ピロウズと私
なんつータイトル(笑)
武道館が終わって10日も経つのに、まだピロウズモードから抜けられません。
ここは開き直って、ピロウズと歩んだ年月を振り返ってみよう、と。
あ、「歩んだ」って言うのはオーバーですが。まだ5年くらい。
要するに、ピロウズへのラブレターです。一度も書いたことなかったからな(笑)
以前の日記を読み返しているうちに、さわおさんの素敵なコメントを見つけた。
「俺は7回生まれ変わってもピロウズをやる!」
何かのインタビューで答えられた言葉。
この言葉を知った頃は、他の好きなバンドが解散発表したり、メンバーが脱退したり、なかなかライブができなくてグラグラしていたりで、自分の気持ちもぐちゃぐちゃだった。
そんな中で、軸がぶれずに走り続けているピロウズの音楽を聴くと、心が休まるというか・・・
「ピロウズはわたしたちを裏切らない」
という思いを持ったのだった。
ピロウズと出会えたのは、わたしの人生の中でもトップクラスの幸運です(マジよ 笑)
(長くなるのでたたみます)<ピロウズとの出会い>
この年でロックに目覚めたのはBUMP OF CHICKENの『ユグドラシル』を聴いてから。
当時中学生の次男が、このアルバムに収録されているある曲を聴きたいというので、レンタルしてきた。
興味はなかったけど、せっかく借りたから聴いてみようと聴いたのがウンのつき(笑)
一気にのめりこみ、初めてライブハウスに行ったのが2004年11月1日の神戸チキンジョージ。
翌月には初遠征。(12月12日千葉・幕張メッセ)
で、しばらくバンプ一色に。
そのライブに行く前に、藤くんがコーラスで参加している曲があると教えてもらい、「水色の風」を聴いてsyrup16gに出会う。
そして、バンプが誰かのトリビュートアルバムで1曲歌ってる、と聞いて、調べてレンタルしてきたのが『シンクロナイズド・ロッカーズ』
「ああ、これこれ」と言って、初めて聴いた“ハイブリッドレインボウ”
なんじゃ、この曲!!めっちゃいいやん!
で、誰のアルバムだっけ?(ひどっ)
「the pillows?枕?」
「山中さわおって・・・・誰?」
初めてピロウズの名前を知った、2004年秋。
どうしてもオリジナルが聴きたくなり、即行『Fool on the planet』をレンタルしてきた。
とりあえずベストがてっとり早いと思って。
で、オリジナルの“ハイブリッドレインボウ”に感動。
夜勤明けでこのアルバムをガンガン聴いていたら、学校から帰ってきた次男が、
「誰!?これ。かっこいい!!なんで今まで隠しとったん!?」
隠してたわけじゃあないと思うが・・・
そして、バンドのことはちっとも知らないけど、1曲目の“Fool on the planet”に二人して感動。心にずしん!と響いた。
これが、ピロウズとの出会い。
人生の分かれ道(笑)<ピロウズ初ライブ>
初めてバンプで遠征した2004年12月。
その翌週にチキンジョージでピロウズのライブがあるのは知っていた。
でも、今みたいに毎週家を空けてライブに行くなんてありえなかったので断念。
ウブだったあの頃のわたし(笑)
で、初ライブはずーっとあとの、2005年12月2日のなんばHatch。1年間思い焦がれたピロウズのライブだった。<ピロウズライブ歴>
◆2005.12.02.“The third eye Tour”@なんばHatch
深夜明けでほとんど寝ずに参戦。お客さんの熱さと会場の一体感に感動。
「包容力のあるロック」と日記に書いている。
(↑目の前で売り切れたのであとで通販で買ったTシャツ)
◆2006.09.28. Mr.children&the pillows new big bang tour〜This is Hybrid Innocent〜@Zepp Osaka
おお、これ、ピロウズ2回目だったのか!と今さら驚く。
FC先行であっさりチケットが取れてびっくりした記憶がある。
入場時の本人確認が、今までで一番厳しかった。
ピロウズのあまりのアウェイ加減に、ライブ2回目なのにいっぱしのバスターズ顔して参戦した覚えがある(笑)
でも、全出演者の中で、さわおさんが一番輝いていたと今でも確信している。
※印象的なMC
「日本ストレンジカメレオン協会会長、山中さわおです。」
このツアー初日の名古屋では、対バンライブなのでミスチルもアンコールなしだった。それが大阪ではアンコールで“名もなき詩”をやった。
さわおさんが「ミスチル、1曲でもちゃんとアンコールやったほうがいいよ」って言ってくれたのでやることにした、と桜井さんがMCしたのを受けてさわおさん、
「オレが言ったから“名もなき詩”聴けたんだぞ。あとでみんなから800円徴収な!」
◆2006.12.09.“TOUR LOSTMAN GO TO CITY" @なんばHatch
初参戦のノーリリースツアー。セトリ覚えるのが難しかった・・・
※レコード会社移籍直前でのMC
「俺達が移籍するって事で、ものすごく一悶着起きてるって聞いたんだけど・・・。
友達から来たメールに『移籍しても変わらないでがんばってくださいね』って書いてあって、もう、カチーンと来てな!
