the pillows 20th Anniversary LATE BLOOMER SERIES 04 “SYNCHRONIZED TOUR”@広島クラブクアトロ(8/7)
ゲスト:THE COLLECTORS
広島駅を降りたら熱風に襲われ、地下道を通ってホテルへ。
ホテルにチェックインしてからは外に出る気になれず、このまま涼しい部屋でお昼寝したいと思ってしまった。
なんとか気合を入れなおして路面電車に乗ってクアトロへ。
出発前にクアトロに電話で尋ねたら、ロッカールームは開場の1時間前に開けるということだったので、17時前にクアトロに到着。
すでに物販が始まっていて長蛇の列ができている。
次男とふたりでロッカーが開くのを待っていたら、狭い廊下の向こうからなにやら人影が。
きゃわ〜ん!
スタッフさんに誘導されながらバスター君がよちよちやって来た!
こんなに近くで見るのは初めて!
興奮して写メを撮っていたら、すぐ隣にさくら☆さんが!
挨拶を交わしつつ写メを取りまくるふたり(笑)
そしてさくら☆さんに、わたしと次男とバスター君の3ショット写真を撮ってもらった。ありがとうございます!
(見苦しいのでその写真アップは自粛)
「バスター君ありがとう!」とバスター君をさわさわ。か、かわいいですっ。
瞳を覗いてみたけど自分が写っただけで、中の人はどこから見えているのか不思議だった。
その場にはたくさん若者がいたけど、バスター君に乱暴は働かず、「かわいい〜♪」と口々に言いながら静かに写真を撮ったり、順番にバスター君との2ショット写真を撮ったりしていたので、結構長い時間居てくれた。
↑クアトロ入り口のこの壁の前に移動するときも、マネージャーの三浦さんに誘導されてなんとか場所が決まった。
やっぱりあんまり周りが見えてないみたい。
大阪のステージでよくあんなに踊れたよなあ。
ほんまにありがとう!やね。
そしてまたスタッフさんに連れられてバスター君は去っていった。
またね。(札幌にも行くよね?)
そうこうしているうちに開場。
整理番号が50番台だったので、迷った末に前のほうへ。
ステージにはコレクターズのセットがあり、ボーカルマイクが高い。
コレクターズは初見なので写真でしか見たことないけど、加藤さんって背が高いのかな?
さわおさんがリスペクトするコレクターズとの対バンなので、めっちゃ楽しみ。わくわくしながら待った。
(以下、MCはニュアンスで。正確な記録ではありません)
01.東京虫BUGS
02.TOUGH
03.Stay Cool! Stay Hip! Stay Young!
04.たよれる男
05.明るい未来を(新曲)
06.マイアミビーチ
07.未来のカタチ
08.TOO MUCH ROMANTIC!
09.百億のキッスと千億の誓い
10.NICK! NICK! NICK!
11.MAYBE TOMORROW
12.世界を止めて
(セットリストはいただきものです)
加藤さん、でかっ!(笑)
みなさん、男前!特にギターのコータローさん、かっこいい!SEXY!・・・惚れました(笑)
時間がなくてあまり予習できなかったけど、さわおさんセレクションのベスト盤は聴いてきたので、覚えた曲も何曲かあり楽しかった。
後方の様子はわからなかったけど、バスターズもいい感じでノッていたのではないかと。
●「ピロウズは20周年、俺達はこっそり22年」(拍手〜)
「普通にデビューして、普通にメジャーになって、普通に22年」
さわおくんが俺たちのこと好きだって言ってくれて・・・対バンできて嬉しい、とも言われていた。
●「ピロウズは素晴らしいバンド、素晴らしいお客さんだ」
「クアトロでこんなにたくさんのお客さんを見るのは初めて!」と。
「前にサンボマスターと対バンで来たときは、この3分の2だったよ。」
「今日コレクターズを見に来たって人!」
パラパラと上がる手を見て、
「1割弱ってとこかな〜」とコータローさんに同意を求める加藤さん。
初めてコレクターズのライブに来たお客さんに向かって、いいライブだから今夜うなされるよ!という意味のことを。
「初めて聴いたお客さんも持っていくから。トロール漁船に乗って(大きく右手でものをかき集める動作をして)ごっそり持っていく。」(笑)
「ビークルファンはホンモノ(の顔?)を見たことないからごっそり持っていく(笑)
サンボファンは男前の顔を見たことないからごっそり持っていく(笑)
でもピロウズは・・・ドラム以外男前だから・・難しいかな?」(爆)
シンちゃん。。。(笑)←(涙)の間違い
●「ピロウズの武道館、即SOLD OUTしたんでしょ?
