星と石ころ日記

神戸在住。風の吹くまま気の向くまま。

PUBLIC NOISE FADE OUT vol.13@名古屋 TOKUZO(7/4)




  

出演:Qomolangma Tomato / THE NOVEMBERS / 6EYES

Qomolangma Tomato(チョモランマトマト)企画のイベント。

チョモは聴いたことはないけど、ノベンバーズを連れてきてくれたので名古屋に飛んで行った。

9日まで待てばノベンバーズはシャングリラに来てくれるけど、待ちきれなかった。


そして帰りの時間の都合でチョモのライブは観れず。

ああ、すみませんすみません(涙)



上の青い建物の2階にTOKUZOがある。

「朝まで開いている居酒屋」らしい。

漢字で書くと「得三」。

居酒屋でありながらライブを観ることができるらしい。

実は名古屋行きを決めたのも、会場がTOKUZOだったから。



最近自分はライブが好きなのか、ライブハウスが好きなのかわからなくなってきた。





開場を待ってTOKUZO前の駐車場横に並んでぼーっとしていたら、何やら目の前を金色のものが横切った。


え!?


なんとノベンバーズのメンバー3人が!

笑い合いながら目の前を歩いている!


金色と思ったのは小林くんの髪の毛やった。つか、小林くんまた髪の毛が金色に戻ってるやん!


小林くんは1ヶ月くらい前のブログに、「薬なしではまともにライブが出来ないようなこの状況に、正直うんざりする。」と書いておられたが、もうノドは大丈夫なんだろうか。最近長いお休みがない気がするけど。


そんなことが聞きたかったのに、本人を目の前にしたら石になるばかり。涙。。。

でも楽しそうだったからいいか。


頭の中でぐるぐる考えながら彼らの去って行ったほうを見ていたら、離れたところに立っておられたひとりの女の子と目が合った。

お互い目と目で「小林くん行っちゃったね!」「ね!」と会話。(した気がする)



やがて開場。




建物の中の階段を上ってドアの中へ。

6つくらいの大きなテーブルとまわりに並べられた椅子、左手はカウンター。

ステージ前には詰めたら50人くらい立てるスペースが開けてあり、ステージは思ったより高い。


京都木屋町のアバンギルドを全体に大きくして呑み屋にした感じ。


座って呑みながら聴くのもよし、前に出て踊るのもよし。

とてもいい雰囲気。

神戸に戻ってから車に乗るので、お酒が呑めない自分が残念。


ステージに一番近いところに置いてある椅子に座っていたら、さっき並んでいるとき目と目で会話した女の子が偶然隣に来られた。

彼女も大阪からの遠征らしい。

なんだかんだと話をしていたおかげで、開演までの時間が楽しく過ごせた。ありがとうございます!



6EYES


初見。

名古屋発のバンドらしい。

ボーカル&シンセ、ギター、ベース、ドラム、それにサックス?
サックスと言ってもソプラノサックス?曲がってないやつ。

サックスの方はサポートメンバーのようだった。


ライブは・・・めちゃかっこいい!

ボーカルの土屋さんはほとんどハンドマイクで、歌って踊ってフロアに下りてテーブル席まで行き、客が残している飲み物を飲んだり食べたり、フロアに戻って天井のパイプにぶら下がったり、最前列にいたノバンバファンのおとなしめの女の子たちを煽ったり。

実はわたしが少し残していたサラダも食べられた(笑)


そんな好き放題しているようでも、歌はきちっと歌って、演奏もうまかった。

特にベースのかっこいい曲が多くて、気持ちよかった!

座っていられなくて最初から最後まで前のスペースの端っこで踊った。


また機会があったら観たいな。楽しかった。




THE NOVEMBERS


01.ウユニの恋人
02.pilica
03.パラダイス
04.she lab luck
05.dysphoria
06.dnim
07.バースデイ
08.Misstopia



小林くん前3列目へ。

狭いスペースなのでめちゃ近い。


「ザ ノベンバーズです。楽しい夜を。」


“ウユニの恋人”〜“pilica”

ノバンバーズの中では暖かく光が射す曲。

歌詞が、というよりイメージが。


●「ここみたいに充実した場所でライブするのは初めてです。

いいですね、呑みたいときに呑み、聴きたいときに聴く。

自分でそれを選べる場所、僕は好きです。」


言い回しは違うかもしれないが、そんな意味のことを小林くんが。そして、


「最後まで楽しんでいってください。」

と左手を挙げる。


小林くんの手の動きが好きだ。もはやヘンタイの域?




“パラダイス”から少しずつ狂気の世界へ。



“she lab luck”


激しくなる。が、「大阪の曲」と前に小林くんが言われたのを思い出し、愉快になる。



「反逆のカリスマ、ケンゴマツモト!」


ケンゴさんのギターから始まる“dysphoria”に鳥肌が立った。


小林くんの目を見ながら呼吸を合わせて揺れていたら、頭がくらっとして倒れそうになった。

え?酸欠?

なんとか足を踏ん張り立て直す。



ぞくぞくしたまま“dnim”へ。


どこかのライブで小林くんが「dnimという曲名は僕の造語で、罠、という意味です」と言われていたらしい。


罠かぁ。もうすっかり罠にかかってる。ノバンバーズの。



 僕の頭をとりまく樹海
 そこから出ていくように
 入っていくように
 帰れそうで帰れない



●店内のメニューを見て

小林「ノバンバーズは最近“八丁”という言葉が気になっています。

だから、うずらの・・・八丁味噌・・というメニューが目を引きますね。」


(お店のスタッフの方?から)「おいしいよ!」(笑)

小林「だそうなので、みなさんもぜひどうぞ。」(笑)



“バースデイ”


静かな歌いだし。声がきれい。

今一番観たいのは、小林くんのソロの弾き語り。

東京はいいなあ。夢だな。



“Misstopia”

ああ、終わりだ。

目を閉じて聴く。



 きみの心のやわらかいところで
 僕は膜になりたい
 全てを許せるように




終わったら脱力してしまい、空いていた椅子に倒れこむように座った。


モッシュがあったわけでもなく、暴れたわけでもないのに汗びっしょりだった。


もうひとつのノベンバーズに関するわたしの夢は、ライブで“mer”を聴くこと。まだ聴いたことがない。

東京ワンマンではやってたな。

・・・やっぱり遠征するしかないかな?




Qomolangma Tomatoのライブ、最初の1・2曲目だけでも聴きたかったが、時間がなく断念。


また次の機会に。



↓は、ドアを開けて階段を下りたところから見たTOKUZOの入り口と、ライトアップされた看板。


  


おもしろい場所だった。次はお酒が呑める体勢?で来よう。




今日の小林くんのブログより。


『僕は傷つきたいのではなく、傷つく心を持ち続けたい。僕のために。「生き、そして歌う」ということを達観するには及ばずとも、ちゃんと目はあいているぜ。』


小林くんの言葉には、いつも何かしら刺激を受けてしまう。



「感性が剥がれ」て、「生活だけが残」らぬように。


あー、“こわれる”が聴きたかった。次はよろしく。