the pillows OOPARTS TOUR@Zepp Osaka
(↑写真撮り忘れたので、前の写真です 笑)
今日ほどピロウズを好きだ!、と思ったことはない。
そう思いながらmixiに日記を書いたら、友人がまったく同じコメントをくれたので泣き笑いしてしまった。
高知でのライブは、ピロウズのライブでこんなに笑ったのは初めて、な感じだったが、
今日のライブは雰囲気が全然違って、同じバンドとは思えないくらいだった。
その日のハコの空気やお客さんの呼吸を感じて、ライブをやっているのかもしれない。
さすがだなあ。
だからまたツアーについて行きたくなっちゃうんだよね?
とにかく終盤のさわおさんのMCに、身震いするほど感動してしまったので、それ以外のライブの様子はさくさくっといきます(笑)
そう言いながらも記憶がすでに薄れていて、せっかく聞いた素敵な言葉を忘れてしまう自分がショックだ・・・
「思い出せ〜〜」と頭をポカポカ殴りながら(MCはニュアンスで)
今日のZeppは音も大きすぎず聴きやすくて、キャパが大きい分いろんな客がいたが、
2ブロック目の右側にいたわたしの周囲は、モッシュもなく合唱もなく、
でも飛んだり踊ったり拳を上げたり、曲によってはじっくり聴いたりと、
自分と同じ波長でライブを楽しむひとばかりで、とても快適な場所だった。
なので比較的じっくりとライブを観ることができた。<セットリスト>
01.Dance with God
02.ビスケットハンマー
03.空中レジスター
04.YOUR ORDER
05.FOXES
06.Lemon Drops
07.メロディ−
08.Kim deal
09.Mr.Droopy
10.インスタントミュージック
11.Blues Drive Monster
12.MARCH OF THE GOD
13.Like A Lovesong(Back To Back)
14.ジョニーストロボ
15.Beyond the moon
16.LIFE SIZE LIFE(The bag is small,and I don't enter)
17.Primer Beat
18.この世の果てまで
19.No Surrender
En1
01.雨上がりに見た幻
02.LAST DINOSAUR
(SE:LIFE SIZE LIFE)
En2
03.Poison Rock'n'roll
●4曲くらいやって、「久しぶりじゃないか!楽しい夜にしようぜ」と。
●曲が終わってからのチューニング中に、男性の客が何かを叫んだ。
別段ウケもせず、みんなし〜んとしていたら、
「自分でぼけてすべるのはやめようぜ!」(笑)
と、さわおさん。
今思えば客の声に反応したのはこのときだけだった。
●さわお「(唐突に)少し前の話だけど携帯でね、予測変換ってあるだろ?
“エルレ”って打つと、“ELLEGARDEN”って出たんだ!
“おお!俺そんな有名なバンドと友達なんだ!”って嬉しくなってさ。」(笑)
さわお「それでシンちゃんがね・・・(と話をシンちゃんに振る)」
シン「ぷーさんが携帯を変えたんだけど・・」
さわお「“ぷーさん”って(笑)“知り合い”でいいだろ?誰だ?ぷーさんって。」(笑)
シン「ぷーさんがね(笑)携帯をauの○○△(←機種番号)に変えたんだけど、それで試しに“ピロ”って打ったら“the pillows”って変換したんだって!」
さわお「すごい!売れてきているところだから?」(笑)
シン「(笑)それで僕のもauだから、自分の携帯でやってみたんです。
で、“ピロ”って打ったら“ピロシキ”が出ました。」(爆)
●曲と曲の間に、メンバーの名前を叫ぶ客数人。
声色を変えてふざけている人も。
しつこく奇声を発している男性も2〜3人いて、他のお客さんはしらけた雰囲気。
さわおさんはそんなときからんだMCをすることもあるのに、今日は完全スルー。
高知のときと比べてMCも少ないし、不機嫌なのかな?と思った。
ライブ後に会った友人は、最初「さわおさん体調が悪いのかな?と思った」と言われていた。
●メンバー紹介。
淳「知り合いの医者に勧められて、昨日ハリを打ってきました。
だから体調がよくて、今日は2割増しです!」(笑)
さわお「俺が安全ピンで刺してやるよ!」
淳「それはハリじゃない!・・・針だけど。」(笑)
Pee「たくさん来ていただいてありがとうございます!
