星と石ころ日記

神戸在住。風の吹くまま気の向くまま。

 TOUR2009“UNISON SQUARE GARDEN”@京都・磔磔

出演:UNISON SQUARE GARDEN/a flood of circle/THE NOVEMBERS


UNISON SQUARE GARDENのツアーなのに、彼らのライブは観れませんでした。スミマセン)




久しぶりの磔磔河原町駅の何番出口だっけ?と確認。



着いたらすでに開場していた。フロア真ん中の柱の近くに行った。



お目当てはTHE NOVEMBERS

4月のファンダンゴのワンマン以来だ。周期的に小林くんの絶叫が聴きたくなる。


そのワンマンのときに「6月8日のライブ、行きたいけど月曜日だから無理」と言っていた、東京の顔見知りの男の子を見つけてびっくりした。

手を振ったら気づいてくれた。

彼の友人もたくさん来られているみたい。



柱より前のポジションをキープしながら開演を待った。






a flood of circle


01.シーガル
02.泥水のメロディー
03.エレクトリック ストーン
04.Buffalo Dance
05.ブラックバード
06.プシケ
07.ロシナンテ


(セットリストはいただきものです。4曲目と5曲目の間にセッションあり)




大きな歓声に迎えられて最後に登場した佐々木くん。

「おはようございます!a flood of circleです!」


そして1曲目から起こるモッシュ



前回初めて観たときはBIG CATだったのでよくわからなかったが、近くで見るとみんな若い!






「最初の3曲でピック2つも落としちゃった」と、ステージもお客さんも熱い。




「今日は演奏時間が短いので・・・濃縮バージョンで。」


磔磔は住宅街の真ん中にあるから、21時が音止め、即行解散なのです。

3バンドの対バンだとかなり持ち時間が短いね。18時半始まりにしてあったけど。




彼らは磔磔は初めてらしく、中に貼ってあるポスターが好きなひとたちばかりで感激したそうだ。

何人ものアーティストの名前を言われた。





途中、ややテンパッタのか佐々木くん、

「佐々木、がんばれ!」(笑)と。



曲のタイトルは半分もわからなかったけど、聴きたかった“Red Dirt Boogie”をやらなかったのはわかった。聴きたかったな・・・




ここでちょっと愚痴。(と言いつつ文字色変えたり)


モッシュゾーンで押されようが足踏まれようが、振り上げた手が頭に当たろうが平気なんだけど、この日はやたら荷物を担いだままモッシュしていた子(男女とも)が多かった。


「痛い!」と思ったら男の子の背中のカバンの金具だった。

そのカバンを引っ剥がして、「オバチャンがあずかっとったるわ!」と言おうとしたが、ひとりやふたりじゃなかったのであきらめた。

最後のほうはカバンで胸を押されたので、腹が立ってそのカバンを捻ってさしあげたわ(え)


モッシュゾーンの中の荷物持ちはダサいと思うよ。危ないし。


おかげで楽しさ半減だったわ。ふん!







THE NOVEMBERS


01.para 
02.こわれる
03.アマレット 
04.バースデイ  
05.dnim  
06.白痴




セッティングのときにメンバーが自分たちで器材を準備してチューニングして、一旦楽屋にひきあげるのかな、と思ったらそのままステージに残り、客電が落ちた。




「こんばんは。ノベンバーズです。」


久しぶりに聴く小林くんの(MCの)声にくら〜っとした。



小林くんは黒シャツ、第1ボタンをはずして。

真ん中にいすぎて他のメンバーはほとんど見えず。



“para”

うん、この曲好き。

ファンダンゴで初めて聴いたとき感動した。




“こわれる”


のとき、最前センター付近でわっ、と盛り上がって、何人か拳を上げるひともいた。

さっきのa flood of circleの余韻が残っているようだ。


そしてモッシュというか、みんな音に巻き込まれながら身体を揺らす。うねる。

いつもなら、THE NOVEMBERSの音対自分、1対1なのに、今日は違うバンドのライブみたいに、一体感があるっていうのかな?

彼らのライブでは初めての感覚。



小林くんも時々間奏でうっすら笑顔を見せて楽しそう。

気持ちよくて、まわりのみんなに波長を合わせた。




思えば、今まで観たTHE NOVEMBERSのライブの中で、一番照明が明るかった気がする。

小林くんが右から左、お客さんの顔にゆっくり視線を動かすのが見えた。





アマレット


 愛した言葉食べられたい
 海に帰りたい
 子宮に帰りたいの



優しいんだよ。






小林「磔磔は初めて来たのですが、好きですね。

あ、みんなのことも好きだよ!」(笑)


好きって言われた!(違)




a flood of circleの」と言いかけてちょっと噛んで、「 フラッドオブサークルの」と言い直す小林くん。


「佐々木くんも僕も、今日白シャツで来たんです。

かぶるといけないかな、と思って、予備のシャツ(黒)を・・・2枚持ってきてたので。

(このときの小林くんが指で表した“2”が、なぜか人差し指と小指!)


そしたら佐々木くんは紺でしたね・・・杞憂でした。」(笑)




「この後も楽しんでいってください。THE NOVEMBERSでした。」


4曲くらいで終わるんか!?と思ったが大丈夫だった。

そういえば前にもそう言ってから3曲くらいやったっけ。





“バースデイ”

ここに来る前に繰り返し聴いていたので嬉しかった。




最後のギターのフレーズに胸が詰まりそうになった。




“dnim”

歪んだ音がめっちゃ好き。

ライブ映えする曲だなー。この曲のときの小林くんの声も好き。

絶叫系は好きじゃないのに、小林くんの声は凄く好き。



小林くんの伸びた金髪がふわっふわっと揺れて、ケンゴさんの髪も揺れて、自分も揺れて。




“白痴”


この曲のイントロもかっこよくてトリハダが立った。


とにかく・・・何も考えずに音の渦に巻き込まれるのがいい。自分を空っぽにして。



恍惚としていたら最前付近が盛り上がっていて、みんなが挙げた手の向こうに小林くんの背中が見えた。


え?え?


どんな体勢になってんの?


我に帰って手を伸ばしたけどわずかに触れず。切ない・・・



最後、小林くんがドラムセットの上に立って、いろんなものに引っかかりながら飛び降りた・・・らしい。

観たはずなのに、覚えていない。


どうやら呆然としていたらしい。


気づいたら拍手するのも忘れて突っ立っていた。



そしてユニゾンのファンの方々が前に来られたので後ろに下がった。


京都在住の友人の顔が見えたので挨拶をした。(多分)


もう帰らなくちゃ。




ステージからエフェクターなどの器材を持って引きあげて来られた小林くんが見えたので、出口の手前で待ち伏せ?した。


そしてすれ違いざま、小声で「お疲れさまです」と言ったら聞こえたようで、ぺこりと頭を下げてくださった。


ああ、もっと気の利いたことが言えんのか自分。情けない。

でも嬉しかった。





外に出たら空気がひんやりして気持ちよかった。

物販のところにa flood of circleのメンバーさんがおられた。


デザインが気に入ったので彼らのタオルを買って、それからファンダンゴでは売り切れで買えなかった「小林祐介くん画」の缶バッジを買った。


缶バッジのデザインがあまりにかわいくて、それが今観た小林くんや彼の作る歌詞とのギャップが大きくて、不思議な気がした。


繊細だけど強靭、悪魔のようで天使。アンバランスさが魅力かな。