甥っ子がいい大学に入ったみたいに嬉しかったよ。じ〜んと・・・」
胸に手を当てる加藤さん。
愛されてるね、ピロウズ。
「他のバンドのライブで武道館に行ったことが何度かあるけど、悲惨なときもあるから」(コータローさんに同意を求める)
コータロー「そうそう。空席が・・・」
「300席空席!みたいに白チョークで。“ギョーカイ現場検証”!」(笑)
●どの曲か忘れたけど、「ピロウズになんとか〜♪」と、歌詞を替えて唄った曲があった。
「おおっ!」と思ったけど何せ詳しくないもので・・・
わかる方、教えてくださいな。
他にも時事ネタのMCがあったけど自粛。
演奏かっこいい!MC、おもしろい!
あやうく持っていかれそうになった(笑)
コレクターズのライブが終わって次はピロウズ。
いい気持ちでコレクターズを楽しめたのに、雲行きが怪しくなってきた。
前方ぎっしり詰まっていて、わたしと隣の男の子のくっついている肩の間に不自然に手を置いている後ろの女の子にイライラし始める。肩を動かし払いのけようとしても降ろさない。魂胆見え見え。
しかも「暑い〜」「さっきの女の子腹立つ」と文句ばっかり言い続けている。
後ろに下がろうかと一瞬迷う。
01.ノンフィクション
02.Wake up! dodo
03.Tokyo Bambi
04.I Know You
05.バビロン 天使の詩
06.1.2.3.4.5.6.7 DAYS A WEEK (THE COLLECTORSカバー)
07.Ladybird Girl
08.Funny Bunny
09.雨上がりに見た幻
10.サリバンになりたい
11.MY FOOT
12.ストレンジ カメレオン
13.その未来は今
En
01.ハイブリッド レインボウ
02.Blues Drive Monster
押しが・・・意図的?
モッシュじゃなくてただ押してる感じ。耐える!
『ノンフィクション』のブレイク。(ウロ覚えながら)
「コレクターズのあとだと・・・小さくてすみません」(爆)
パンクロックばかり聴いていた頃コレクターズを聴いて、こんなに自分にフィットするロックがあったのかと思った。
コレクターズのこと本当に好きなんだ。
好きすぎて加藤さんのことを神様みたいに思ってて。
物販に20万のツボがあったら買ってしまうかもしれない。
嘘じゃないよ!
この話はノンフィクションです!
●さわおさんの今日のTシャツは「NICK!」Tシャツ。
ほんとにコレクターズ好きなんだね。まだ新品らしい。
●「今日は語りたいんですがいいですか?
(Peeちゃんを見て)なんか不機嫌そうなのは気のせいですか?
(Peeちゃん首を横に振り、“どうぞ”と手をさわおさんに差し向ける)
あ、大丈夫ですか」(笑)
「俺が1989年5月に夜行列車で東京に来て、上田ケンジさん(最初のベーシスト)から浅草ロック座に来いと言われて。
上京して初めての待ち合わせ場所が浅草って・・・まあそんなことはどうでもいいんだけど(笑)
ラジオのDJをケンジさんがやってて、そのゲストがなんとコレクターズだったんだよ!
最初にコレクターズ見た感想は・・・“でかっ!”」(笑)
「そのあとこれも浅草でコレクターズと対バンすることになって、初めて楽屋に行ったんだ。
その頃の『パチパチロックス』という雑誌に、加藤さんがかっこよく口をぐわーとあけて唄ってる写真が載ってて、それにサインしてもらおうと思って(笑)
今もですが(自分は)空気読めないやつで、黙ってずーっと楽屋に居座って(笑)
それでも可愛がってもらえて。」
●3曲目あたりであまりにも強い押しと、長い髪を束ねもせずに前にいる女性(複数)に辟易してきて後ろに下がった。
モッシュ=「お互い曲にのって、身体をぶつけあう行為のこと」とは程遠い、ただの押し。
そして前の女性の長い髪が、汗ばんだ肌にくっつき離れず気持ち悪い。後ろにいると口に髪の毛が入りそう。ていうか入って「ぺっ」と吐いたらイヤな顔された。誰のせいだよ!
