a flood of circle(ア・フラッド・オブ・サークル)
直訳すると、「円の洪水」
彼らを初めて知ったのは、今年1月のBIG CATでのイベントだった。
他のバンド目当てで行ったライブだったが、彼らのかっこよさと佐々木くんの声にすっかりやられてしまった。
2回目のライブは6月の磔磔。
そのときの主催のバンドがトリで、わたしは時間がないのでトリを観ずに帰ろうと磔磔のドアを開けたら、フラッドのメンバーさんが全員物販周辺におられて、やたら緊張してタオルを買ったのを覚えている。
それから約1ヵ月後にギターの岡庭くんの失踪。
にわかファンのわたしでさえ大きなショックだったから、昔から彼らを応援していた人たちにはどれほどの衝撃と悲しみだっただろうか。
その後もサポートギターを入れて活動を続けているa flood of circle。
今の彼らが見たい。そういう思いでこのライブに行くことに決めた。
平日の真ん中、弱まることを知らないインフルエンザの猛威のせいもあるのか、思ったよりお客さんは少なかった。
下のフロア後方には数個小さいテーブルが出されていた。
今日はそのテーブルの横で見ようと思っていたのに、開演前には空いているスペースに行って、フラッドのときは2列目にいた(笑)
相変わらずクアトロの音はいまいちで、歌詞やMCがはっきり聞き取れないことが多くてイラついたけど、お客さんの雰囲気もよくてとても楽しかった。
久しぶりにモッシュもしたし(笑)
01.赤いパーカー
02.ガーネット
03.まえぶれ
04.あしあと(新曲)
05.スペースオペラ(新曲)
06.まばゆい
(セットリストはいただきものです)
serial TV dramaを初めて観たのは今年の1月、タワレコ渋谷のインストア。
2回目は7月の京都のアバンギルド。
ボーカルさんの声も好きだし、演奏もうまいしかっこいいバンド。
若い子に受けそうだな、とおばちゃんみたいなことを(実際おばちゃん)思ったが、そのあとリピートして聴くところまでには至らなかった。
でも今日、今までで一番音がいけてないと思うのに(演奏が悪いわけではない)、ライブはめちゃよかった!
新曲の2曲、特に“スペースオペラ”、テンションが上がって初めて聴く曲なのに拳を上げてしまった。
曲数は少なかったけど、タオルをまわす曲や聴かせる曲など多彩で、こんないいバンドだったんだー、と思った。
新しいアルバム来週21日リリースだそうです。気になります。
01.白い声
02.闇を暴け
03.体温
04.ENTRANCE
05.消えたプレヤード
06ぐるぐる
07.スモールワールド
(セットリストはいただきものです)
去年の8月にスタクラで観て以来のランク。
久しぶりでドキドキした。
こんなふうに言うと怒られるかもしれないけど、ステージに現れたランクは、ベテランの風格が漂っていた。(←褒めてます)
1曲め、昔よく聴いた曲だ!ほらあれ!
結局タイトルが出て来ず、あとで友人に教えてもらった。ああ、情けない・・・
心の一番奥のやわらかいところに響く音
“体温”で、ちょっと泣きそうだった。
そのあと小高くん、ギターの(エフェクターの?)調子が悪いらしくて調整をされ、クアトロや清水音泉さんのスタッフの方も出てこられてしばし中断。
見かねた壮くんが、「こんばんは。ランクヘッドです!」とご挨拶を。
小高くん、器材がうまくいかず少しイラっとされたようだけど、
「こんな日に限っていいライブになる気がするよ!」と。
みんな笑顔で大きな拍手を。
ベースの合田くんがくるくるまわって楽しそうに弾かれていたのが印象的。
後半盛り上がってみんな飛んで、前列付近でモッシュが起こった。
楽しかった。
小高くんが前日のライブでのオーディエンスについて、ブログでちょこっと書かれていた。
「一見盛り上がってるんだけど、なんかそこになんのコミュニケーションもない感じに、凄く遠い、それこそ那由多より遠い精神的距離を感じた。」
「そんなに人がギュウギュウじゃなかったので、その空いたスペースが逆に仇となって、暴れたい放題に見えた」そうだ。
大阪では逆に「大阪!おとなしいぞーーー!!」って煽られたけど(笑)
ステージからいろんなものが見えているんだな。
こっちからも見えてるよ。と言ってみたり。
「30日、また大阪に来ます、ライブです、無料です。」
学園祭だそうです。いいなあ。
体温/LUNKHEAD
ギターの岡庭くんが失踪されたのは7/6。
メンバーの友人の友人みたいな遠いつながりの人とは連絡が取れていて、彼の生存確認は取れたものの、バンドのメンバーやスタッフとは連絡が取れず、直後に控えたツアーファイナル(7/12)は、サポートギターに入ってもらって乗り切る。
11月リリース予定のセカンドアルバムの収録も、サポートギターで乗り切る。
☆サポートギター:奥村大(wash?)・菅波栄純(THE BACK HORN)・安高拓郎(椿屋四重奏)・竹尾典明(FoZZtone)
その後も連絡が取れないまま3ヶ月。
10/14、公式HPに岡庭くんの脱退が発表された。
前日の名古屋でのライブの初めに、佐々木くんの口からも話がされたそうだ。
十字架みたいなものを背負っているなら、それを引っ剥がしてやりたい。
バンドが重荷になっていたなら、脱退させるのが彼にも俺たちにも一番いいと思った。
また笑って会えるように。
そして、会場の空気が重くなってしまったので、「俺、言葉選ぶの下手だな」と言われたそうだ。
どんな言葉を選んでも重くなるでしょう?
