星と石ころ日記

神戸在住。風の吹くまま気の向くまま。

 tacica TOUR 09'“パズルの遊び方”@京都MOJO(6/26)



出演:tacica/LOST IN TIME/GINBACK





初めてのライブハウスは、着くまでが緊張。

烏丸駅24番出口を出て右・・・』と覚えて行ったのに、24番出口は工事中で閉鎖されていた。


焦る。


が、「大丈夫」と深呼吸し、昨夜見たばかりの京都MOJOのHPにあった地図を思い出し、別の出口から出たらこうだから・・・とシュミレーションして無事にたどりついた。

自分の弱点・超方向音痴を克服?(笑)


まあ、別にややこしい道ではなかったけど、ギリギリに着いたらパニくっただろうなと思う。


開場待ちをしている間に清水音泉さんから、続いてロストからメルマガが届き、9/5の『OTODAMA'09〜音泉魂〜』にロストの出演が発表されたことを知り、テンションが上がる。


そしてロストのメルマガにはもうひとつのライブのお知らせもあったが、それは行けない日だったので、一気にテンションが下がる。


上がったり下がったりしながら入場。


階段を下りる途中にあったこれ↓を見て和んだ。





京都MOJOはキャパ250らしいが、もっと狭く感じた。


天井が低いからそう感じるのかもしれない。


ステージには白い幕が下りていて、開演までそこをスクリーンにしていろんな映像や今月のライブ予定などが映し出されていた。

あの赤い宇宙人みたいなのはここのマスコットかな?名前もついてるのかな?


開演直前に幕が上がった。ステージも天井が低い。

これでステージが高かったら、長身の海北くんや三井くんの顔が見切れちゃうかも、と近くにいた友人と笑い合った。


わたしが観た今までのこのツアーは4バンドだったので、3バンドだと少し多めに曲が聴けるな、とわくわくした。




GINBACK


01.
02.I belive my self
03.This is my song
04.I know
05.Winny


もうすっかり曲も覚えた。

“I know”と“Winny”が好き。




 うずくまって泣いてる君の顔は
 もう見たくないから 傍にいるよ


という“Winny”の歌詞がいい。

東北で彼女たちのツアー同行は終わるそうなので、今日がわたしにとってのGINBACKファイナル。

また関西に来られたら観に行こうかな。





LOST IN TIME


01.合い言葉
02.証し
03.告白
04.列車
05.キャラバン
06.線路の上
07.希望
08.ハローイエロー



うん大丈夫。ちゃんと顔が見える(笑)


「こんばんは。ロストインタイムです。よろしくお願いします。」

という海北くんの声が・・・エコーかかりすぎ?



“合い言葉”


源ちゃんのドラムがシャンシャン聞こえる。

ハウリングも時々起こるし。


全体的に音が大きすぎるのかな?ちょっとザンネン。

もっと下がったほうが聴きやすい気もするけど、下がる気は毛頭なし(←4列目ど真ん中)


聴きにくい分、しっかり目と心で聴こう。なんちゃって(笑)




“証し”のサビで海北くんの前〜真ん中にいるお客さんたちの拳が上がった。

この曲でこんなに拳が上がるのを見るのは初めてだ。

右隣のtacicaTシャツの男の子も気持ち良さそうに身体を揺らしている。

嬉しくなった。





“告白”


イントロで「おおっ」とつぶやいてしまった。

去年8月の『ビールっ腹☆ナイト』以来だ。



数年前、バンドの形が変わって昔からのファンが離れていったときにも、この曲を歌う海北くんは信じられる、と思った。



 君がこの歌を聴いた時 どう思うか不安になった
 きっと今の僕自身の事 誰よりも僕が分からないから


 それでも僕は歌が歌いたい
 今ある全ての 思いを託して






3曲続けて演奏して、肩で息をする海北くん。

MCをしようとして息が切れて喋れず、「水飲んでいいですか?」(笑)



そして水を一口飲んで喋ろうとするがやっぱり息が切れて、


「あれ?これ、前と、同じ・・・だね」(笑)



京都には最近何度か来れているけど、ここ京都MOJOは初めてです。

暑いね。(照明を見て)これが近いから、すごく暑いんだよ。

(客席後方のライトを指して)あの後ろのライトの下にいる人も暑いでしょ?

(みんな一斉に後ろを振り向く)あ、みんなに一斉に見られるハメになってごめんね(笑)



MCの声がね、優しいんだよね。話し方も自然なの。(惚れそう 笑)




「毎日、いろんなことがあるよね。

あなたの辛いこと、悲しいこと、

全部ここに置いて行けばいい。」


“列車”


三井くんのギター、凄かった。




“キャラバン”


これはワンマンで聴いて以来。


この曲を聴くといつも、3年前の時計ツアー、神戸スタークラブでのライブを思い出す。

そのときの海北くんのMCを。



「再会と出会いを繰り返しながら、僕らはいろんな街を旅しています。」


「あなたの迷いを、僕にください。
あなたの想いを、僕にください。
僕はそれを唄にして、またあなたに返します。」




 忘れないよ 大丈夫 大切なものはまだ
 握りしめている それはいつか 君がくれたって事
 ねぇ 気付いてるかい?




