星と石ころ日記

神戸在住。風の吹くまま気の向くまま。

the pillows OOPARTS TOUR@水戸LIGHT HOUSE




☆最初にお断り:ツアー初日につき、セットリストやMCを詳しく書くのは良くない、と知りつつ、自分の記憶が薄れないうちにと書きました。

なので、これからツアーに行かれる方はご注意ください。





上野から特急で1時間5分。

水戸に着いて迎えてくれたのはやはりこの方たち。


そしてライトハウスの前にもおられました!


こちらはおひとりで。






ピロウズのライブは916武道館以来。

しかもツアー初日に参戦するのは、短いロストマンツアーのときに一度あっただけ。

アルバム『OOPARTS』が素晴らしい出来ということもあって、初日のこの日をとても楽しみにしていた。



10月終わりに救急入院したときに、ある方がくださったお見舞いコメントを読んで、子供みたいに泣いてしまった。

そのとき本当にしんどくて、これから自分はどうなっちゃうんだろう、と不安でいっぱいだったときにもらった言葉。




「体調万全で聴きましょう、あの声を。

『久しぶりじゃないかっ』」




幸い薬がよく効いて、1週間足らずで退院できた。


その間3つライブを流したこともあって、早くライブに行きたかった。


近場で何か、と思ったけど、復帰戦はピロウズのライブと決めて待つことにした。




実は体調は回復しても気力がなかなか戻らず、このへんが潮時か?と思ったこともあったんだよ。


でも偶然に、今日から連続して好きなバンドのライブが続くので、なんとかこの日までがんばろう、と思ったんだよ。




そんな状態だったのに、ライブハウスに着くとテンションがあがるあがる(笑)


またここに帰って来れてよかったな。(ライトハウスは初めてですが 笑)





(↓下にセトリあります)








先行物販の列に並んで『ジョニー・ストロボ』TシャツとブルーポピーズのライブCDを購入。


このツアー、いきなり5枚のTシャツが発売されて、ちょっと悪どいんちゃう?と思った(笑)



このライトハウスは3階にクロークがあって、開場前に荷物が預けられる。

しかも、荷物1個200円という安さ。

大きさではなく個数みたいなので、上着も一緒に入れられる、大きめのカバンを用意しておくことをオススメ。




フロアは想像していた以上に狭い。ステージも低め。

ほんとに350も入るのかな?


フロアからみると2階?になっているところでも2列くらい並んで観れるスペースがある。

神戸VARIT.みたいな感じ。


開演を待つ間、周りの若い人たちの会話を聞くともなく聞いていたら、最近ピロウズファンになった人や、こんなに小さいライブハウスで観るのは初めて、という人も多いようだった。


みんな、21年目に突入したピロウズが早く観たくてうずうずしていた。

この、開演前のドキドキがいいんだよね?


ライブ自体が1か月ぶりなので、今日は少し後ろでまったり観ようと決めた。





客電が落ちていつものSEが流れると、押しが来た。

ど真ん中にいたが、前がデカイ男の子ばかりだったので、押された勢いに乗じて左側に回り込んだ。



さわおさんと淳くんの間くらい。シンちゃんもよく見える。


・・・・しまった!Peeちゃんが全然見えない!(泣)



身動き取れないのでそこでがんばる。結局モッシュゾーンだ(笑)



1曲目はきっとあの曲。<セットリスト>


01.Dance with God
02.ビスケットハンマー
03.Walkin'On The Spiral
04.YOUR ORDER
05.FOXES
06.Lemon Drops
07.メロディ−
08.Kim deal
09.Good Morning Good News
10.New Animal
11.Curly Rudy
12.RUSH
13.Like A Lovesong(Back To Back)
14.ジョニー・ストロボ
15.Beyond the moon
16.LIFE SIZE LIFE(The bag is small,and I don't enter)
17.Primer Beat
18.この世の果てまで
19.No Surrender


En.1

01.雨上がりに見た幻
02.LAST DINOSAUR


(SE.YOUR ORDER)


En.2

03.Poison Rock'n'roll



「Dance with God」はじまりでやっぱり!と思ったが、次の曲は・・・・


「ビスケットハンマー」!?