ストレンジカメレオンを作ったのは僕ですよ?フールオンザプラネットを唄ってるのは僕ですけど!それ、みんな知ってるよね?
もう一つ聞きたいのは、俺達は今まではキングレコードっぽかったのか?その前はキャニオンぽかったのか?
俺たちが17年間どんな想いで、何と戦ってここに立ってるのか、わかってくれないのかなと思って・・・一人でもそういう人がいるのは寂しかった。わかってくれる人には、俺が死ぬまでここでロックを聴かせてやる!くだらない事心配すんな!」
◆2007.03.12. the pillows present CHEMICAL BUMP SHOW!!@大阪BIG CAT
前日の3/11、新神戸オリエンタル劇場でのコレクターズのライブにさわおさんはゲストで呼ばれて出演したそうだ。
「俺昨日神戸に歌いに行ったの。俺、人気なくってさ(笑)
だから今日は人気があるふうで、お願いします!」
◆2007.07.04. Wake up! Tour@京都MUSE
このツアーあたりから、ライブの本数が加速度的に増えていく。
玉ねぎ嫌いのさわおさんは、この日、玉ねぎ抜きのオムライスを作ってもらったとご機嫌だった(笑)
◆2007.07.13. Wake up! Tour@大阪BIG CAT
このとき、さわおさんを本気でキレさせるような声が客から飛んだ。
観客動員数が飛躍的に伸びたせいもあるのかな?
「今朝できたばかりの曲」を1フレーズやってくれたが、今思えばあれは“Last Holiday”だった。
◆2007.07.22. SETSTOCK'07@国営備北丘陵公園
MCが少ないのはフェスだから?と思ったけど、この日すでに体調が悪かったようだ。声はよく出ていたが。
「急がないとバンプに間に合わないよ。」
◆2007.07.23. Wake up! Tour@神戸ウィンターランド
さわおさんの体調不良で声が出ず、セトリを替えて、曲数減らして、途中中断してさわおさんが楽屋に戻って、なんとかやりとげたライブ。
ご本人にとったら不本意で思い出したくないライブだと思うが、ライブとは何か、ファンとは何かを考えさせられ、ライブの醍醐味が体感できた。
今でも「どのライブが一番よかったか」と聞かれたら、武道館とともにこの日をあげると思う。
「今日はみんなに助けられたよ。ほんとにありがとう。
それで・・・みんなに喜んでもらえるかはわからないけど・・・18年ぶりのことだけど・・・手紙をくれたら返事を書くよ。」
ちゃんとしたライブができなかったお詫びを、あの場にいたひとりひとりに言いたかったのだろう。
Peeちゃんやシンちゃんはこのライブのあと、何事もなかったかのように、「さ、帰ろうか」ってさわおさんに声をかけたそうです。
そしてそれがさわおさんにはとても嬉しかったそうです。
【追記】
このライブを語るには、やはりこの件は忘れたくない、ということで、こちら↓
http://d.hatena.ne.jp/firesign0916/20071125/p1
さわおさんにいただいた葉書の話です。
大切な宝物です。
◆2007.08.11. SUMMER SONIC 07 OSAKA@舞洲サマーソニック大阪特設会場
さわおさんのノドが心配で、最初の2曲くらいはヒヤヒヤしながら聴いた覚えがある。
でも、それは最低のライブマナーだと気づき、そこからは思いっきり楽しんだ。
「アンコールありがとう!
