配したり、悲しくなったり「もういいや」と腹が立ったりしていたけれど、わかったことは「やっぱりロストが好きだ」ということ。




「好きなら素直に好きでいましょう。」



そう言ったのはわたしだった。



余韻に浸る間もなく次のライブハウスに走ったが、翌日空港に向かう電車の中でずっとロストを聴いていたら、ポロポロ泣けてきた。

怪しすぎるおばさん(笑)



 君の言葉が 今になって
 僕の心に 穴を空ける



またいつか、“サンカク”を聴きたいなあ。