いつ以来!?思わず小さく叫んでしまった。


そして「Walkin'On The Spiral」!

わあわあわあ!!

初日から熱いなっ。



なかなかのモッシュに踏ん張る。

少し斜めだけど、歌っているさわおさんの顔がばっちり見える。



●「久しぶりじゃないかっ」



もう何回聞いたかわからないさわおさんの決め言葉に、泣きそうになる。


黄門様の印籠だね(笑)


早く聞きたかったんだよ、その言葉。


よし!周りの若者たちに負けないよう、ついていくよ!



(以下、MCはうろ覚え、順不同)




さわお「嬉しくて・・・こう・・・顔がにやけちゃうんだ。

(しみじみと)早くツアーやりたかったんだよな。」



うんうん。同じ気持ちだよ。

そのあともさわおさん、「(客席が)近いなー」って嬉しそう。


「今度は小さいとこで遊ぼうぜ!」って武道館で言ってたもんね。





さわお「茨城なので・・・今日はシンちゃんのお母さんが来られてました!」(おおっ)

(シンちゃんは茨城県出身)


シン「ライブが始まる前に帰ってもらいました。」(えーー!)


シン「俺、会社員してるって言ってるから。」(笑)


さわお「えーーー!!(自分の髪やTシャツに触れながら)どんな同僚なんだよ!」(笑)


シン「思わずスーツ着てステージに上がりそうでした。」


さわお「スーツ着てたらそれでいいのか!?」(笑)


うなずくシンちゃん。




さわお「それでシンちゃん・・・学生時代・・・(吹き出しながら)ピクニック同好会だったんだって!」(笑)


Pee「しかも会長だったって!」(ええっ)


シン「合言葉は・・・“レッツピクニック!”、略して“レツピク”」(笑)




けれどあとのメンバー紹介のときにシンちゃん、


「“レッツピクニック”って言った覚えがないんだよな?

よく考えてみると・・・ピクニックじゃなくて、ハイキングだったわ。」(爆)


ハイキング同好会会長だったそうです(笑)



●「ピロウズは20周年ですが、ここライトハウスも20周年だそうです。」(拍手〜)


「店長からお祝いに、酒と納豆もらいました。」(笑)




●「Lemon Drops」のときに、“Hello,Hello,her rock♪”のところを思わず一緒に歌ってしまい、「しまった!」と思い周りを見たら、みんな歌ってた。


楽しいから、ま、いいか。



●大好きな「メロディー」が終わって、次はなんだろ、と待っていたら、


 
 ああ キミのこと思い浮かべちゃって
 眠れない夜の記録をのばしている



きゃあ〜〜「Kim deal」!!


この歌いだしがとても好きで、どのベスト盤にも入っていないけどベストな曲で。


まさか今日、聴けるとは思わなかったので、ふいをつかれてホロッとした。


でもって、次は「Good Morning Good News」

これまた久しぶり!

1年以上、聴いてないよきっと。



「New Animal」の次の曲なんて、ライブで初めて聴いたし!タイトルわからんし!

「ルディ」?(あとでiPodで探した)



そして「RUSH」!「Like A Lovesong」!


涙目で聴く。




さわお「そこにいるマイフレンド♪」


客「これはキミのうた♪」


キマッタ!かな?



どれもずいぶん昔の曲なのに、どれも古くない。今も生きてるね。




さわお「初日なので、歌詞があやふやなのは・・・(あとなんて言われたっけ?大目に見て?)

前列の男の子を指し、「君、そこのまゆ毛の濃い君!(笑)

ずっと歌ってくれてるよね?(口パクで?)


でも、さっきメロディーで間違えただろ?