今日、道頓堀で遊んできました。だからやる気満々です!」(拍手〜)
シン「先日、エルビス・プレスリーの格好をしまして・・」(笑)
さわお「(笑)それ、どういう状況なの?」
シン「ピーズとトモフスキーとでお誕生日(?)のイベントをやりまして。
僕はプレスリーの衣装を着て(腕の下にフリフリがついているやつ)、ドラムを叩いたわけです。
そして腰をくねくねして踊りながら(笑)最前のお客さんが肩にかけていたタオルを取って自分の汗を拭いて返すという芸を・・・芸?」(笑)
シン「そう、そのパフォーマンスをやったら、そのお客さん、“イヤーーー!!”って。」(爆)
さわお「・・・どんまい。」(笑)
●上のシンちゃんの話を受けて、アンコールで出てきたPeeちゃん、手元にあった白いタオルで汗を拭いて、フロアに投げ込んでいた。
反応は、イヤーーー!じゃなく、きゃ〜〜だった(笑)
●“LIFE SIZE LIFE”前のMC。
「2009年はピロウズ20周年ということで、アコースティックライブをやったり豪華対バンツアーをやったり、
武道館でライブもやった。
武道館では1万ちょっとの人が来てくれて、すごく感動した!
でもその一方でなんかなーって。
ヒットチャートとかは気にしないし、数字じゃないんだ。
でも、評価されたい!という気持ちもあって。
ここにいるキミたちは、チャートなんて気にしないだろ?
ピロウズの曲を大切に思っていてくれてるだろ?
ここにいるキミたちの中にも武道館に来てくれたやつもいるだろ?
ああ、俺たちは1万対1のバンドじゃないなって。
ひとりずつと、1対1でつながってるんだ。
武道館のDVDを編集するのを見ていたら、普段見れないライブの様子が見えて、
たとえば、ライブが終わってから会場に“雨上がりに見た幻”が流れて、みんなが歌っているところとか。
・・・昔は自分たちでライブのチラシを配ってたんだ。
チラシに書いた連絡先は自分のアパートだったりして(笑)
チケットください、って言われたら、“ありがとうありがとう!”って手渡して、お互い顔が見えていたんだ。
1万人ちょっとのところでライブをしたけど、このツアーでは・・ここはたくさんお客さんがいるけど、高知みたいに200人くらいのとこでもやってて・・・
高知の・・200人のところでも、武道館と同じように歌えただろうか?
俺は、すぐ心を閉ざしてしまう人間だから、
1000人2000人の人間がいたらひとりくらい頭のおかしなヤツがいて、
イライラするし、
傷つきもする。
でも、俺はキミたちのことが大好きで、
信じたいんだ!
今日の俺は、全開だ!!」
言葉を探しながら行きつ戻りつ、迷走しながらさわおさんが話してくれた言葉。
話した順番が違うかもしれないけど、さわおさんの伝えたいことは確かに受け取れたと思う。
わたしは、チラシを配って・・・のへんからすでに涙目だったけど、
泣いちゃダメだ、今日メンバーとの会話以外はほとんど無言だったさわおさんの、伝えたいことをしっかり聞くんだ!
と自分に言いきかせ、最後まで聞いた。
「高知の・・200人のところでも、武道館と同じように歌えただろうか」の言葉に、あの素晴らしく楽しかったライブを思い出す。
それでもさわおさんはそう、自問自答するんだね。
つか、それを普通、ファンの前で言わんやろ(笑)
と、思いつつやっぱり泣けてきた。
大きいZeppでステージの距離は遠かったけど、心は近く感じた。
きっとみんなにも伝わったはず。
これから先、お客さんが増えてライブの雰囲気が変わっても、
逆に減ってしまっても、きっとピロウズは変わらない。
自分自身を裏切らない、そして信じてくれるひとを裏切らないんだ。
さわおさんの言葉が残ったままで聴いた“雨上がりに見た幻”は素晴らしかった。
●アンコールのあと会場に流れた“LIFE SIZE LIFE”
「I'd like to be life-size」とアウイエー!のところしか歌えない(笑)
その分しっかり手拍子を。
Wアンコールで再登場したさわおさん、
「さっき聴いてたらさ、キミたち“アウイエー!”のとこだけ声が大きいじゃないか(笑)
また大阪に来ることあるだろ?
そのときまで“LIFE SIZE LIFE”、覚えてくれよ!」
はい!!
と、みんなでうなずいた(笑)
●「ツアー中だけど、1月に新しいシングルが出るよ!
ウェスタンでロックなナンバーだ。
気に入ったらまた踊りに来てくれよ!」
終演。
前半の会場の雰囲気は決していいとは言えなかったけど、さわおさんの言葉で救われた。
次に会える日まで“LIFE SIZE LIFE”覚えなくちゃ!・・・・って、4日後やった・・・
独りぼっちの夜を乗り越えよう
僕は等身大でありたいんだ
(“LIFE SIZE LIFE” 訳詞)