星と石ころ日記

神戸在住。風の吹くまま気の向くまま。

VINTAGE ROCK presents「QUIET ROOM」@渋谷クラブクアトロ(2/20)



  


出演:OLDE WORLDE/sleepy.ab/peridots/People In The Box


スリーピーのワンマンのときにもらったフライヤーでこのイベントを知った。


先月にツアーが終わって、また3月に東京3daysのライブがあるけど、平日なので行けない。

関西でのライブ予定もなく、いったいいつ次のライブが観れるんだろうと思っていたので、このイベントに飛びついた。



しかも対バンにperidotsペリドッツ)の名前が!

およそ1年くらいライブがなく、ずっと寂しい思いをしていた。



それがライブ!しかもスリーピーと対バン!!

そして運がいいことに、翌日21日はピロウズファイナルで東京に来る予定だった!


というわけで、1日前ノリして東京へ。




渋谷のクアトロに来るのは初めてだったので、同じ遠征組のMさんと待ち合わせしてなんとか到着。




渋谷のクアトロは、ビルの4階にエントランスがあって、入場したら階段を上り、5階がライブスペースになる。

広島のクアトロと同じように、開場前からロッカーが使えるのがありがたい。

待つところもエントランス(室内)にいられるし。




開場。


心斎橋クアトロと同じようにフロア後方が段になっていて、柵に沿ってテーブルがある。

早く入場しても後方の高いところに陣取る人が多く、整理番号の割には前のほうに行けた。

フロアのしもてには大きな柱が。これはお決まりのこと?(笑)



4バンドの対バンなんて久しぶりだから、体力が持つかちょっと心配。







◆OLDE WORLDE


初めて観る。

曲は全部英詞。


ボーカルの沼田くん、MCの声は高くて優しそうだが、歌うとかっこいい!


・・・と思ったが、「ボーカルの」ではなく、OLDE WORLDEは沼田くんのひとりユニットらしい。


サポートにBASSは堀越くん(OCEANLANE)、DRUMSは岸田くん(トクマルシューゴ等サポート)
あとギターとキーボード(こちらは女性)のサポートを入れて5人でライブをやっているそうだ。



8曲やって、4曲目はアコースティックギターで。

「非常にアコースティックな曲をやります。」と2回言ってみんなを笑わせ、

その次の曲はエレキギターに持ち替えて「非常にエレキギターな曲をやります。」(笑)


7曲目にはハンドマイクを2個持って歌って。マイクとエフェクトかけたマイクの二刀流。
これがめっちゃかっこよかった!


お客さんがおとなしかったのがちと残念。




sleepy.ab


01.アクアリウム
02.インソムニア
03.ドレミ
04.メロウ
05.flee
06.メロディ




ツアーの間、ずっと“ダイバー”始まりだったので、いきなり津波くんのドラムが始まって「おっ」となる。


アクアリウム”続いて“インソムニア


攻めのセットリスト?





●こんばんは。札幌から来たスリーピーです。よろしくお願いします。


うんうん(何)

先月ツアーにほとんどついて行ったのに、すごく懐かしい気持ちが。



“ドレミ”


昨日の三日月を思い出して、ほろっとなる。



●「今日はこんな素晴らしいイベントに呼んでいただきまして、ありがとうございます!」


と言われたのは田中くんだったかな?


Peapleとはよく一緒にやらせてもらっているし、peridotsは・・・


成山「ペリドッツさんとは、前から一緒にやりたかったんです・・・俺が(笑)

だから共演させてもらって嬉しいです!」


わたし的にも夢の対バンです!


そして、成山くんが「俺」って言われたのに密かに萌えた(笑)



●田中「お知らせ的な話をさせてもらいます。」

と。


6/23にアコースティックライブをやります。座・高円寺という劇場で。


劇場!?6/23って何曜日だっけ?とそのときだけ頭がフル回転。すると・・・


成山「6月に、アコースティックでツアーをやります。

全国各地で。え?ここで?って場所で。」



おおおおっ!大きな拍手。



成山「スリーピー.エービーと書いてエービーは読まないんですけど、アコースティックの場合はスリーピー.エーシーと書きます。


・・・エーシーは読みません。」(爆)



どちらにしてもスリーピー(笑)



とにかく!ツアースケジュール、早く発表してください!

