星と石ころ日記

神戸在住。風の吹くまま気の向くまま。

「sorairoyuile 4」wooderd chiarie 1st full album『シンボリック・エレファント』リリースパーティー@京都木屋町UrBANGUILD(1/24)

出演:wooderd chiarieserial TV drama空中ループ/ASTROLOVE

ミナホ以来気になるバンドの筆頭になった空中ループと、1年半前から機会があるたびにライブを見てきて、「好き」から「大好き」になりつつあるウッチャリことwooderd chiarieが対バンするとあって、この日は朝からテンションが上がりまくり。


アバンギルドの場所がわからないので早く家を出て、京都に着いたのは開場の3時間前。それで寒空の下、京都散策をしてからライブハウスへ。(前日の日記参照)


数人の友人にアバンギルドの位置を教えてもらったから木屋町通りを注意しながら歩いたのに、ビルを見落として行き過ぎ、引き換えして見つけたもののビルの入り口を間違えて3階に上がってまた降りて、結局近くまで行きながら目的地に到着するまでに30分もかかってしまった。



目当てのビルを見つけて3階に向かったが、どこにも『UrBANGUILD』の表示がなく不安になった。
でもエレベーターを降りたらフライヤーを貼った看板があり(あとでビルの入り口に出されていた)、小さなドアの向こうからリハの音が聞えてきた。

あああ〜〜よかった。

階段を降りたら、郵便受けに『UrBANGUILD』の文字が。結局名前を見つけたのはここだけだった。


 





開場して中に入ると、想像していたより広くて天井が高いフロア、ステージは低い。

テーブルはそのときによって出ている数が違うようだが、フロア左側に長方形の大きなテーブルが3つあり、その周りにベンチと丸い椅子が置かれている。

フロアの右側はいわゆるスタンディングで観れるように何も置かずスペースが空けてあり、壁際にドリンクカウンターがあってその近くは1段高くなっている。

飲んだり食べたり時には踊ったりしながら音楽を楽しめる、という感じで、その雰囲気に一目惚れ(笑)

表示がなくてわかりにくいのも、隠れ家みたいで素敵、と思えてきた。


他のお客さんが注文されていた食べ物もおいしそうだったし、なんといっても飲み物の種類が多く、アルコールの濃度が濃い!こういうところって飲み物が薄いことが多いのに、これは嬉しい。



丸椅子に座ってステージで器材をセッティングしているのを見ていたら京都の友人が到着し、お客さんも少しずつ増えてきた。

フロアの後方には物販コーナーが作ってあって、その机の前だけでなくフロアのテーブルにウッチャリや空中ループのメンバーさんが他のお客さんと混じって座っておられたりして、アットホームな雰囲気。

みんなで音楽を楽しもう、って感じがホントに素敵だ。


そうこうしているうちに開演。



◆ASTROLOVE


3本ギターとドラムのベースレスバンド。

ひとりのギターの人が時々トランペットを吹いていた。

変拍子や転調のある曲が多くておもしろかった。


最後の曲の前に、「あと1曲やっておっちゃんたちは帰ります」と言われたので、若く見えたけどおっちゃんらしい。




serial TV drama


セトリは渋谷のインストアのときとほぼ同じ?

(あとで教えてもらったセトリがこれ↓)


01.ガーネット
02.まえぶれ
03.ginger
04.(新曲)
05.THE DANCE
06.赤いパーカー


明らかに他のバンドとカラーが違うが、自分たちの特色を出してがんばっていた。

渋谷で初めて聴いた新曲が好きで、今日はそのあとの2曲もよかった。もう1回聴く機会があったら拳をあげちゃいそう。





このあとドリンクチケットを引き換えて飲んでいたら、物販に空中ループの松井くんの姿が見えたのでご挨拶に行く。

お話させてもらうのはまだ2回めだけど、松井くんの穏やかな話し方がとても好きで心が落ち着く。


松井くんはウッチャリのライブを観たことがないらしいので、「ぜひ観てください!」とおすすめしておいた(←回し者か? 笑)


手作りのカゲロウのPVが入ったDVDを買って、メンバーさん全員にサインをいただいた。





wooderd chiarie


01.アイのストーリー
02.sputnika
03.MOONLIGHT
04.過去のない町
05.リビングの象 
06.幽霊たち



“アイのストーリー”始まりと思っていなかったので、ちょっとびっくり。

“sputnika”でゆらゆら揺れていたら、左後ろに人の気配。誰か前に来て聴いてくれている、と嬉しくなった。(あとで松井くんと気付く)



「京都は初めましてのウッダードチアリです」

「ここは喫茶店みたいで食事もできて、でもステージ見たらライブやってて・・・こんな感じのところ、初めてです。アットホームで素敵ですね!」

そう、久保寺くんの言われるとおり。


ステージのライトが暗めにしてあり、その中で聴くウッチャリの音楽は・・・とても美しかった。



“MOONLIGHT”での岡部くんのドラムの音が、星のはじける音みたいだった。


大好きな“過去のない町”の歌いだしが聴こえてきたときには、ギュッと手を握り締めてしまった。


そして時を刻むような静かなドラムの音が聴こえてきて・・・“リビングの象”!

