出演:ghostnote / 未完成vs新世界 / PaperBagLunchbox / Hippogriff
PaperBagLunchbox(PBL)への思いは、今年7月の日記に書いたとおり。(http://d.hatena.ne.jp/firesign0916/20100718/p1)
そのときの新宿MARZのライブで、ナカノくんは来年1月頃に新しいアルバムがリリースできそう、と言われていた。
5年ぶりのアルバム!その日を首を長くして待っていよう、と思った。
それがなんと!
1月にリリース予定のそのアルバムは実は3rd Albumで、9月から始まるツアーのライブ会場で2nd Albumが発売されると!
2008年に2年ぶりに再会したときも驚いたけど、この発表にまたまた驚かされた。
なんていうか・・・バンドが危うい状態にあるのだろうか、と心配させられたかと思ったら、こんなにビックリさせられるなんて・・・・
表現は変だけど、飽きないバンドだ(笑)
実はこの日は、先に他のバンドのライブチケットを取っていたが、かなり悩んだ末、こちらのライブに行くことにした。
記念すべきPBLの復活ともいえるツアー初日にどうしても行きたくなったから。
そしてこの日は4バンドの対バン。
COMIN'KOBE以来のghostnoteも楽しみだし、他のバンドは初めてで、これまた楽しみ。
夜勤明けでそのあとも眠れず、足がむくんでフラフラだったけど、セカンドラインに近づくと元気になってきた。
これはどういう現象なのだろう?
アドレナリンが分泌されるのかな?
時には「もう限界」って思うときがあっても、こういう気分になると、「まだまだがんばれる」って思ってしまう。
そんな単純な自分が好きだ(笑)
◆Hippogriff
2005年に神戸で結成されたバンドらしい。
バンド名の『ヒポグリフ』とは、神話に登場する 馬・獅子・鷲が合成した幻獣の名前。
それ自身が生まれるはずのない生物である事から、『不可能』を表す慣用句として用いられる。
とは、彼らのオフィシャルから。http://www.hippogriff-web.net/
ボーカルの方の声がいい感じ。
ライブも楽しかった。機会があれば、また観てみたいバンド。
札幌発のバンド、と久しぶりに再会した知人が教えてくれて、「札幌」に過剰に反応(笑)
今は東京で活動中らしい。
この変わったバンド名は、ボーカルの澤田さんが弾き語りで歌っていた曲の題名をそのままバンド名に用いたそうだ。
彼らのオフィシャルの『About』(プロフィール)が何気におもしろくて、
・当初、メンバー3人ともがアコースティックギター以外の楽器に不慣れだったために演奏はボロボロだったが、「楽曲が、何か良い」という事でそれなりに支持を集め始める。
とか、
・(2008年)秋にはミナミホイールに初出演。満員のBIG CATでそれなりに好評を得る。
「それなり」って(笑)
(http://mikansei.versus.jp/top/about/)
澤田さんの、MCと歌っているときの声のギャップに驚き、
ちょっと変態チックなボーカル?との第一印象ながらも、
「楽曲が、何か良い」
と思い、
段々引き込まれていった。
特に中盤の、ミディアムテンポの曲がとてもよかった。
セットリストが知りたい。
未完成vs新世界のライブが終わったら、珍しくステージにスクリーンが下りた。
準備が終わって客電が落ちたら、そのスクリーンに映像が映された。
その映像は、PBLの今までの歩みと、これからの紹介をしたものだった。
元々PBLは大阪で結成されたバンドだが、ここ数年、大阪でのライブは少なく、こセカンドラインは初登場らしい。
ましてワンマンでもないのにそんな紹介を映像という形でしてくれたのは、スタッフの方のがんばりもあったのだろうけど、
彼らの未来に対しての期待と愛情を感じたよ。
ちょっとトラブルがあってスクリーンが上がるのに時間がかかったけど、メンバーが登場してステージに並んでかっこよくポーズを決めた。
ん?
ヨウちゃん(key)、眉細っ!そしてメイクしてる?
意外と似合ってる(笑)
伊藤さん(dr)痩せたなー。見るたびにきれいになってるなー。
倉地くん(Ba)はなんというか、いつも飄々として見えて気になる存在。うん。
ナカノくん(g/vo)はステージに立つと瞳がキラキラしていてかっこいいね。(←普段がかっこよくないという意味ではないよ)
ライブは、4人の気迫が伝わってきてすごくよかった!
昔からの曲は“オレンジ”だけだったから、もっともっと聴きたいって思った。
でも、ライブで曲聴いて、2nd Album早く聴きたいって思った。
ナカノくんがMCで、
「久しぶりに大阪の街を歩いたら、懐かしくて立ち止まってしまった。
懐かしさがいとおしく感じられるようになりたい。」
という意味のことを言われた。
ブログには、
「懐かしい」という感覚は、あまり好きじゃない。
僕たちは「今」を生きてる。
と書かれていた。
「懐かしい」というのは、「昔はよかった」ということに繋がるのではなくて、
素晴らしい「今」があれば、「懐かしさ」がいとおしく感じられるのかな、と思った。
たとえイヤなことや辛いことがいっぱいの日々であっても、その積み重ねがあってこその「今」
「今」を大切に生きられるなら、過去の日々もムダじゃなかった、って思えるね。
そんなことを思いながら曲を聴いていた。
ラストの“おやすみ”は圧巻だった。
〈セットリスト〉
01.メロウゴーラウンド
02.Watching you.
03.オレンジ(2010 ver.)
04.ティコ
05.おやすみ
ghostnoteとの初対面は、2006年のロストインタイムの「時計」ツアー@神戸スタークラブ。
それから結構たくさんライブを観ているな。
いつの間にかメジャーデビューされていたけど、ステージでのたたずまいは変わらない・・・そりゃあ、もちろん昔より堂々として、お客さんの雰囲気をつかむのが上手くなった感じだけど(←上から目線?)
“キラキラ”と“TOKIOメトロに乗って”がよかった。
9月1日にリリースされた“ボクキミビリーバー”を最後に。
かっこいい曲だけど、おおちゃんの声がよく響く、もう少しスローテンポの曲のほうが好きだな。
12月にここでワンマンあるんだね。むむむ・・・
終演後、PBLのメンバーさんたちにご挨拶して、2nd Albumを買って、サインをいただいた。
ありがとうございます!
次の神戸までにがっつり聴いておきます。
長いツアー、みなさまお体に気をつけて。
またお会いしましょう!
※PBLのライブ中にMCされていた、『音楽を、やめた人と続けた人』のコラムはこちら↓