おもしろい場所でやるそうなので、最低3か所は行きたいです。


え?ここで?って場所ってどこだろう。

東京は劇場・・・あとは?



●ダークな“flee”のあと、最後は“メロディ”


暗い闇の中に光が射すような感じがして、曲の後半、気づいたら涙目に。




最近、メンバーさんが物販に出て来られなくなって、少し寂しいけど、

こうやって“メロディ”を聴いていると以前と少しも変わらず、気持ちが伝わる気がするよ。




イベントでのスリーピーはいつもあっという間に終わっちゃう。

曲数が少ないのは、1曲1曲が長いから?


早く次のワンマンが観たい。




セットチェンジ。


ぼんやりステージを見ていると、ドラムのところに懐かしいひとが!


別の場所で見ていた友人からメールが来た。

「黒髪になってるけど・・・中畑さんですよね?」


実はライブ前に友人に、ペリのタカハシさんのブログに「今回のドラムは久々にダイキちゃんです。」って書いてあったよ!と教えてあげていて、ふたりしてとても楽しみにしていた。


「暗くて顔がよく見えないけど、ダイキちゃんって他にいないよね?」

と返信した。離れた場所でふたりしてひっそり盛り上がった(笑)



中畑さんのドラムが好きなのももちろんだけど、彼を見るとその後ろにどうしてもあのひとの影が見えてしまう。

中畑さんごめんなさい、と謝りながらも、切なくなるのです。




peridots


01.鳥
02.労働
03.Head to toe
04.My Mind Wanders
05.Alright
06.メトロ
07.どこへ


(セトリはいただきものです)


約1年ぶりに見るタカハシさんは黒シャツ。


サポートは、ギター・久保田光太郎さん、ベース・松田“FIRE”卓己さん、そしてドラムは中畑大樹さん。





1曲目、“鳥”


 昔々ある森に 赤い嘴の美しい鳥が一羽棲んでいました


リリースもライブもなかった1年の間に、タカハシさんはYou Tubeで何曲か新曲を紹介しておられた。


なぜ活動がなかったか詳しい事情は知らないけれど、新曲を聴くたびにタカハシさんが歌い続けておられるのが知れて嬉しかった。



2曲目、イントロは聴いたことのないメロディで、新曲?と思っていたら・・・


途中から“労働”のイントロへ。


気づいた途端に涙がこみあげてきた。


いつだったかのライブで、ギターから始まるイントロでトチって、照れくさそうに人差し指を立てて「もう1回」ってやり直した姿を思い出した。



3曲目は初めて聴く曲だった。

ただただタカハシさんの声に圧倒された。




●「ペリドッツです!」


拍手〜


「(こぶしを挙げて)ペリドッツです!」


みんな笑いながら大きな拍手。



「(もっと大きな声でこぶしを挙げて)ペリドッツです!!」


もっと大きな拍手、何人かはこぶしを挙げてレスポンス。



「・・・2010年はこんな感じでいきたいと思います。」(笑)



●「約1年ぶりのライブです。

1年ぶりなのにしれっとした顔でライブをやって・・・・怒りますか?」(笑)



「ライブ前にファンの方から手紙とプレゼントをもらいました。

手紙には・・・『いろいろあると思うけど・・・がんばってください!』って書いてあって・・(笑)


(額に手を当てて)ご心配をおかけしたんだなあ、と・・・」



・・・・・・





●“My Mind Wonder”はギターの光太郎さんの長いイントロから。

その途中で光太郎さんがハンドクラップをお客さんに煽って、みんなそれに乗って手拍子を始めたら、中畑さんも手拍子を始めて、「わっ、ダイキちゃんと一緒に手拍子してる!」と嬉しくなった(←アホです 笑)


タカハシさんもギター抱えたまま手拍子に合わせて軽く飛んだりステップ踏んだり。

なんか・・・・いいもん見た!(笑)



その曲のアウトロが消えないうちに、タカハシさんのギターで始まった曲は・・・


“Alright”!!