聴いたことない曲でも盛り上がれる?」
(いえーぃ!!と大声でみんな叫ぶ)
「ほんとに?信用していいかな?」(笑)
と、言って始まったのは“Advice”
フェスの客は信用ないんかい!とツッコミながら踊った。
◆2007.09.10. Wake up!Tour 追加公演@なんばHatch
このツアー、後半戦からステージセットが変わり、巨大なバルーンバスター君が3体登場。
それだけはネタバレしちゃ悪いと思って、ツアー終了後にセットのことを書き足そうと思っていたのに、書いていなかったことに今日気づく(笑)
でもまだはっきり覚えている。昨日のことみたいだ。
後ろのセットを指差し、「こんなセット、今回限りだから。・・・でも20周年のときまたやったりして・・・使い回しで。」
結局使わなかったね(笑)
◆2007.09.24. Wake up!Tour@Zepp Osaka
Zepp OsakaがSOLD OUTって、初めてだったのかな?嬉しそうだった。
「この前ここZEPPに来たのは、ミスチルとの対バンツアーのときだったね。
あのとき“早く桜井くん出てこないかな〜”っていう無言の圧力と闘って・・・大変だった(笑)」
「今日はこのZEPP・・・自力で・・・SOLD OUTだぜ!!ありがとう!」
映画『スケアクロウ』の話から、曲の“スケアクロウ”へ行くまでのMC。
「いいシーンがあるんだよ。アル・パチーノとジーン・ハックマンのふたりがレストランで握手するんだ。
友情とか、約束とか・・お互いを裏切らないための誓いとかで3回。
それで思ったんだけど、俺たち、真鍋くんやシンちゃんと握手したことがあったっけなって。
若い頃は無くて、そういえば15周年のときに1回だけ、“お疲れ様”みたいな握手をしたな」
「でも、俺たちにはそんな誓いの握手は必要ないんだ。
なぜなら・・・
俺たちの気持ちは、いつも同じほうを向いてるから。」
このライブの頃から、さわおさんの言葉に心がシンクロして、本気で曲を聴きながら泣くようになった気がする。
宗教の始まり?(by ストーさん 笑)
◆2007.10.22. ELLEGARDEN TOUR 2007(w/the pillows)@Zepp Nagoya
エルレも大好きだったので、めっちゃ楽しかった!
ライブ前のスペシャの対談で、さわおさんと細美くんふたりともモジモジくんの格好で登場。
そのとき「今度名古屋で対バンやるから、最後にこれでセッションしよか。お客さんにも着てもらって」って言われてたけど・・・
本当にやるとは思わなかった!!(爆)
Wアンコールでまずさわおさんがひとりでモジモジくん姿で登場。
照れくさいのか缶ビール飲みながら。
そしてエルレの全員がモジモジくんで登場。ライブ直後汗びっしょりで、着替えにくかっただろうにめちゃ早かった。
「先輩を待たすわけにはいかない!」って感じ?(笑)
で、全員モジモジくんで『Funny Bunny』夢の共演!
最高の思い出です。
初めてダイブの発射台になったのも、このエルレのとき。
Wアンコールのときの細美くんのMC↓
「本当はアンコール1回で終わろうと思ったのに、さわおさんがモジモジくんの格好でスタンバってて、やらないわけにいかなくなって・・・」
そして細美くんがいつものようにしんみりとMCを始めたとき↓
細美「いいことばっかりはないと思うけど・・・」
さわお「おい!この格好でいい話するのかよっ。」(爆)
◆2007.11.30. GOING UNDER GROUND さかさまワールドツアー ダブルス(w/the pillows)@岡山CRAZYMAMA KINGDOM
生まれて初めてのライブ休暇?を取って、ライブ三昧の日々。
10日間の休みでライブ7本。そのうち4本がピロウズ。
・・ああ、あの日に帰りたい・・・
この日が“Tokyo Bambi”初お披露目。ホーンが入っていてめちゃびっくりした。
初めてオリジナルver.の“ハイブリッドレインボウ”を聴いたのもこのとき。
GOING UNDER GROUNDのとき素生くんが、「久しぶりの曲を」と言って“LITTLE BUSTERS”をやってくれた。
◆2007.12.02.“TOUR LOSTMAN GO TO YESTERDAY”@名古屋CLUB DIAMOND HALL
ピロウズのツアーで、初めて「初日」に参戦。
しかもLOSTMANツアーだから、どの曲をやるのかは当日までのお楽しみ♪なので、ワクワク感がタダゴトではなかった。
そして、初めて先輩バスターさんに嫉妬した日。
「今回久しぶりの曲ばっかりなんですごく練習したよね?コピーバンドかっていうくらい。そんなに練習したのに歌詞を間違ったりして・・」
◆2007.12.04.“TOUR LOSTMAN GO TO YESTERDAY”@なんばHatch
このツアー、ずっとやっていなかった曲が多いので、スタジオにiPodを持ち込んで猛特訓したそうだ。
淳くんがまだいなかった時代の曲もあって、自主トレしたんだとか。
「シングルコレクションなんて、と思っていたけど、やってみたら楽しいんだ!