ライブで聴くのは、多分初めて?


ステージに余分な色彩がないせいか、音が地の底から湧いてくるような、天上から降ってくるような、不思議な感覚に囚われた。

目の前のバンドが鳴らしているんだよね?

最後の音が消えるまで息ができなかった。




最後は久しぶりに聴く“幽霊たち”

ただただ音の中を漂っていた。


完全に「好き」から「大好き」なバンドになりました。



ウッチャリのライブが終わってもそこを動けずぼんやりしていた。

前にいた女の子が振り向いて、わたしの隣にいた友達らしき人と目を合わせて微笑んで、なんとも言えないいい表情をされていた。すぐには言葉が出ない感じ。

そのうちのひとりと目が合ったので、「よかったねぇ」とつぶやいたら微笑み返してくれた。

そして、「神戸(のライブ)にも行かれてましたよね?」

「はい」

「この前のインストアにも」「はい」

という会話を交わした女の子、実はわたしも気付いてました、と話して笑いあう。


大好きな音楽を同じ場所で聴いて同じように感動すると、一気に心が近くなるね。


ウッチャリの音楽を今日初めて聴く、という友人も、「すごくよかった!!」と言ってくれて、とっても嬉しかった。




空中ループ



01.(新曲)
02.on the planet
03.(新曲)
04.その光 


En.小さな光



空中ループとしてのライブを観るのは2回目。(みやこ音楽祭で松井くんのソロを一度観た)

去年のミナホで初めて観てガッツリつかまれた。早くライブに来たかったが機会がなく悶々としていた。



それで久しぶりに松井くんの顔を見たとき、「やっと来れました!」と言っちゃったんだよ。


ステージでは今日も松井くんは裸足。


さとうさんはとても楽しそうに笑顔でドラムを叩かれる。


ベースの森くんは、誰かに似てる〜って思うんだけど、誰だか思い出せず。


そしてギターの和田くんは職人。スリーピーの山内くんを思い出す。



ウッチャリのライブがとてもよかったことを話す松井くん。ほんとにちゃんと観てくれたんだ。ありがとう。


今日出演したバンドの名前をあげて拍手。主催者さんに深くお礼、と拍手。

「拍手ばかりさせてごめんね」とお客さんに謝る松井くん。


その人柄さながらに、MCも音楽も誠実さがにじみ出ている。音楽ってそういうものだよね?


“その光”はやっぱりいい。

最後、ハンドマイクになってエアバイオリンを。



そのときギターのスタンドとマイクスタンドを倒しちゃって、「ガンダムになっちゃった」とアンコールのときに言われてたけど、えーっと物を破壊したとこが?(笑)

ちなみに森くんは「ガンダム知らない。世代が違うやろ?」と言われていてちょっとショック。

うちの場合は子供と一緒に見てたけど。(これも世代違い?)



「アンコールがいただけると思わなかった」と言いながらもやってくれたのは“小さな光”


みやこ音楽祭のときのアコースティックソロライブで、時間切れでできなかった幻の4曲目。



 日々は 同じこと繰り返し
 肩を落とす人の群れ

 だけど見つけた
 うたうこと


  (歌詞は松井くんのブログよりいただきました)



とても素敵な曲だった。早く音源になってほしいな。





ライブが終わって時計を見たら、もう10時半過ぎ。

今から2時間かけて家まで帰るのか・・・と思うと気が遠くなったけど、とても気持ちのいい空間で、素敵な音楽を聴いて、大満足な夜だった。


京都駅に入る直前に振り向いたら、京都タワーが輝いていた。京都大好き!






このたびのウッチャリのツアーは、アルバム『シンボリック・エレファント』のレコ発ツアーだったのですが、そのアルバムについて書かれたブログを見つけました。

凄く感動したのでご紹介します。(勝手にすみません)


http://blog.livedoor.jp/freethroww/archives/65112337.html


『この「優しい」作品を繰り返し何度も聴いていると、大切な人の顔が頭に浮かぶ』



素敵な表現。