出演:the pillows / 怒髪天 / The ピーズ
ピロウズ主催の“Born in The '60s Tour”、略して?「おっさんツアー」
大阪にも名古屋にも行けなかったので、それなら仙台に行ってしまえ!ということで、仙台まで行ってきた。
以前から一度仙台に行ってみたかったのと、
対バンが自分の中ですでに「ド真ん中」になりつつある怒髪天と、
OTODAMAで「次はちゃんとライブ観るから」と心に誓ったThe ピーズだったから。
(あの日からThe ピーズには、貸しがあるという想いだった)
もうすぐ就活に突入する次男を誘っての仙台二人旅。
(下にセットリストあります)
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出演はどの順だろう、やっぱシンちゃんのドラムセットの都合で怒髪天→The ピーズ→ピロウズ、ちゃうかな?というわたしに、
「でもそれやったらシンちゃん連続やん。死なへんか?」
という次男。
「大丈夫、シンちゃんはきっと酔っ払ってるやろうから、しんどいって覚えてへんわ。」
と無責任なわたし。
そんなこんなで開場したら、ステージには怒髪天のセットが。やっぱり。
◆怒髪天
01.オトナノススメ
02.ヤケっぱち数え唄
03.労働CALLING
04.オレとオマエ
05.俺ときどき・・・
06.Merry X'mas Mr.Lonelyman(新曲)
07.NO MUSIC,NO LIFE
08.酒燃料爆進曲
いきなり“オトナノススメ”かい!
カオスと化す最前ブロック。
実は風邪薬漬けで仙台に来たわたしだったので、最初から飛ばすとピロウズまで持たんと判断し、最前ブロック後ろの柵まで下がった。
え、もっと下がれって?
このツアー、この日が最初で最後なので、なんとか前方で観たかった。
●「今日は仙台のおっさん好きがここに集まってるんだな!」(笑)
「今日の楽屋はまったりしてて・・・コレクターズがいないと静かだぜー」(笑)
兄ぃは今日も舌好調!
終盤にも、
「待っても待っても、おっさんしか出て来ねえよ!」
と言われていた。
●「昔の友達に唄ったうた。」と兄ぃが言って、
“オレとオマエ”
この曲、聴くたびにじーんとしてしまう。
●増子「ピロウズとは長い付き合いだな!(メンバーを振り返って)もう何年?」
シミさん、友康さんがそれぞれ「20・・・25年にはなるね。」と。
増子「25年・・・!それじゃあメンバーと一緒だな!
メンバーと・・・?(坂さんを見て)
ドラムが山中だったら、もっと人気出ただろうな!(笑)
それで(自分の右隣を指さして)山中だったらここにドラムを置いて・・・C-C-Bばりにな!」(爆)
いえいえ坂さんあっての怒髪天でございますよ(笑)
●昨日の朝もよさこいの声で目が覚めたって言われていたけど(みちのくYOSAKOI祭り開催中)、今日も同じだったそうで、
「たとえが古すぎるな。」と照れくさそうな兄ぃ。(注・かっこいい衣装です)
だからおっさんツアーやん!(笑)
●酒爆の坂さんの叫びは、「おにーさーん!」
何故?(笑)
ラストで兄ぃ、ステージ中央から客の上に、背中から思いっきりダイブを。
わたしの少し前の空中に、兄ぃの足が浮かんでおりました。
ちゃんと位置を見極めているのだろうけど、よっぽど客を信頼していないとあんなに思いっきり飛べないよな、と思った。
怒髪天が終わったら、界隈さんたちが引いていって、最前ブロックは少しゆったり余裕ができた。
後ろの柵にくっついてわたしの隣にいた男性が、「初めて怒髪天を観たんですけど、かっこいいですね!」と。
るんるん気分♪(←これまた古っ)
01.焼きめし
02.とどめをハデにくれ
03.生きのばし
04.植物きどりか
05.絵描き
06.しげき的な日々
07.底なし
08.ドロ舟
09.道草くん
10.喰えそーもねー
11.巴里の女性 マリー(the pillows カバー)
(セットリストはオフィシャルブログよりいただきました)
The ピーズのことはまだよく知らないけれど、
ハルさんの声と唄い方は心地よくて好きだし、
