見放題@umeda AKASO・RAIN DOGS・ムジカジャポニカ・HARD RAIN・POTATO KID他(7/3)
ライブを観たバンド:SIBERIAN NEWSPAPER / 空中ループ / 東京60WATTS / chori / AWAYOKUBA / おとぎ話
『見放題』とは、東梅田・扇町界隈のライブハウスで行なわれるライブサーキット。51組のアーティストが見放題。
ミニ・ミナホ、東梅田版っていう感じかな?
HPによると、今年で3回目の開催のようだ。
(http://www.mihoudai.jp/index.html)
2回目となる去年は空中ループも出演すると聞いて行きたかったが予定が合わず、今年初めての参加となった。
開場時間にはumeda AKASOに行くつもりだったが、朝起きるのが遅くて久しぶりに家事もやっていたら遅くなってしまった。
強い雨が降る中、14時過ぎにAKASOに到着。入り口でチケットをリストバンドと交換して、フロアに入った
ライブはすでに始まっていて、お客さんがいっぱいだった。
聴こえてきた音にびっくり!ヴァイオリン!?
ステージには、ギター2本とドラム、ウッドベース、キーボードそしてボーカルはヴァイオリン。
インストゥルメンタルのバンドで、ストリングス入り。
このヴァイオリンがめっちゃ楽しくてロックで、見ているお客さんもだんだん引き込まれて身体を揺らしているのがわかる。
途中から観たので聴けたのは4曲半だったが、とてもよかった。
01.CROSSING TUNDRA
02.ペルペティウムモビレ
03.セルティックフィフス
04.プルートレモンスカイ
05.鳥の喋る言葉とは
06.PARADE
(セットリストはいただきものです)
次はお目当ての空中ループ。
チューニング中、聴きなれたメロディが聴こえてきた、と思ってステージを見ると、松井くんがスリーピーの“ねむろ”のイントロを弾いておられた。
ニヤニヤしながら見ていると、マイクなしで歌まで歌っちゃってるし。
どんだけ好きやねん!(共感 笑)
01.Stand Alone
02.チェックアウト
03.海鳥
04.ハローグッバイ
05.光年ループ
いろんなハコで彼らのライブを観ることができて嬉しい。
天井の高いAKASOは、空中ループに似合うハコだと思った。
新曲も何度か聴くにつれてはっきり届いてくるようになった。
そして“海鳥”
今のアレンジ、かっこいい!特に出だしの音が好きだ。
“光年ループ”はいつ聴いてもドキドキする。
でも、最近“その光”を聴いていないのは寂しいなあ。
「こんな雨の中でもたくさん集まっていただいて、みなさん音楽が好きなんだなと思うと感無量です。」
と言われたのは松井くんだったかな。
初見。
ボーカルのたけしさんはサッカー日本代表のユニフォーム姿。
ゼッケン60番、背中にはTAKESHIの文字。
ライブ前から友人に、「とても楽しいライブ」と聞いていたが、想像以上に楽しかった!
キーボードのタクオさんとの掛け合いがおもしろい。
今日のタクオさんのお宿はホテル関西の7階らしい。
「東京60WATTSを今日初めて観るモグリの人は、CDの販売をホテル関西7階でやってます!来てくれたら手取り足取り教えます!」(笑)
“目白通りいつも通り”という曲の2番は替え歌で、
「目白通りゆけば」を「御堂筋をゆけば」
御堂筋をゆけばそのスジのおっさんに会う、とか、事務所の窓から覗いているとか、シャブがどうとか、めっちゃアブナい歌になっていた(笑)
“THANK YOU FOR THE MUSIC”では広沢タダシさんが特別参加。
かっこよかった。
「彼、タダシ、ボク、タケシ♪」と繰り返し(笑)
他、“外は寒いから”、“Like a Roling Stone”など。
『見放題』はライブとライブの間隔が30分くらい取ってあるから、うまく回ればたくさん観れそう。
せっかくのライブサーキットだからあとひとつくらいどこかに行こう、と思い、雨の中POTATO KIDへ。
そういえばここ、以前海北くんが弾き語りをしたとこだったっけ?行けなかったけど。
『POTATO KID』、通称「ポタキ」はスパニッシュ&ポテト料理のお店で、テーブルがあったら30人くらいで満員かな?