なんていうのかな、できの悪い子の発表会をやっているような感じ(笑)
もっと長いツアーにしたらよかったよ。」
◆2007.12.07.“TOUR LOSTMAN GO TO YESTERDAY”追加公演@SHIBUYA-AX
どんぴしゃ、さわおさんの39歳のお誕生日に行われたライブ。
SEはいつもの『Kerry's Duck』ではなく、スティービー・ワンダーの『Happy Birthday』!
メンバー全員がパーティ−用の三角帽子をかぶって、さわおさんは「本日の主役」と書かれたたすきを掛けて(笑)
お誕生日の超直球モードに大ウケした。
ノンフィクションのブレイクは、
「今日はお誕生日なので パーマをかけてきました。」
この日からサラサラヘアーのさわおさんは、パーマの人に(笑)
そして、アンコールでビールを一気に飲みしたさわおさんに“サードアイ”のとき事件が起きた。
題して「ゲップゲップ事件」(笑)
このTシャツの商品名は、『誕生日なのにドクロTシャツ(笑)』
モチロン、(笑)までが商品名です(笑)
◆2007.12.14. LOSTAMN GO TO YESTERDAY@Zepp Tokyo
2007年のロストマンツアーファイナル。
とうとう、4箇所全部参戦してしまった・・・
夜勤明けで飛行機に飛び乗り、Zepp Tokyoに行くのは初めてで心細かったけど、出会ったみなさんが優しくてとても楽しい遠征だった。
「GLAYや、Mr.Childrenみたいに
日本中、誰でも知っているようなバンドになりたいって
思ったこともあった。
ミッシェル・ガン・エレファントみたいに
ロックの世界を覆すようなバンドになりたいって
思ったこともあったよ。・・・ま、これは今でも少し思ってるけどな。(笑)
でも・・
長い長い、
長い時間をかけて、
世界でたった一つの本物のピロウズになれたと、思ってるよ。」
このMCに続いて“ONE LIFE”
泣くなというほうが無理だった。
◆2008.01.13. the pillows@高円寺HIGH
ライブハウス・高円寺HIGHのこけら落としライブ。
ピロウズのFC限定で、それもひとり1枚しか申し込めないライブに、当選するとは思わなかった。
友人とふたり駅のロッカーに荷物と上着を入れて、ライブハウスまでの坂道を駆け下り、開場までの20分を半袖Tシャツ1枚で寒さに震えながら待ったのも、今はいい思い出(笑)
さわおさんが「今日のセットリストは手抜き」と言われたように、
『Smile』の上から(1曲目から)4曲、
『Thank you, my twilight』の上から3曲、
最近のと今度リリースのシングル曲を順番に全部、
『MY FOOT』の上から3曲、
『Wake up! Wake up! Wake up!』の上から4曲
だった(笑)
◆2008.04.29. ganja/acid presents PSYCHEDELIC BAR ganja 16th anniversary “真昼の廃人 真夜中のHIGH人”@BIG CAT
大阪ミナミにあるサイケデリックバーganjaの、16周年記念イベント。
“special feauture the pillows”の言葉に惹かれて参戦。
シンちゃんとタケちゃん(店長さん?)が長い付き合いらしい。
このライブで初めてさわおさんのお母さんの話を聞いた。
「・・・うちのおふくろ・・・最近になってピロウズファンになったんだ。」
そのタケちゃんのリクエストで“Ninny”と“巴里のマリー”をやってくれた。
◆2008.06.03. the pillows presents DELICIOUS BUMP SHOW!! 〜ELECTRIC RAYS〜@BIG CAT
結構珍しいセトリだった。
“フロンティアーズ”や“Bite me”、この日以来聴いたことがない。
ラストの“Rosy Head”のときに、アンプのスイッチを入れ忘れてみんなにブーイングされていたさわおさんも、今はいい思い出(笑)
◆2008.07.24. PIED PIPER TOUR @なんばHatch
ワンマンツアーの合間に出演したap bankで、久しぶりに味わったアウェイ感の話をして、「いい人たちの中で、俺、毒を吐いちゃったんだよな・・・」と、珍しく自己嫌悪感をにじませていた。
ライブは新しいアルバムの中の曲に混ぜて、“ICE PICK”や“パトリシア”をやってくれて楽しかった。
Peeちゃんはライブ終わってからもずっとギターを弾いている、という話になったときのPeeちゃんの一言。
「・・・ギターが上手くなりたいんですよ。」
感動した。
アンコールの前のMC。
「曲をやる前に言っておきたいことがあるんだ。
しつこくapの事なんだが(笑)
GLAYはあんな真っ黒の服を着て、髪を立ててるのに、TERUくんが出すオーラですごく爽やかなんだよ。
俺も今日と同じ服で、桜井の服のドクロよりも爽やかなのに、なぜか毒が出ちまってな。ドクロのほうが爽やかだな(笑)
・・・・・
俺は、人間性は全然ダメだけど
音楽性は最高だから
俺とおまえらは音楽でつながってるんだろ?
