星と石ころ日記

神戸在住。風の吹くまま気の向くまま。

おとぎ話 “理由なき反抗”レコ発ツアーファイナル@梅田Shangri-La(12/22)


ゲスト:ワッツーシゾンビ


朝から小雨模様で、この雨が上がったら寒くなる、という天気予報を聞きながら家を出た。

今日は今年最後のライブ。

実はこの日行きたいライブが3つ重なってしまい、散々悩んだ末おとぎ話のツアーファイナルに行くことにした。



梅田に着いたら雨が上がっていて、予報どおりに冷え込んでいた。

開場時間の18時半、ぎりぎりにシャングリラに着いた。

最前にも行ける整理番号だったけど、今日はまったり楽しみたかったので、1段高くなったドリンクカウンターの前に場所を確保した。



あとから入場してきた友人たちとおしゃべりしながら開演を待った。開場から開演までが30分というのはやっぱり楽だ。


まずはゲストのワッツーシゾンビ。観るのも聴くのも初めてだ。

右側のマイクに大仏のマスクがかぶせてあって異様(笑)





ワッツーシゾンビ



3ピースバンド。邪馬台国(奈良)発らしい。

ベースなしで、ドラムとツインボーカル(ギター)で、ふたりとも決していい声とは言えないが(ごめん)、パワーがあって惹きつけられた。


あとで検索したら、「関西アングラ界が生んだ激烈トリオ」とか、「苛烈なサウンドに想像を絶する歌詞を乗せて無軌道に爆走しつづける、関西発ベースレス・ロック・トリオ」と紹介されていた。



2nd アルバムのタイトルが『ブッダ マスク レボリューション』。

その前のは『ブッダ・マスク・エクスペリエンス』、『仏のライヴ』。


マイクの謎は解けた(笑)



MCは少なめで、「おとぎ話、レコ発おめでとう〜!!」とか、

「有馬くんと友達」「ほとんど同時に“愛のテーマ”っていうタイトルの曲を作った」とか言われていた。




6曲くらい演奏してから、いきなりドラムの人がスネアを持ってフロアに下りてきた。
そしてお客さんの間を縫ってフロアの後方(段があるところを含めたフロア全体からみたら真ん中へん)にドラムセットをセッティングし始めた。

スタッフさんがステージ上のドラムセットをフロアに差し出したら、最前にいたお客さんがそれを受け取り運ぶ、という珍しい光景(笑)


ドリンクカウンター前にいたわたしたちのちょうどまん前に、組み立てられるドラムセット。
目の前にシンバルが(笑)


そしてギターのふたりもフロアに下りて、お客さんの真ん中で2曲演奏。

ノリノリでダンスする人、びっくりしながら手拍子する人、ちょっと引いた人、さまざまだったけど、めっちゃ楽しかった!


特に最後の「無愛想だけど キミが好き♪」っていう歌詞の曲がよかった。なんてタイトルかな?

わたしは気づかなかったけど、おとぎ話の有馬くんがステージ袖から覗いておられたようだ。



演奏したのはおそらく“ワッツーシゾンビ、愛のテーマ”“THIS IS レボリューション”など。

いや〜、かっこよかったです!機会があれば、また観たい。






◆おとぎ話



<セットリスト>

01.言葉の言葉(新曲) 
02.ネオンBOYS 
03.また、よろしく 
04.KIDS
05.赤へ飛び込め
06.おとぎ話の「愛」のテーマ
07.NIGHTSWIMMING
08.クラシック(訂正しました。ありがとうございます)
09.BLUE BLUE
10.SMILE
11.俺達に明日は無い
12.FESTIVAL EXPRESS
13.とびらをあける
14.ギャラクシー(新曲)


