出演:オトナモード/LOST IN TIME/(OA)Cure Rubbish
ずいぶん前から4月7日のスタークラブにオトナモードが出演することが決まっていて、「and more」によっては行こうかな、と考えていた。
そしたら先月の梅田シャングリラでのロストのワンマンのとき、「and more」=LOST IN TIMEと発表されたので、即行会場売りのチケットを買った。
忙しい4月の平日。行けるかどうかわからない、行けなかったときのことを考えたら吐き気さえしてくるくらい、この日のライブを心待ちにしていた。
なんとか開場に間に合って、左側のマイクの前3列目に陣取った。
お客さんはどのくらいだったのだろう。後ろを見る余裕もないくらい開演前から緊張していた。
(↓にネタバレ、セットリストあります)
◆Cure Rubbish(OA)
「繋がり」をテーマに、ライブハウスでのライブや路上ライブを行っている、東京の3ピースバンド。
6月3日にアルバムがリリースされるらしい。
爽やかで明るい。みんな男前(笑)
スタークラブとロストの連想からか、ゴーストノートを思い出した。(←わかる人にはわかる)
“またね。”や、新しいアルバムからの曲など4曲。
Cure Rubbishのファンの方が、終了後後ろに下がられたので、2列目になった。
◆オトナモード
01.線路は続くよどこまでも
02.風になって
03.あの木のように(新曲)
04.さよならはさよなら(新曲)
05.新宿
06.グライダー
07.グリーン
(セットリストはアカパラさんからいただきました。ありがとうございます)
オトナモードがトリだと思っていたので、セットチェンジのときにキーボードがでーんと出てきたときはちょっとびっくりした。
明日の京都は順番逆になるのかな?
彼らを初めて見たのは2006年5月の十三ファンダンゴ。
みんな21歳くらいだったと思うけど、演奏がうまくて爽やかで、あの胡散臭い雰囲気のファンダンゴが彼らの演奏で別世界になったのを覚えている。
爽やかなのは今も同じ。
啓太くんの声質のせいかもしれないな。
MCでは啓太くんがしきりに焼肉の話をしたり、スタクラ(=スタークラブ)の近くにあるおいしい食べ物屋さんの話をしたり。
キムチが食べ放題でお気に入りらしい(笑)今度行ってみよう。
こちらも5月27日にアルバムがリリースされるそうだ。
そしてレコ発ワンマンも決まったって。
新曲もよかったけど、“線路は続くよどこまでも”が久しぶりに聴けて嬉しかったし、“新宿”がめっちゃよかった。
後ろにいた女性が、1曲終わるたびに「ふ〜!」と叫ぶのがちょっとウザかった。
曲によってはそれで盛り上がるのだろうけど、静かな曲は最後の一音が消えるまで聴きたいのに。
ワンマンだと全曲ああやって叫ぶのだろうか、と心配になった。
01.合い言葉
02.トライアングル
03.約束
04.列車
05.8月7日の夕焼けを君は見たか
06.手紙
07.希望
08.ハローイエロー
En.昨日の事
語れば長くなるのだけれど。だからこれを読んでもらったほうが手っ取り早いか?(笑)
↓
http://d.hatena.ne.jp/firesign0916/20060319
3年前の3月、スタクラでのロストのライブのレポ。
わたしがスタクラに初めて来た記念日?でもある。
そのライブのあと、2007年12月には神戸ウィンターランドのイベントに来てくれたものの、それには行けなかった。
正直言って、海北くんがベースをギターに持ち替えて、バンドのスタイルが変わった当初は5人編成で、しかも3人がサポートメンバーだったので、スタクラみたいな小さいハコにはもう来てくれないかもしれないと悲観的になっていた。
それからいろいろあってサポートメンバーが替わり、三井くんがサポートギターで入って、その後また海北くんがベースに戻った。
海北くんがベースに戻ってライブで“昨日の事”をやったのは、2008年5月28日の渋谷クアトロでのワンマン。
その話を聞いて、実はそのチケットを手に入れていながら休みが取れなくて行けなかった自分が悔しくて、思わず泣いてしまった。
それでもまた3ピースに戻ったのを知って、スタクラの店長さんから送られてくるメルマガに返信して(笑)、「またスタクラにロストを呼んでください!」とお願いし続けた。
よく考えると、お願いしたからってライブができるものでもないだろうに。(店長さんはそのつどお返事をくださった。スミマセン)
その後もいろいろあって3年間の想いが蓄積していて、先月名古屋と大阪でのワンマンを観て大泣きして元気なロストを見て安心したはずなのに、この日もまた始まる前からそわそわしていた。
“合い言葉”
歌詞がびしびし伝わってきて、1曲目から涙目(笑)
最前にいた友人は、すでに泣いていたらしい。
どんなにしょげていても、心に温かい風が吹いてくる曲だな、と改めて思った。
“トライアングル”
1曲目でぼーっとしてしまい、すぐにタイトルが思い浮かばず。
アルバムがリリースされる前から、ライブでよく演奏していた曲なのに。
三井くんのギターに見惚れた。
「3年ぶりのスタークラブです。
神戸は・・・ここ以外には1年半くらい前に来ましたけど。」
うんうん。ウィンターランドだね。
「うなずいてくださっている方がおられるので、間違いないということで」(笑)
赤面・・・
「1年半前は・・・僕はギターを持っていましたね・・・」
うん・・
「(いいよどみながら)つまり・・・久しぶりだね、って話なんですけど。
スタークラブに限って言えば、3年ぶりです。
『また会いましょう』、の約束がやっと果たせました。」
そんなこと言うと、泣いてしまうに決まってるじゃない?