またいい曲を作って
おまえらを絶対裏切らないから! 約束する。
久々に歌う。
Fool on the planet、聴いてくれ!」
心情を吐き出すような“Fool on the planet”に、泣いた。
◆2008.08.01. PIED PIPER TOUR @岡山CRAZY MAMA KINGDOM
ピロウズの、岡山初のsold out。
そして友人のおかげで、ピロウズのライブで初めての最前列だった。
アンコールで目の前に来たPeeちゃんのギターとヒザに触ってしまった(大汗)
「所詮おまえらとは、ビジネスの上での付き合いだ!」(爆)
◆2008.08.10. SUMMER SONIC 08@舞洲サマーソニック大阪特設会場
そのテントのトリが、VA○○で(←自主規制)、そのファンのお嬢様・お姉様が朝から最前列を陣取り、場所取りしていた。
他のバンドのライブもちゃんと観ている人もいるにはいたけど、つまんなーい・早く終わって〜モード全開の人がほとんど。
そのファンに向かってのさわおさんのMC。
「キミたち、H○D○さまを待ってるの?」
お姉様たちうなずく。
「ふーん。でも俺たちまだまだやるから」
会場が盛り上がったのは言うまでもありません(笑)
◆2008.09.06. PIED PIPER TOUR@Zepp Osaka
これまでのライブの中で、一番客の雰囲気が悪かった。
ローディーさんのチューニング中から押される(無理やり最前ブロックに入ってきた輩がいたらしい)
MC中に、「次何やるのー」「次!」とか言って話をぶった切る。
“Midnight Down”“パトリシア”“ファニバニ”で起こりかけた手拍子。
イヤモニ直しながらブラのネタをほのぼのとしているのに、「脱げ!」と言うヤツ。
ドラキュラみたいな爪をして、モッシュゾーンで手を振り上げる女。
何度か殺意が生まれた(本気)
でもライブは楽しかった。
“Advice”のボーカル回し、初めて見た。(あとにも先にもこの日だけ)
このツアーのあと、お客さんが増えたせいかいろんな人がいて違和感を感じたこともある、とさわおさんがFC会報に書かれていたが、明らかにこの日もそのうちの1日ではないかと思う。
「俺たちバンド始めて19年。19年前にはまさかこんなに楽しい未来が待ってるなんて思ってもなかった。
俺たちだって19年活動し続けても未来も明日もまだ分からないんだ!だから好きなことをやろうぜ、なあ!」
↑“FUNNY BUNNY”前のMC。
傍若無人な振る舞いをしている人は、「好きなことをやろうぜ!」の本当の意味を、よーく考えてほしい。
これからのピロウズのライブは、一体どうなっちゃうんだろう、と少し不安になった。
◆2008.09.16. PIED PIPER TOUR〜19th Anniversary〜@神戸ウィンターランド
前年の7月23日のウィンターランドでのライブでは、さわおさんが体調不良でちゃんとしたライブができなかった。
その悔しさ、申し訳なさを、もらった手紙への返事という形で落とし前をつけたのかと思っていたら、なんとこの年の記念すべき916アニバーサリーライブを、神戸ウィンターランドでやるという。
この日販売された、お一人様1枚限りの916Tシャツにも、『REVENGE KOBE』とプリントされていた。
キャパ400のところ、4000通もの応募があったとのこと。
916ならZeppクラスの大きいところだって、このところのバンドの勢いなら軽くSOLD OUTするだろうに。
商売を度外視したバンドの落とし前のつけ方に、またまた惚れ直したのでありました。
「“ストレンジカメレオン”は、本当に苦しい時期に作った曲なんだ。今は“ハイブリットレインボウ”とともに代表曲と言われてるけど。
3年前のap bankで、ミスチルがやった“ストレンジカメレオン”に、3万人が飛んで楽しんでくれて・・・万感の想いだった。
19年。俺たちだって19年かかってここまでこれたんだ。君たちだってできる、絶対できるよ!」
「来年は20周年だけど、“やっぱり20年もやってるとダメだなあ”と言われないように、いい曲作るよ!」
今読むと、しみじみ・・・有言実行型のさわおさん。