歌詞があやふやなとき君が大きな口開けて歌ってくれてたからつい目が行くんだけど、あれ?って(笑)

俺、間違えた?って思っちゃったよ。


自信がないときはうつむいてくれ。」(笑)



あ、ライブ中合唱していいってことじゃないよ。念のため。




あと、ラブソングのときに、男の子のキラキラした目と合うと、どうしよう?微妙・・・と思うそうだ。




最前列の人たちに、「俺と目が合った時、先にそらすのやめてくれ。

(自分でも目を見開いて)がんばって踏ん張るんだ!」(笑)


そういえば前にも言われてた。先に目をそらされると、嫌われてるのかな?と自信がなくなるって。


だからみなさん、最前列に行ったときには気をつけましょう。(笑)






「ジョニー・ストロボ」


今日、この曲が最高だった。


短くて、さほど力を入れて作った曲ではないようなのに、とっても好きだ。


アルバムではこの曲があるから「雨上がりに見た幻」が際立っていると思う。


ライブで聴くとさらに、さわおさんの声が優しくて胸に沁みた。




●「Primer Beat」はライブで聴くほうが絶対いいな。



●「連れて行ってやるぜ!この世の果てまで!」


武道館のときのことを思い出す。




さわお「ワン・ツー・スリー・フォー!」


さわお&客「ファイブ・シックス・セブン・エイト!」



おおっ、「No Surrender」今日はこの位置か。もうラストじゃあ・・・



 どんなに悲しくても
 生き延びて
「また会おう!」



メロディーなしでさわおさんが叫ぶ。

「また会おう!」



やっぱりラストだ。


終わっちゃう。寂しさが襲ってくる。



アンコール。


「雨上がりに見た幻」


まだやってなかった。じっくり歌詞を聴く。武道館をまた思い出した。



そして・・・


「LAST DINOSAUR」


 どこでだって誰の前だって
 ただ自分でいたい



この曲もライブで聴くの、初めてだ。

10年くらい前の曲だよね?

今のピロウズで聴くのもいいなあ。


それにしてもさわおさんは、昔から今まで「うたいたいこと」がブレていないなあ、と思った。



SEは予想していたとおり、「YOUR ORDER」

予想していたわりにはサビしか歌えなかった(汗)


次までにはしっかり覚えてこよう。



ダブルアンコール。


「Poison Rock'n'roll」


聴けば聴くほど好きになる曲。


曲の終りのほうでさわおさんがわたしたちの前で身を乗り出して、ギターのネックをこちらに向けてくれた。


前のほうの人たちはそっと触らせてもらっていて、わたしも手を伸ばしたが、あと数センチのところで届かず。切ない・・・(涙)



終演。


もう1回アンコールをしたいような、ポイズンで終わるべきのような。

手拍子するわけでもなく、かと言って出口に向かうわけでもなく。

みんな動けず一瞬訪れた静寂。


そして誰かから始まった拍手がやがて大きくなった。



不思議な感覚。


なんだったんだろう。


うまく言えないけど、あの場から去りがたかった。


感動しすぎて言葉にならず、押し黙ってしまっていたような感じだった。



今までのライブとは何か違う感じがしたが、それが何なのかわからない。


わたし自身のいろいろな思い入れのせいかもしれないけど。




TVのインタビューでさわおさんが言われていた。


「お客さんがひとりになったって、ライブがやりたいんだ。頼み込んででも歌いたいんだ。」


そうだ。


最後のひとりになるんだって、そのとき思ったんだった。


だから、潮時なんてあり得ない。


「Primer Beat」だよ。




 急ぐよ キミに会わなくちゃ
 とっておきのロックンロールを
 昨日右脳でキャッチしたんだぜ
 くたばる前に届けたくて 
 迷走中






※久しぶりにひとりぼっちで、知らない土地のライブでちょっとばかり不安でしたが、ライブ前とライブ後に声をかけてくださる方がおられて嬉しかったです。ありがとうござました。