“約束”
いやもう・・・
ありがとうの思いを込めて、こぶしを挙げた。
「Cure Rubbishとオトナモード。爽やかだったね。
・・・汗飛ばしてすみません。」(笑)
3曲目くらいから、いつものように海北くんは汗びっしょり。
“列車”
イントロでまた泣きそうになる。この曲は反則やわ。
“8月7日の夕焼けを君は見たか”
ベースがかっこよすぎ。最高だった。
汗飛ばしてベース弾いて唄う海北くんに、三井くんと源ちゃんが時々優しい視線を送っていて、胸がじーんとした。
ここでMCがあったかどうか覚えていない。多分なし。
“手紙”
名古屋で大泣きしたことを思い出した。
今日は泣かないぞ。
挙がるこぶしが増えた。
「僕も、あなたも、楽しいことばかりじゃなくて、うまくいかないこともあります。
でも、僕も、あなたも、心の中に、絶対失くしてはいけないものがあります。」
(言い回しが少し違うかも)
“希望”
この曲が始まったときに、いきなり蘇った記憶。
そうだ。
3年前のスタクラでも、海北くんの前、2列目でライブを観た。
それだけのことなのに、ぶわっと涙が出た。
あの頃はメンバーが替わるなんて夢にも思わなかったし、替わったあとはまたスタクラでライブが観れるとは思わなかった。
変わるもの。変わらないもの。
自分が変わらなくてよかった。
希望を持ち続ければ、また夢を見ることができるんだね。
どうしてロストのライブになると、いちいちそんなことを考えてしまうんだろう。
泣いてしまうんだろう。
たかが音楽じゃないか。
「たかが」と思っても涙は止まらず。
「辛いことがあったら、会いに来てください。」
とも、どこかで言われていた。
自分に言い聞かせているように聞こえるよ、海北くん。
「僕も、あなたも、楽しいことばかりではないけれど、
それでもこの声はあなたに向かっています。」
“ハローイエロー”
この曲がこんなに泣けるなんて、ライブで聴くまでわからなかったよ。
それでもこの声は 君に向かってるんだ
アンコール。
ありがとう、と言葉を繰り返す4ヶ月でした、と言われたのはこのときだったっけ?
「アンコールありがとうございます。やらせてもらいます。
“昨日の事”」
悲鳴をあげそうになったのでタオルで口を押さえたら、涙があふれてきた。
なんでこの曲は特別なんだろう。
うまく説明できないけど特別なんです。
ずいぶんみっともない顔してるだろうなあ、向こうから見たら。
涙を拭かないとステージが見えないから、何度もぬぐったのに乾かない。
悲しい涙じゃない、幸せな涙なんだ、きっと。
好きなバンドのライブで、大好きな曲を聴いて泣けるのは幸せなこと。
曲が終わるまでは、目の前のひとはわたしだけのもの。はは。
ライブが終わっても感動してぼーっとしていたら、シャングリラのワンマンを一緒に観たひとに遭遇。
「ワンマンより良かった・・・・」と彼女がつぶやいた。
それはやっぱり、“昨日の事”が聴けたからじゃないかな?とあとで思った。
帰り際に物販におられた海北くんに、「神戸にまた戻ってきてくれてありがとうございます!」と伝えに行って、
気づいたら、両手で海北くんの手を握っていた。
これじゃあ、変質者やん。すみませんすみません!と平謝り。
そしてステッカーにサインをいただき、握手をしてもらった。
いい気分になって舞い上がって、友人と駅に向かったが、そのとき気づいた。
ステッカーのお金、払ってない!!
焦ってスタクラに戻って、海北くんの隣におられたスタッフさんに、
「すみません、さっきお金、払い忘れました・・」と、そーっと声をかけたら、
「お友達が立て替えられましたよ」と。
わたしがスタクラを出てから、海北くんも「あ、お金もらってない」と気づかれたらしい。
それで見かねた友人が代わりに払ってくれた、と。
海北くんと友人に、また平謝り(汗)
感動の涙もどこへやら、最後はまったく締まらない夜だった。
あーー、引き返してよかった。
ほんとにほんとにごめんなさい!