カウンターの前にライブスペースが空けてあり、choriさんが準備中だった。
数人の友人・知人と一緒になった。
おなかも空いてきたので、チーズボールを注文してスタンバイ。
◆chori@POTATO KID
初見。
choriさんの経歴は省略。
言葉と声で音楽を表現する、というのか、ここもやっぱりライブ会場だった。
BGM(と呼んでいいのか)を流しながらマイクを通して(時にはマイクなしで)語りかける、訴えかける、囁く、涙を流さずに泣くchoriさんは迫力があった。
ちなみにchoriというのは、中学時代友人に、(本名の)「千(せん)ヨリ」と書いたFAXを送ったら、「ちょり」と読まれたのがきっかけであだ名になったそうだ。
2曲目の、「わたしは音楽になりたい」(タイトル不明)という言葉の入った曲が特によかった。
CDを買ったので聴いてみよう。入っているかな?
↓
セットリスト(choriさんのツイッターより)
01.即興
02.たべもの
03.アンガー
04.アートアンドマインド
05.Light Song(仮)
06.あたらしいひと
終了後再びAKASOへ。雨も小降りになってきて、傘をささずに歩いた。
◆AWAYOKUBA
こちらも初見。
「大阪 堺 泉北の山奥から登場!
ファンキーで、ゆるくて、古くて、新しくて、てきとーで、しっかりしてて、泥臭くて、さわやかな、
なんでもありの田舎テイストただよう欲張りサウンド!」
(オフィシャルより)
ボーカルの方が1曲終わって帽子を脱いだら鮮やかな金髪。色だけじゃなく髪型も本田選手みたい。
ご本人も「今までずっと黒髪だったけど、金髪にしました。本田みたいって言われました。」と。やっぱり。
明るくて楽しいライブだった。なかなか良かったです。
さて、おとぎ話。
いつ以来だろう、と調べたら、2009年8月のRe:mix(名古屋)以来だった。
◆おとぎ話
01.青春(naked)
02.ネオンBOY
03.コトバとコトバ
04.YOU
05.WHITE SONG
06.俺達に明日は無い
07.SMILE
08.BOY'BEAT
09.ウィークエンド(新曲)
ポテキからAKASOに戻って来た時に、扉のところで有馬くんとすれ違った。
思わず、
「あ、有馬くん!!」
と声をかけてしまってヒヤッととしたが、有馬くん振り向いて満面の笑顔で、
「やあ!こんちは!」
って。
きっといつでも、いきなり声をかけられても、ああいう笑顔ができるひとなんだろうな。
おとぎ話の音楽もまた、いつでも心が開いていて、近づいてくるひとをすべて受け入れてくれるんだ、「有馬和樹」の人柄そのものだ、と思った。
「僕らを今日このステージに誘ってくれた友達が一番好きだという歌をやります。
夕焼けの歌だけど・・・今日は雨だけど、おとぎ話が夕焼けを見せてあげる。」
“YOU”
そして、「見放題の主催の方に捧げます」、と“WHITE SONG”
「出演したバンドみんなに捧げます」と“俺達に明日は無い”
そのあと、主催者・出演者・そして「ここに来たあなたに」とみんなで感謝の拍手をして、
“SMILE”
出だしは有馬くんのアコギ弾き語りから始まった“SMILE”
終わり無き今は 光に溢れて
君を悲しませるなと 僕に呼びかける
ああ、この曲はわたしたちに捧げてくれている曲なんだな、と感じた。
大好きな曲を聴きながら、泣きそうになったよ。
もうここで終わってもいいな、と思うくらいだった。
(このあと新曲が聴けて嬉しかったけど)
まだあと2組のライブが各ライブハウスともに控えていて、観たいバンドがたくさんあったけど、諸事情のためおとぎ話を最後に帰ることにした。
他のハコにも行ってみたかったな。
来年もあるよね?そのときはもっとたくさん回ろう。
霧のように細かい雨の降る中、
「明日は晴れるといいね。」僕は君と話す
“SMILE”を口ずさみながら駅へと急いだ。