そう口にすることで、自分を前に進ませているのかもしれない、と思った。
この前のZepp Odsakaで感じた不安が少し薄らいだこの日。(というか、暑すぎて余計なことを考えずにすんだ、とか)
◆2008.10.05. PIED PIPER TOUR FINAL@Zepp Tokyo
ツアーファイナル。ピロウズのライブ、2回目の最前列。しかもさわおさん前。
いい冥土の土産ができました(笑)
メンバーの表情がとてもよく見えて、特にMCのときは瞬きするのも忘れて見入ってしまった。
「あの〜、俺はねえ・・・音楽が好き!
このツアーでホント、思ったよ。
俺は音楽が好きだし、
ロックが好きだし、
ピロウズが大好き!
ちょっとだけ、キミたちのことも好き。」(笑)
トリプルアンコールのあと、拍手し続けるお客さんに向かって、
「もう何も言うことないわ
・・・とっとと帰れ!」
(なおも拍手して動かない客に)
「とッとと帰れ!!」
この言葉のあとの笑顔が最高に優しくて泣けた。
◆2008.12.09. TOUR 08 LOSTMAN GO TO CITY@大阪BIG CAT
久しぶりに日記を読み返すと、すごいセトリだったんだ!と今さらながらに思った。
“昇らない太陽”!“Moon is mine”!“ウィノナ”!
“サリバンになりたい”を初めて聴いたのもこのとき。
セルフカバーの曲をやるのもロストマンツアーならでは。
40歳のお誕生日にもらったという増子さんからのメールの話も楽しい。
そうそう、『サリバンになりたい、ぜひ再録をお願いします!ピロウズさん』と書いていたら、本当になっちゃった。嬉しい!
◆2008.12.10. TOUR 08 LOSTMAN GO TO CITY@名古屋BOTTOM LINE
自分がまさか、仕事が終わってから新幹線に飛び乗り、名古屋のライブに行くようなイケナイ子になるだなんて、夢にも思っていなかったわ(笑)
開演には間に合わなかった。でも大阪ではやらなかった“HEART IS THERE”が聴けて満足。
この日のハコ、ボトムラインには15年くらい前に、まだ今みたいに売れていなかったMr.Childrenと対バンで来たそうだ。
それを観た!というお客さんもおられた。
さわおさん、ちょっとびっくりしながらいたずらっぽく、
「俺たち、なかなか人気出てきただろ?」
これにはぐっときた。
◆2009.02.12. 〜BLUE SONG WITH BLUE POPPIES〜@ ビルボードライブ大阪
初めて観るピロウズのアコースティックライブ。
バンド結成20周年記念ということでさまざまな企画が予定されていて、そのうちのひとつがこれ。
ウッドベースを立って弾く淳くん以外は、メンバーも客も座っているという状況に、勝手が違ってかなり気恥ずかしい感じがしたけど、とてもいいライブだった。
前列のお客さんに向かって、
「いつもすごいテンションでやってるから、“どうしたらいいんでしょう、ボク”状態じゃない?」(笑)
「俺も目が合わせられないよ」
Wアンコールで、初めてアコースティックver.の“雨上がりに見た幻”を聴いた。
初めて聴く曲なのに、涙が出た。
◆2009.04.18. “CAPITAL RADIO '09 〜DAY1〜”@大阪BIG CAT
今まで行った中で、一番楽しかったライブは?と聞かれたら、迷わずにこのライブをあげそう。
出演は、怒髪天・the pillows・monobright。要するに、道産子大会(笑)
バンドの世界でも先輩・後輩の序列があるようで、桃野くんが、
「怒髪天とピロウズにはさまれて・・・正直つらいです。
どちらももちろん優しいですよ。でも緊張しちゃって。
・・・道民にとって、この状況はつらいです!」
と言われていた。
そうそう、この日モノブライトは初めて白のポロシャツを脱いだんだよね。
ピロウズの“1989”を初めて聴いたのもこの日。
アンコールでは3バンド揃って“Finger post of magic”
増子兄ぃのおかげで実現したこのセッション、おもしろすぎて笑いすぎて涙が出た。
ラストの締めは、ステージも会場も一体となってジャンピングフィニッシュ!