メンバーもスタッフも、苦しんで苦しんで出した結論らしい。
9月下旬には佐々木くんがインフルエンザに罹ってしまい、直後のライブ2本がキャンセルになっていた。
本当に・・・メンバーの心情を思うと、ファン歴の浅いわたしでも胸が痛む。
大阪では岡庭くんについては触れられなかった。
ただ、「最初大阪にライブしに来た時は、お客さん2人だった。このイベントも最初は小さいところでやるか、ツアーができるとは思いませんでした。」
そして、「今何が起こっているか見てほしい。」と言われた。
「Buffalo Dance」は岡庭くんの雄たけびが入っているので、しばらく聴けないかと思っていた。大さんがかっこよく叫ばれていた。
「改めまして、おはようございます。ア・フラッド・オブ・サークルです。What's Going Onへようこそ!」
4曲くらいがっつりやったあとで。佐々木くんはいつも「おはようございます」って言うんだね。
ベースの石井くんはいじられ役?
大さんに、知らないうちにベースにシール貼られた話を。
みんなに「かわいい!」と言われて「じゃあ、貼っとこう」
(佐々木くんも、トランクに大きな字で“りょうすけ”と大さんに書かれたそうだ)
石井くんの話はオチがなく着地がうまくいかないので、ドラムの渡邊くんに「石井、もう喋んないほうがいいよ。」みたいなひどいことを(笑)言われていた。
新曲の“博士の異常な愛情”をやります、と佐々木くんが言ったら、
渡邊くん「セッションやりたい!」
佐々木くん「(照れ笑いしながら)そういう日もあるよね?」
どうやら佐々木くんがセトリを間違えたみたい。
「シリアルもランクヘッドもダイレクトに伝えられるバンドが集まったように思います。拍手ー!」とみんなで大きな拍手を。
“プシケ”でいつものようにメンバー紹介。
「俺の大事なメンバー紹介します!」
と言われたので思わず身構えてしまった。
「ドラムス!渡邊一丘!」
「ベース!石井康崇!」
「ギター!奥村大!」
「ボーカル、佐々木亮介です」
「ア・フラッド・オブ・サークル!!」
あとで佐々木くんが、「サポートギター、奥村大さんです!」ともう一度紹介されたとき、きりっと胸の奥が痛んだ。
きっとメンバー紹介のたびに、岡庭くんのことを思い浮かべてしまうんだ、この先ずっと。
「明日はやってくるという曲をやります」
“シーガル”
なかなかのモッシュに巻き込まれ・・・楽しかった(笑)
“ロシナンテ”
フラッドとの出会いの曲。大好きだ。
ラストは「秋ですが“春の嵐”」
そしてアンコールで「踊って帰ってください!“象のブルース”」
「笑っても〜♪」の部分をコールアンドレスポンス。
フラッドのメンバーはみんな、時折客席に笑顔を見せて。
大さんは淡々と。
潔い、まっすぐなライブだった。
今のフラッドを観ることができてよかった。
01.session〜Ghost(新曲)
02.泥水のメロディー
03.Thunderbolt
04.Buffalo Dance
05.session〜Forest Walker(新曲)
06.博士の異常な愛情(新曲)
07.プシケ
08.シーガル
09.ロシナンテ
10.春の嵐
En.象のブルース
11月発売の『PARADOX PARADE』のツアーが2月から始まるそうだ。
大阪は2/28(日)、十三ファンダンゴでワンマン!
これは買いでしょうというわけで、ライブ後販売された、超先行発売のチケットをゲット。
買ってから、もしかして某バンドのファイナルとかぶってたんじゃあ!?と焦ったが、1週間ずれていた。
やれやれ。
Buffalo Dance/a flood of circle