星と石ころ日記

神戸在住。風の吹くまま気の向くまま。

Shinsaibashi CLUB QUATTRO Special Live Toward 20th“TSR Vol.1”@心斎橋クラブクアトロ(6/21)


セカイイチ / SPANK PAGE / 空中ループ


心斎橋クアトロの20周年記念プレイベント。

そのイベントで、空中ループセカイイチと対バンすると聞いたのは、4月の京都VOX holl屋上でのライブのとき。


そのあと日程がクアトロさんの都合で変更になり月曜日になってしまったので、行けるかどうかギリギリまでわからなかった。

それでもどうしても観たかった。セカイイチと対バンする空中ループを。

京都でのライブが多いのでいつも観れるとは限らないが、音楽と真摯に向き合い一歩ずつ進んでいる彼らの、節目節目のライブは見届けたい。そう思っている。


偶然、次の土曜日に仕事が入ったので、これ幸いと代休を取った。これも運命だね、きっと。


入場。やはり月曜日でお客さんは少なめなのか、フロアにいくつか丸いテーブルが出ていた。

それでも何人かの友人に会えて、いろんな話をしながら開演を待った。





SPANK PAGE


初見。


横浜発の4ピースのバンド。

ボーカル&ギター(キーボード)の方は細身で金髪。

中性的な雰囲気。仲手川くんといわれるらしい。


1曲目、いきなり彼のアカペラから始まり、その声の美しさに息を呑んだ。

美しく澄んでいて、心に染み渡る声。でも弱さは感じない。

歌詞は内省的な曲が多い感じ。歌詞をちゃんと見ながら聴いてみたい。


ギターの山下くんは、曲によってキーボードを弾いたり太鼓を叩いたりしておもしろかった。



仲手川くんは、「今レコーディング中だけど、それよりもライブが好き」、とか、「このまま終わりたくない」みたいなことを言われた。

そういう言葉に弱いわたしは、まんまと罠にはまったような気分。


9/24にPLEASURE PLEASUREというところでワンマンやります。東京はあまり好きではないけど、その空間は素敵なところです。


↑こういう表現にも弱いわたし(笑)


5曲目くらいだったか、仲手川くんがギターを置いてキーボードの前に座り、静かな曲をピアノで弾き語り始める。

後半で、そのピアノを無視したようなベースとドラムの音が激しく入り、でも仲手川くんは静かに歌い続けるという印象的な曲だった。


「静かなキミの心の中の、激しい嵐」みたいなイメージ?(チンケな表現でごめんなさい)

その曲や、他にも気になった曲があったので、あとで物販で尋ねたら、今日やった曲はほとんど新曲だそうだ。

最後の曲がシングルになっている“不器用な情景”


新譜が出たらチェックしよう。何かと気になるバンドだった。



空中ループ


01.Stand Alone
02.チェックアウト(新曲)
03.goodbye,moon
04.海鳥
05.ハローグッバイ
06.小さな光
07.光年ループ



“海鳥”のアレンジ、かっこいい!アコースティックVer.もよかったけど。



Stand Alone”を聴くと神戸でのライブを思い出す。

そして、“海鳥”を聴くと、sleepy.abと対バンしたライブを思い出す。


空中ループの曲は、それぞれの曲が心できらっと光ったときのことを覚えていて、その曲を聴くたびそのときのことを思い出す。変かな?



“光年ループ”のときの照明がとてもきれいで、松井くんの声を聴きながら泣きそうになってしまった。


10月に初の東京ワンマンがあるらしい。活動範囲もどんどんひろがってきている。すごいな。

変わらずにいてほしい気持ちと、もっと大きくなってほしい気持ちが入り混じる。


変わっていくことと変わらずにいること、どちらが難しいのだろう。


ひととの繋がりを大切にする彼らだから、変わったと感じるのは彼らとの距離感だけで、実は変わらないのかもしれないなあ。


なぜだかいろんなことを考えてしまった。

彼らの音楽がわたしにとって、光であればそれでいい、と思った。



セカイイチ


01.勇気の花
02.Jaipur Town
03.モナカ
04.あかり
05.ハローグッバイ(新曲)
06.New Pop Song Order
07.井の中の世界
08.カプセル


En
01.あたりまえの空



1曲目、“勇気の花”!

それから久しぶりに聴く“モナカ”!

この2曲が聴けただけでも来た甲斐があった。


セカイイチの前回のライブはアコースティックライブだったので、久しぶりに轟音が出せる、とメンバーも楽しそうだった。



一時、セカイイチの音楽に違和感を覚えて少し離れた時期があった。

1年近くライブを観なかった。


それが、今年の3月の『光春動風』で、ぐーんとまた近づけた気がする。

それが何かを表現するのは難しいけど。

ここ数年メンバーが個別で、いろんなバンドやアーティストのサポートをされているみたいで、それがまた演奏に幅を持たせているような。

芸の幅が広がる、っていうやつ?(笑)


特に吉澤響ちゃんのドラムが好きなので、とてもいいポジションでバッチリ観れてシアワセだった。


“井の中の世界”は毎回身震いするくらい感動する。

やっぱりセカイイチはライブを観なくちゃ。



久々のライブ2daysで足がぱんぱんだったけど、いっぱい元気をもらった。




 越えてゆけ どうせ君が作った限界なんでしょ


   (井の中の世界/セカイイチ


そう口ずさみながら、明日もがんばろう。


そしてこのイベント↓も楽しみ!