止まっていた涙がまたあふれてきた。


この曲は思い入れが強すぎる。


タカハシさんとの出会いがこの曲。

初めて聴いた時にものすごく感動して、QUIPマガジンの付録にあったCDに収録されていたので今でも大切に保管していて、でも一度も正規の音源になっていなくて。


2年前のインストアライブ後のサイン会で、“Alright”、絶対にいつかはCDに入れてください!ってお願いしたら、「がんばります!」と言われていたのにいまだに日の目を見ず。


でもいつかは。




●以前自分が書いたperidotsのライブの記事を斜め読みしてみたら、毎回のように“音源出してくれ〜”と書いている。


本当にいい曲がたくさんあって、この“メトロ”もそう。


聴くたびに「なんていい曲なんだ!」って思うのに、なぜかタイトルが覚えられずひとに教えてもらっている。

いい加減に覚えろ!つか、なんとか音源を・・(しつこい)




●「今年はCD出します!」


おおおおっ!心の叫びが聞こえた?


「(苦笑いしながら)まだ何もアナウンスできることはないんですけど、

今年中に出さなかったら、道で会ったときお尻を蹴飛ばしてください・・・怒らないから・・・許します!」(笑い)


よし!ここにいるみんなが証人だよ?





ラストは“どこへ”


もう終っちゃうのか。


またタカハシさんの歌声、聴けるよね?


2005年のBIG CATの、syrup16gVOLA & THE ORIENTAL MACHINEの対バンライブのときに、オープニングアクトで初めて知ったperidots


そのあと何度かワンマンやイベントに来てくれて、MCは決して流暢な喋りとは言えないタカハシさんが、関西のラジオ番組でDJをやることになって・・・

関西のファンは真剣に心配してたんだよ?(笑)


今日だって、関西から遠征して来たひとがいっぱいいるよ?


タカハシさんの歌声を待っているひとがたくさんいるから、関西にも歌いに来てね。






タカハシさん、両手を挙げてお客さんに挨拶して退場。


そのあと中畑さんと光太郎さんが、ニコニコしながらそれぞれに手にiPhoneみたいなものを持って、それをお客さんのほうに向けながら退場。


スクリーンセーバーみたいになった画面に、緑色の『Peridots』という文字が横に流れて何度も現れていた。


嬉しくなってもう一度大きな拍手を送った。








People In The Box


・月曜日/無菌室  
・天使の胃袋  
・月曜日消失  
・水曜日/密室 
・日曜日/浴室  
・始まりの国


En

01.完璧な庭
02.She Hates December



(本編順不同、全部で8曲くらい?)




最近の曲をほとんど聴いていないので、後ろに下がろうと思ったが身体が動かず。


そして、本当に申し訳ない、というか、もったいない話だけど、前半はほとんど覚えていない。

それだけperidotsインパクトが強すぎて。



後半も後半、ドラムの山口くんの変態的MCで目が覚めた感じ(笑)


相変わらず演奏がうまくて、転調や変拍子がおもしろい。


けど、前二つのバンドにどっぷりハマったあとで聴くと、感情移入しようとしたら曲調が変わって肩すかしをくらうような・・・

なんというか、常にすれ違い感があるというか。


それがこのバンドの魅力なんだろう。ドラマチックで個性的。



●「スリーピーのお兄さんたちとはいろんなところでよく会うんです。」


名古屋で、飲み屋に行って、山口くんがトイレに行ったら、どこかから甘い声が聞こえてきた。

その声に惹かれて行ったらそこには「甘いフェイスの成山さんがおられました!」(笑)


遠征中に偶然出会ったことが何度かあるらしい。

「偶然が重なって 運命の人」?(笑)




3月下旬に渋谷AXであるライブ、チケットが残りわずからしい。

勢いがあるねえ。




アンコールで2曲やって、3時間半のイベントが終了。


久しぶりに4バンド観て、足ががくがくになった。






peridotsの復活ライブとも言えるこのイベント、楽しかった!



そして、peridotsとスリーピーの対バンが、やっぱり嬉しい。



前回のperidotsのライブの記事を読み返すと、“eyes”を歌うタカハシさんの声を聴きながら、


sleepy.abの成山くんの声が“赦し”だとしたら、

タカハシさんの声は“祈り”だと思った。」


と、書いていた。



その思いは変わっていない。

むしろ強まった。



歌い続けるうえでいろいろあるのだろうけど、歌うことをやめないでくださいね。


みんなにかけた心配は、音楽で返していただきましょう。


あ、偉そうでごめんなさい(笑)