星と石ころ日記

神戸在住。風の吹くまま気の向くまま。

黒猫チェルシー「All de Fashion」リリース全国ツアー&TOMOVSKY 夢のファンダンゴシリーズ「ラブ・ジューソー!!」vol.6@大阪・十三ファンダンゴ

出演:黒猫チェルシーTOMOVSKY/OKAMOTO'S


どのバンドもすごくかっこいいパフォーマンスをしてくれて、めっちゃ楽しくて、だけど楽しくないライブだった。


楽しくないのは何か、っていうと、某所でも書いたけど、客層。

初めて観るバンド、または初めてライブハウスに来られた人が多かったのだろうか。



最前列から真ん中の柱までがほとんど女性。しかも未成年に見える若い人多し。

ファンダンゴで、前方の客があんなに静かなのを初めて見た。



ヤジ飛ばしたり危険なモッシュしたりする客も困るけど、反応が少ないのも・・・

今日の前方のお客さん、あまりにも受身すぎる。

お目当て以外のバンドのときに無理に乗れとは言わないけど、それならせめて後ろに下がってそのバンドのファンと交替するとか考えない?

言えばよかったのかな?


“廃人のロックンロール”で踊っていたら、前の女の子に何度も振り向かれてしまった(笑)え?踊っちゃだめですか?って感じだった。




ライブはお金払って観るだけじゃない、アーティストと客で作るもんだと思う。


そういう意味では今日は、家でDVDを観ているような客が多かった。

そうじゃないなら、ファンダンゴでお目当てが出てくるまでの場所取り?

ありえん・・・



めっちゃいいライブだったのに・・・もったいなかったな。


とまあ、愚痴はここまでにして。





清水音泉の田口さんが前説を。


「今日はソールドアウトです」と客を半歩ずつ前に来させて、

前には柵がありません。ビールの箱がガムテープでくっつけてあるだけなので、あまり押さないように。

気分が悪くなったら無理せず抜けてください。

近頃大流行のものがあります。それは痴漢です。

・・・男性のみなさんは家までガマンしてください(笑)

今日は3バンドでひとつのライブです。OKAMOTO'Sを観たからもういいわ、っていうのじゃなく、どのバンドのライブも楽しんでください。




杞憂だったり、予言だったり(笑)





黒猫チェルシー


01.のらりのらねこ
02.オンボロな紙のはさみ
03.毛にからまって
04.南京錠の件
05.
06.(新曲)
07.廃人のロックンロール
08.スピーカー
09.


(記憶があやふや。5曲めなしの全部で8曲だったかも)



初めて観る黒猫チェルシー

地元神戸のバンドで、名前を聞いて、評判を聞いて、一度観たいと思っていたのに、東の空に飛び立って行ってしまった。



ボーカルの大知くんは、上半身は学ラン1枚。

雑誌やYou Tubeで見るよりずっとかっこよかった。


他のメンバー見ても、とにかく若い!

でも曲は、どことなく懐かしい匂いがする。

なんと言っても大知くんの声が好きだなー



ギターの澤くんが、「黒猫チェルシー、今日がツアー最終日です!」と言ったら、

大知くんが、「ラストツアーです!・・・・あ、ツアーのラストです!」と言いなおしたのにウケた。



澤「ここ(ファンダンゴ)は、前から憧れていた場所です。

(楽屋から降りてくる階段を指して)あの階段を降りてくるのが夢でした。」


関西のバンドマンにとっては、やっぱりファンダンゴは聖地だよね。



1曲目は音が大きすぎてうまく聞き取れなかったが、ライブが進むにつれてどんどん引き込まれていった。


“スピーカー”では、涙ぐみそうになった。理由もないのに。




◆OKAMOTO'S


RADIO CRAZYのときは大きなステージで遠かったので、顔も全然わからなかった。

今日はメンバーの顔もバッチリ見える。


ボーカルさんはイケメンやな。

ベースのハマちゃんはメガネかけてたのか〜、ってな具合に。


とにかくドラムが、容姿はまるで高校生なのに、めっちゃうまくて釘付けになった。


そしてベース!

左手の指がすごい速さで弦の上を動いていて、ベースからも目が離せない。

ギターもうまいし、とにかく演奏がすごい!


ボーカルさんがみんなを盛り上げようと煽ったり、コール&レスポンスをしたり。

演奏がうまいからとても気持ちよく踊れる。




何曲めだったか、遅れてきた友人Kさんが、踊っていたわたしの隣に来て、その近くでいい感じで踊っていた女の子たちを巻き込んで、ファンダンゴらしくなった(笑)


OKAMOTO'Sが終わったら、Kさんは一旦外に出て行った。

ひとりの女の子が、「さっきの方はどこに行かれたんですか?心強かったです。」と。

あー、もっと盛り上がりたかった子、実はいたんだ。


と、嬉しくなった。Kさんに感謝!(笑)





TOMOVSKY〜ハハキマスキー〜


今日は、京都のバンド、ははの気まぐれと一緒のバンドトモフ、ハハキマスキー。

もうひとり、ロビンズというバンドのドラムの方がキーボードで参加。




ははの気まぐれの方たちは、この日のために6回もリハをやってくれた、リハ代払うからね!と。


トモさんと合わせたのはこの日1日だと思われるけど、ばっちり決まってトモさんも大喜び。


「みんなは6回やってるけど、俺は今日だけ。

みんなと俺をつなぐのは・・・(客を見て)キミたちなんだ。俺をひとりにするな!」(笑)





前日神戸スタクラで、ひとりトモフとしてライブがあった。そのときにやった新曲はMDの演奏だったそうだ。

それが今日はバンドで。めっちゃいい感じにできて、


「俺だけにわかるこの凄さ!(笑)」と。



とにかくトモさんのMCはおもしろい。

自然に話しているようでも、ツボに入って大笑いすることがしばしばあった。



「緊張して、黒猫チェルシーとも、OKAMOTO'Sとも、まだ口きいてないんだよ。
だってキラキラしてるんだもの。」


と言うトモさんはかわいかった。



お客さんから「トモさんもキラキラしてるよ!」と言われて、

「ありがとう。キミの声もキラキラしてるよ(笑)

よく通る声だ、ボーカルやってくれないか?(笑)」




前の2バンドのことを、「25歳違い!時空を越えてる!」

とも言われていた。


25歳も違うのか〜〜

「若いけどやっていることはおとなっぽい。」って。


・歌う44歳
・ワルクナイヨワクナイ
・SKIP
・コインランドリーデート
・我に返るスキマを埋めろ
・スポンジマン


などなど。


新曲のタイトルも言われたが忘れた。




終演。



黒猫チェルシーの黒い猫のイラストがついたタオルが欲しかったが、残念なことに売り切れだった。


あきらめてTシャツだけ買って帰ろうとしたら、目の前に大知くんが!



「ライブめちゃよかったです!また神戸に帰ってきてください!」

と言って、握手をしてもらった。


そばで見ると、とても背が高くてかっこいい。




あーあ、ついに、自分の息子より年下のバンドを好きになる日が来ちゃったよ。