他にもいろいろあって斜め後ろに下がったら、そこには合唱隊が(笑)←笑えん。。
しかたなくもっと下がっていくと一緒に前にいた(はずの)次男がいた。
気分が悪くなったのかな?テンション低そう。
それでも身体を揺らして曲を聴いているので、まあ大丈夫だろうと再びライブに集中する努力をした。
●『I Know You』『バビロン 天使の詩』
大好きな曲が続いているのに、なかなか集中力が取り戻せない。
それにしてもステージに向かって声をかける人(特に男)多し。野次に近いものも。
●「今からコレクターズのトリビュートでやった『7DAYS A WEEK』やるよ。
知っている通り、指のフリあるだろ?よろしくな。
初めてコレクターズの擬似体験するんだから」
おもしろい曲だった。楽しい!
こんなレアな曲、楽しまなきゃ損。加藤さんにもいいお客さん、って褒めてもらったのに。
●『Funny Bunny』のサビの合唱は賛否両論。
でもさわおさんが唄えっていうなら唄うよ。
●いつもなら何曲か、さわおさんがジャンプしながらギターを弾く曲があるんだけど・・・なかったような。(多分)
この前のDJバンプショウでダイブして暴れて「肋骨を軽くいわした」って言われてたからかな?
無理しないでね。さわおさんひとりの身体じゃないんだから(笑)
●相変わらずステージに話しかける客が多い。いいタイミングでの声かけは楽しいけど。
“カバコンどうなった〜”と男性の声。
「俺が(客席からの声を)拾わない時は、真剣な曲をやるってことだから。」
静かになってチューニングを見守る客席。なのに・・・
“カバコンどうなった〜”とまたさっきの男が。
「(キレ気味に)おまえ全然人の話聞いてないだろっ」
「(トーンを抑えた低い声で)あまりしつこいと俺、機嫌悪くなるよ?」
(キレるよ?だったかも・・)
さわお、キレろ!!と心の中で叫んだわたし。(なぜか呼び捨て)
キレたらライブになんないかも。だけど・・・・だんだん悲しくなってきた。
●そしてついに『雨上がりに見た幻』
聴きたかった。
聴きたかった。
聴きたかったんだよ。
踏み外した崖っぷちでも 手をつかんでくれた
雨上がりに見た幻を 今も覚えてる
究極のバンドソング。
20年一緒に歩いてきた仲間。
支えてくれたスタッフ。
応援し続けてくれたファン。
どれひとつ欠けても20年続けられなかった。
自分を理解してくれるひとたちへ。
足跡のない道を選んで ずいぶん歩いたな
荒野の果てどこかにきっと 足跡残ってる
それだけがそれだけが それだけが生きた証し
それだけがそれだけが それだけが僕らの誇り
なんか・・・いろんな意味で涙が出た。
●『サリバンになりたい』
ちょっとやけになって飛んだ(笑)
●メンバー順番に短いMC。
淳「はい!縁もゆかりもございませんが、カープ大好きです!」(大きな拍手)
さわお「こないだ淳、赤いTシャツ着てて、カープのかと思ったら、The ピーズのだった!赤いからカープと思って気づかなかった」
淳「赤はカープの色ですから」(笑)
Pee「コータローさんとさっき“何飲む?”と話していたら、“ファンタグレープ飲みたい年頃でしょ?”と言われました(笑)
そしてたくさん飲んだら気持ち悪くなりました」(笑)
シン「Peeちゃんはファンタグレープとか言ってるけど、今日の出演者全員の年齢合わせたら300歳超えてるからね」(笑)
さわお「・・・珍しく今日は俺、一番若手なんだよね!」(笑)
シン「淳を除いても300歳超えるわ!」(爆)
男の客が“でも好きだよ〜”みたいなことを言うと、
さわお「中年マニアか!?」(笑)
●さわおさん、『NICK! NICK! NICK!』聴いてたらライドン(リトバスだっけ?)のイントロと似てるなあって思った、と、影響を受けたことが嬉しそう。
コレクターズとの対バンが本当に嬉しいようで、
「(客に向かって)君たちの中で、バンドやってるやついるか?」
結構たくさん手が上がるのを見て、
「一応俺たちのこと好きだろ?」
客“当たり前ー”(笑)
「そうか(笑)
そんな俺たちと(君のバンドが)対バンしてるみたいなことなんだ!だから凄いんだ!!」
それは凄い。本当に凄いことで、本当に嬉しいんだね。
●『ストレンジ カメレオン』
今まで聴いた中でも今日のこの曲は凄かった。それまでの嫌なこと忘れて聴き入った。
そして『その未来は今』で盛り上がって本編終了。
●アンコール。
「アンコール、サンキュ!