いつもいつでもロストが届けてくれる曲にはウソがない。

だから、気持ちが揺れたり迷ったりしていることがこちら側に伝わってきてしまう。


不器用なんだよね。





“線路の上”


まさか聴けると思わなかったので、思わず友人のほうを見た。

この曲は意外とライブでやることが多いのだけど、わたしのイメージはファンダンゴ

2005年12月の『FANDANGO NIGHT』で初めて聴いたから、というだけなんだけどね(笑)

そのときのお客さんの様子まで思い出せる。

「ため息もつけずにいる 冬の線路の上」のところで二人の女の子が右手を上げてたな、とか。


きっとひとそれぞれの思い出があり、想いがあるんだろうな。




「・・・“希望”」

ぼそっと海北くんがつぶやくように言って始まった。




一番たくさん拳が上がってたね。

隣の男の子も。最近ロストを知ったのかな?それともこのツアーで知ったのかな?

なんて思ったり。



 あの日君が 差し伸べてくれた
 その手に甘えてばかりだった



のところで泣きそうになった。




2回目のMC。


久しぶり(神戸ではなかった)に『ジャカランダ』ネタ(笑)


tacicaのアルバムタイトル『jacaranda』を『ジャカランダ』と読み間違えた海北くんに、



「『海北さん・・・・・・ハカランダです・・・』

って猪狩くんに言われたの。この間(ま)も含めて」(笑)



そして、


「いいアルバムができたね。」


と。口調がとても優しかった。




「OTODAMAに出演することが決まりました!」(拍手〜)


「夏の終わりにお会いしましょう。

・・・それまでにもこちらに来れたらいいんだけどね。」



それまでにも関西に来てくれたらいいな。


でも無理でも大丈夫。もう待てるよ。





「最後に、“ハローイエロー”という曲をやります。」


ああ、終わりだ。


どこかのインタビューで、この曲は最初、アルバムの1曲目に入る予定だった、と言われていた。

それが、「最後のほうがいいんじゃない?」という三井くんの意見で(だったかな?)最後の曲になった、と。



大正解だと思う。うまく表現できないけど。


“ハローイエロー”を聴くと、『明日が聞こえる』がリリースされた頃のオフィシャルにあった海北くんのコメントとリンクしてしまう。


「・・・いや、霧は晴れていないのかもしれない。けれど、聞こえるんです。僕たちを呼ぶ声が。」


これはそのコメントのほんの1行。


呼び続けてよかった。


その答えが、


 それでもこの声は 君に向かってるんだ



だと感じる。

この曲の本当の意味は知らないけれど、わたしはそう思いながら聴いているのです。



今日は泣かなかったぞ、と思っていたのに、気付いたら最後は涙目に(笑)


ドリンクをもらって後ろに下がった。

神戸のときみたいに前のほうでがんばる余力なし。




tacica


01.鼈甲の手
02.人鳥哀歌
03.アトリエ 
04.人間1/2
05.某鬣犬
06.ジャッカロープ 
07.蜜蜂の毛布 
08.メトロ
09.γ 


En.HERO



もうすっかり『ハカランダ』の曲も覚えて、気持ちよく揺れたり右手を上げたりした。


猪狩くんの朴訥としたMCに、時にハラハラしながら楽しんだ。



「京都に来るの、久しぶり。

来たかったよ、ずっと。


(語調強く)ほんとだよ!」


うんうん、伝わってるよ。



このツアー観るの3本めだけど、ロスト観てtacica観て、ロスト観てtacica観てを繰り返していたら、tacicaも身内のように思えてきた(笑)


37本(だっけ?)もの長いツアーのうち、23本にロストが出演ってのはやっぱり尋常じゃない。

海北くんも言われていたけど、「そんなに僕たちのこと好き?」って(笑)


好きなんだろうなあ、じゃないとこんなに長い時間一緒にいられないよね。




“某鬣犬”が初めてライブで聴けて嬉しかった。





ライブが終わって物販に並んで、GINBACKのCDを買って3人にお別れを言った。


出口側にロストの物販があったので、新しいグッズを買ってそこにおられたメンバーさん3人にサインをいただいた。



帰りの電車の時間を気にしながら、友人や他のお客さんが海北くん、源ちゃん、三井くんとお話するのを見ていたら、tacicaのメンバーのサインの入ったtacicaのグッズを差し出し、海北くんにサインをお願いしている子がいてびっくりした。


それってどうなの?

どちらのバンドにも失礼な気がするけど。



海北くんは、「ほんとにいいの?僕のサインしちゃって。」と何度もその子に確認して、「じゃあ、端っこに書いとくね。」とすまなそうに書いておられた。



でも考えてみたら、若いお客さんが多かったから、いいな、と思ったバンドのグッズがすべて買えるわけじゃない。

初めてロストのライブ観て気に入ってくれたのかな?

と、思うことにした。何せ身内だし(笑)



君ももう少しおとなになったら、ロストのライブにも来てね。



↓コインケース。5色ある。わかりにくいけど、京都のイメージで紫にした。


 



神戸で青いの買ったから、“神戸”って書いてもらえばよかった。

今度持って行って頼んでみよう。(と言いつつ、多分忘れる)