見事決まった!!
増子さんが魔法使いに見えた日。
◆2009.07.04. 20th Anniversary LATE BLOOMER SERIES 04 “SYNCHRONIZED TOUR”(w/ストレイテナー)@Zepp Nagoya
待ちに待ったシンクロツアー。
久しぶりに観たテナーもよかった。
アンコールでホリエくんが再登場して、ピロウズとセッションで“RUNNERS HIGH”!
“ストレンジカメレオン”前のMC。
「この曲で終わりと思った。でも、この曲が始まりだった。」
◆2009.07.17. 20th Anniversary LATE BLOOMER SERIES 04 “SYNCHRONIZED TOUR”(w/髭(HiGE))@Zepp Osaka
両バンドとも、オルタナモードで楽しい!
髭ちゃんの“ギルティーは罪な奴”のときに、ステージにバスター君登場。
曲に合わせて踊ったり、エアギター弾いたり、ストーさんにハグされたり(笑)
この日のさわおさんのMCは明るくて、自分も楽しんでいるのがわかった。
「916、武道館武道館言ってるけど、チケット即完だってな。
メンバー一同、まだ実感がなくて喜べてません(笑)
20年かけて、壮大なドッキリを仕掛けられてるんじゃないだろうか?」
◆2009.08.07. 20th Anniversary LATE BLOOMER SERIES 04 “SYNCHRONIZED TOUR”(w/THE COLLECTORS)@広島クラブクアトロ
初めて観たTHE COLLECTORS、めっちゃよかった。
ピロウズも、THE COLLECTORSと対バンできて嬉しそうだった。
ただ、ピロウズのときの立ち位置を間違えて、不快指数が高まって後ろに下がる羽目になってしまった。
モッシュがしんどくて下がったことはあるけど、他の客にキレて下がったのは初めて。
空気読まない声かけもあって、さわおさんも「あまりしつこいと俺、機嫌悪くなるよ?」って言われてた。
もう忘れよう(笑)
武道館のあとに入った居酒屋で、偶然隣り合わせになったカップルの男性(from 広島)に、
「この前の広島にも来られてましたよね?」「は、はい」
「DVDにも映っておられましたよね?」「(ぎょっ)は、はい」
と言われた。わたしがキレてたのも見られたのかな。とほほ・・・
THE COLLECTORS・加藤さんのMC↓
「ピロウズの武道館、即SOLD OUTしたんでしょ?
甥っ子がいい大学に入ったみたいに嬉しかったよ。じ〜んと・・・」
嬉しかっただろうな、さわおさん。
続いてさわおさん↓
「コレクターズのあとだと・・・小さくてすみません」
加藤さん、デカいもんな(笑)
「100や200バンドがあるけど、20年以上続けられるのはほんとにわずかだけ。
今日この2バンドとも20年超えてる。
コレクターズみたいなかっこいいアニキがいるから、これからもがんばるんでよろしく!」
◆2009.08.28. 20th Anniversary LATE BLOOMER SERIES 04 “SYNCHRONIZED TOUR”(w/怒髪天)@Zepp Sapporo
気づいたら札幌の地に立っていたわたし。
これはピロウズへの愛、だけじゃなく、最近芽生えつつある怒髪天への愛のせいじゃないかと・・・(笑)
20周年記念の対バンツアーファイナル、
さわおさん・Peeちゃん・増子さんが、若かりし頃活躍していた札幌、
ここでこの3人が出会わなければピロウズは結成されていなかった、
などなど、そんな素晴らしい条件が揃ったこのライブ、なんとしてでも行きたくなるのはあたりまえじゃないか!(なぜにいまさら熱く語る?)