・・さくさくっとやって、早く飲みに行こ」
客“えーーー!!”
「もう加藤さんと飲むことしか考えてないからねー(笑)
抱かれちゃうかも(爆)
まるで望まれているみたいだな!」(笑)
そして、「ピロウズといえばこの曲だろ?」
『ハイブリッド レインボウ』
このサビの大合唱は気持ちいい!
●淳くんの赤い、胸にCarpの文字と熊のイラストが描いてあるTシャツを見て、
淳「カープて描いてあればいいかなって」(笑)
と言いつつ『Blues Drive Monster』
この曲、高校生くらいのときに聴いたら絶対ピロウズ好きになるわ。
って、あとで息子に言ったら笑われた。
終演。いつものようにひとり残ったさわおさん。
「100や200バンドがあるけど、20年以上続けられるのはほんとにわずかだけ。
今日この2バンドとも20年超えてる」(拍手〜)
「コレクターズみたいなかっこいいアニキがいるから、これからもがんばるんでよろしく!」
「まだシングルも出てないんだけど、(笑顔で)昨日アルバムができたんだ!」
おおっ!!アルバムが!?
「ハードルあげても余裕にカッコいいのができました。
また遊ぼうな!!」
終わってから次男と合流して早く下がった理由を聞いた。
「女の客にドン引きして萎えた」とか。
ぎっしり密集しているのに間にてのひらを入れて、押しがきて身体が傾いたときにわき腹を肘打ちされて前に行かれたそうだ。
負けるあんたもどうかと思うけど(笑)
「まだわき腹が痛い」
どんだけ。。。
「ピロウズの客にあんなんがいるなんてショックだ。
俺でもそう思うんだから、昔からのファンの人だったらもっとショックだろうな。
今まで観たピロウズのライブの中で、雰囲気一番悪かった」
同感。
「あんなことがあるとライブ行きたくなくなるな」
でもそう言ってライブから離れていくと、ますますライブがひどくならん?
冷静に考えるとひどく上から目線な気がするが、そのときは心底そう思った。
でも、人のせいばかりではないかも。
「人気が出た証拠かな?お客さん増えて・・・
これでさわおさんが変わってしまったら・・・」
ピ、ピロウズは大丈夫。
「人気が出てファンが増えて、バンドの雰囲気が変わって昔からのファンが離れて・・・」
だからピロウズは大丈夫だって!
さわおさんはとっくに気づいてる。
2年前のウェイクアップツアーのあと、FC会報に書いてたよ。
この2・3年でライブの動員数が増えて、嬉しいけど違和感を感じることがあったみたいで。
『誤解のないように言っておくけど、全員で振り付けのようなお約束ばかり望んでる訳じゃないぞ?当たり前だが。
でも気分が合うのは大切だ。オレにとっては。あぁ〜難しいな。難しい!
聴いてほしいのに騒いでる、逆にノッてほしいのにボンヤリしてる、歌ってほしいのに歌わない、黙っててほしいのに歌ってる、泣きそうになってるのに笑われてる・・・。
気分が合わないライブは孤独だ。』
(さわおさんのコメントより一部抜粋)
『聴いてほしいのに・・・』のくだりは、暗記するくらい繰り返し読んだ。
で、そのくだりを次男に熱弁(笑)
「そうか〜。さすがやな、さわおさん。
ま、今日はいい経験して、ある意味おもしろかったとも言える」
武道館では立ち位置を考えて楽しもう!
と気を取り直してふたりで合意。
・・・親子の会話とは思えないでしょうが、
この話はノンフィクションです(笑)
でも正直、このライブの間、わたしも孤独を感じた時間があった。
それで悲しくなったんだ。
そんな孤独なんてもうコリゴリ。
さっきの会報の続き。
『初対面の人間が何千人も集まる訳だから当然簡単に"お友達"になれる訳がない。そんなのある意味気持ち悪いし、オレ自身そんなの無理だ。でもそこをピロウズマジックで、瞬間でも良いから気持ちを一つにしたいんだよね。その魔法がバッチリかかった夜は幸せだった!すぐ魔法が解けた夜は悔しかった。こっちが未熟なせいもあるしな。』
未熟なのはわたしたち。
周り見てイライラするのも未熟な証拠。
大いに反省して、次の札幌では魔法にかかるよ。バッチリかけてね。