En

01.ハートの歌(新曲)
02.Boys don't cry
03.理由なき反抗
04.パレード
05.シンデレラ(新曲)
06.FUN CLUB




おとぎ話のライブは9月の神戸スタクラでの、セカイのおとぎんピック以来2回目。

(そんときのレポ⇒http://d.hatena.ne.jp/firesign0916/20080915/p1


そのときの幸福感が忘れられずに、今日行きたかった3つのライブの中からおとぎ話を選んだ。

そして大好きな“SMILE”をまた聴きたい。






ステージ上、両側のアンプ?の上にはイルミネーションが光っていてきれい。

そんな中をメンバーが登場。



「おとぎ話から来てくれたみんなにクリスマスプレゼント。」

と、いきなり新曲を。


このあとも新曲を何曲かやってくれたけど、どの曲もすごくよかった!早くも次のアルバムが楽しみ♪




登場するなり有馬くんは笑顔全開で、それがちっとも不自然じゃない。


「目千両」という言葉があるけど(千両もの値打ちがある美しい目)、有馬くんの場合は「笑顔千両」だね。


もっとも有馬くんは自分のことを「妖怪」って言われてたけど(笑)




「まわりはキャラが立ってるし、俺は妖怪だし、そんな中で目立たない風間くんだけど、実は一番変なんです」

と、ベースの風間くんの紹介をするときに言われた言葉。




その風間くんとは大の仲良しで、一緒に買い物にもよく行くそうだ。

飾っているイルミネーションは、ふたりでユザワヤに買い物に行って50%オフで買ったとか。

ユザワヤって知ってる?手芸用品とか・・・日曜大工の道具とかを売ってる店」


はい、神戸にもありますよ!(笑)






「今日の主役はみなさんです!みんな、自分自身に拍手〜〜」(だったかな?)

を、何度も繰り返す有馬くん。


文字で読むとキザでベタだけど(笑)、有馬くんが言うといい感じ。






“おとぎ話の「愛」のテーマ ”のあと、「大阪、凄い!」と。

「今までで一番よくできた!(メンバーのほうを見て)ね?

これでライブでやっていく自信がついたよ」(笑)







ワッツーシゾンビ、凄かったでしょ?初めて観た人いる?」

半分くらい手が上がる。

「あ、大阪でも初めての人結構いるんだ。

凄いでしょ?僕ら友達だから・・・あなどれないよ?」(笑)







「みなさんの笑顔を見るのを楽しみにしてきました!・・・“SMILE”!」


ぐっときた(笑)

元々好きな曲だし。特にメロディが甘酸っぱくて切なくて優しい。

聴いているとなぜか懐かしい気持ちになる。

卒業式で歌ってみたいな。(え)







「今日はおとぎ話がいっぱい!(拍手〜)今から後半戦です。」


・・・ひとりのお客さんだけ拍手。


「ええ!?どんな反応?後半戦に行っていい?それともやめちゃう?」


えーっとそうではなくて、後半に入るってことは終わりが近いってことじゃない?

だから拍手できなかったんだよ?

でも有馬くんがちょっと困っていたから拍手した。






まだ2回目のライブだから初めて聴く曲がいっぱい。

そんな中で“とびらをあける”


前回のスタクラで聴いて感動した曲。

気づかないうちに涙が出ていた。


これでしっとりと終わるのかと思えば・・・・最後にまた新曲。それもノリノリの(笑)






ライブ中、風間くんもドラムの前越くんも笑顔いっぱい。

牛尾くんは時々片足を上げながらギター弾いていて、ナイスバランス!(笑)



お客さんもみんな笑顔で本編終了。




そしてアンコール。なんと6曲も!


新曲の“ハートの歌”の歌詞がツボだった。

「わたしは今日から彼女になる〜♪」だったかな?

後半がいいの。忘れたけど(なんじゃそりゃ)





「何やろかな〜」と言う有馬くんに、“FUN CLUB!”という声が飛んだ。


「しー!それは言っちゃダメだよ。FUN CLUBは一番いいときにやるんだから」(笑)




その言葉通り、最後にやってくれた。



 決して枯れない花のように
 君の名前を咲かせてやる




歌詞をじっくりかみ締めながら聴いた。






ライブ後物販でCDを買って有馬くんにサインをもらった。

神戸スタクラで話したことを覚えてくれていて、びっくりした。

ホラ、ライブハウスって、おばちゃん少ないから(笑)





わたしがグズグズしているのを待っていてくれた若い友人たちと、肩を並べて駅まで歩いた。



素敵な笑顔はひとを優しい気持ちにさせるんだなあ。

怖い顔しながら生きるのはやめようと思った。




寒い寒い12月の夜、心の芯まで温かだった。