怒髪天のライブ。
山中が前みたいなラブソングをまたやってくれって言うから、「ちょっとだけラブいやつ作った」と言い訳しながらやってくれた“武蔵野流星号”
いい曲やなー、って曲が終わってからもじーんとして余韻に浸っているときに、いきなり始まった“スケアクロウ”のイントロ。
丁寧に丁寧に歌う増子さんの“スケアクロウ”、忘れられない。
ずっと泣きながら聴いていたけど、2階で聴いていたさわおさんも泣いていたようで・・・
自分たちのライブの1曲目、“ノンフィクション”に、なかなか気持ちが切り替えられなかったそうだ。
さわおさんは増子さんとの出会いを語るとこの20年間が思い出されるようで、MC途中で泣きそうになって「ギリギリセーフ!」って笑っていた。
アンコールでは“Finger post of magic”を怒髪天とセッション。楽しかったな。
「武道館、恥ずかしくないようなライブをするよ。」
◆2009.09.16. 20th Anniversary LATE BLOOMER SERIES 06 “LOSTMAN GO TO BUDOKAN”@日本武道館
自分がステージに立つわけじゃないのに、めっちゃ緊張して迎えたこの日。
5月頃から大流行していた新型インフルエンザの勢力が弱まらず、本当に体調だけは気になっていた。
でも、無事にこの日が来てよかった。
あの素晴らしいライブを見届けることができてよかった。
ピロウズがいてくれてよかった。
いろんな意味で、心からそう思った。
「今朝、目を覚ましたら、20年経ってました。
・・・目を覚ましたのに、まだ夢の中だ!」
「ピロウズなんて壮大な内輪ウケするバンドなんだ。
(客のほうを見て)キミたち内輪?」
「そんな内輪のキミたちにラブソングを。」
“Ladybird Girl”へ。
「涙が出るほど感動したことはそんなにないけど、今日がその日になったよ。キミたちに出会えたことが。ありがとう!」
「肉体には限界があるけど、心には限界がない。
俺の小さな小さな宇宙はまだまだ広がり続けてる。
その宇宙に、
時折射す光があって、
それは、
君たちだった!」
「音楽業界の端っこにしがみついて、売れない音楽をやって・・・・
武道館のこのステージに立って、何かを成し得たんだろうか?」
「もしそうだったら、俺は嬉しいぞ!
連れてってくれよ!この世の果てまで!!」
「今度は、小さいとこで遊ぼうぜ!」
書ききれないほどたくさんある。
でも本当は、この日、MCよりも何よりも、鳴らされた1曲1曲が雄弁にわたしたちに語りかけていた。
「ありがとう。」「これからも俺たちを見ていてくれ!」
と。
そしてしつこく番外編(笑)
◆2007.07.31. FM 大阪 “ROCK THE RADIO851”公開生放送
さわおさんがゲストの予定だったが、ノドの静養のために、急遽Peeちゃんがピンチヒッターで出演。
Peeちゃんひとりで喋るなんて、そんな機会もめったにないので嬉しかった。(さわおさんゴメン)
もっとギターがうまくなりたいというPeeちゃんに、DJさんが「十分じゃないですか!」と言われたのを受けて、
「とんでもない、全然まだまだです!ギター1本で泣かせるようになりたいです。」
◆2008.11.06. THE PREDATORS SHOOT THE MOON TOUR@Zepp Osaka
山中さわお(the pillows・Vo/Gt)×JIRO(GLAY・Ba)×ナカヤマシンペイ(ストレイテナー・Dr)=THE PREDATORS
いろんなファンが集まって、大丈夫かな?異種格闘技みたいな雰囲気になったらイヤだな、と不安だったが、大丈夫、楽しかった!
会場の左右で、ファンがきっちり分かれたけど(笑)
「予想してると思うけど・・・レパートリーが少ない。
だからMC長めにやるからな!」(爆)
JIROくんばかり見ている子に、
「28秒はJIROくん見てていいけど1秒はシンペイくん、1秒は俺をみるんだぜ!
バランスってものがあるだろ?」(笑)
今日改めて“Ladybird Girl”の歌詞を見ていて思った。
この曲、ラブソングだと思っていたけど、
Is this love?
This is love!
キミに会いたいな
理由がなくちゃ すぐに会えないなら
Is this love?
This is love!
効き目があるかい
古いギターで新しい歌 また作ったんだよ
って、まったくもって、バスターズへの歌じゃないか。
どのライブでも選んで歌われるわけだね。
今頃気づいてごめん。
そして新しい歌をまた作ったピロウズは、確かな理由を持ってわたしたちに会いに来てくれるんだね。
効き目あるよ!大あり!(笑)
Thank you very much
I like you the pillows!!