アビさんのギターはかっこいい!と思うし、
シンちゃんはとても楽しそうで、たまにコーラスしたりする。
この日特に3曲目からドロ舟までがめっちゃよかった。
もっと盛り上がったほうがいい曲もあるのだろうけど、じっくり聴かせてもらった。
3曲めと4曲めは、「先輩たちへ。」と、5曲めは「美しいうたを。」とハルさんが言われていたような。
●メンバー紹介でハルさんにMCを促されたアビさん、
アビ「今日、ひとりで東京から来たんですけど(あとの二人は前日から仙台入りしていた)、
間に合わないかと思って焦りました。間に合ってよかった。
ひとりでいると“Peeちゃんに会いてぇなあ”とか・・・
“シンちゃん元気かな、会いてぇなあ”とか・・・」
シン「オレはどーせ、ついでだろ?」(笑)
アビ「(苦笑)」
ハル「ドラムス!佐藤シンイチロウ先輩でーす!」(拍手〜)
シン「ついでの佐藤です。」(笑)
・・・このあとシンちゃん、何話したかな?忘れた(おい)
●どの曲だったか、途中でアビさんのギターの音が出なくなって、スタッフさんが飛んで出てきて復活。
その次の曲でアビさん、ステージかみての隅っこまで行ってギターを弾き始めて、スタッフの方が必死にコードを延ばそうとされていた。
ハル「こーら、迷惑かけない!
すねてないで、もどっといで!怖くないから。」
どういう力関係?(笑)
シンちゃん、笑いながらドラムを叩いていた。
●怒髪天もThe ピーズも、おっさんツアーこの日が最終日らしい。
(あと1日はコレクターズとトモさんがゲスト)
10曲唄い終わったハルさん、ベースを降ろしながら客にお礼を言ってから、
「ピロウズに感謝を込めて、カバーをやりたいと思います!」
おおっ!
「歌に専念したいから、ベースはピロウズの淳くんにお願いします。」
きゃ〜〜〜!
淳くん笑顔で登場。
「優しい優しい淳さん!」
と、ハンドマイクを持ったハルさん、「“巴里のマリー”」
わああああ!!大歓声。
丁寧に丁寧に唄うハルくんに、うるっとしてしまいました。
ありがとう、ハルくん、アビさん。
シンちゃんは持ち曲だから・・(え)
大きな拍手でThe ピーズ退場。
さあ、次はピロウズ。
遠距離恋愛している彼氏と、それぞれが住む街の中間くらいで久しぶりに会えるみたいに緊張してきた!(どんなたとえやねん!)
01.プロポーズ
02.Mr.Droopy
03.Degeneration
04.I know you
05.Ladybird girl
06.Movement(新曲)
07.Ninny
08.Please Mr.Lostman
09.その未来は今
10.No Surrender
En.
01.Primer Beat
02.LITTLE BUSTERS(全員で)
いつものSEが流れて、いつものようにさわおさんが足早に先頭切って出てきて、ステージ中央のスピーカーに足をかけて手を上げるさわおさんのシルエットを見ただけでじ〜ん・・・と(笑)
“プロポーズ”、それに3曲目の“Degeneration”
久しぶりに聴く!
実は始まるまで脱水気味でフラフラだったけど、一気にテンションが上がった。
そしてなぜか“Ladybird girl”のサビでモッシュゾーンに突っ込んでいってしまった。
●「ピーズの“巴里とマリー”、よかったよなあ・・・
このツアー、出番前に何度か、うるっと泣いてから出て行くという・・」
優しい笑いが起こる。
「“巴里のマリー”がというよりも、この曲やってた頃、新宿LOFTが今と違って新宿西口のほうにあって・・・
増子さんがあの事件を起こした頃も・・・あっ!(両手で自分の口をふさいでPeeちゃんを見て)これは言っちゃいけなかったっけ。」(笑)
え?え?(笑)マジに慌てるさわおさん。
「トモくん、ハルくん、どっち!?って言ってた頃で・・」(笑)
要するに、その曲を歌っていた時代を思い出してうるっとする、とさわおさんは言いたいらしい。うん。
「・・・次の次の曲くらいで、泣かせてやるよ。」
男性客“よし来い!”
「おまえは泣かんでよろしい!!」(爆)
絶妙のやりとりで大笑い。
●新曲“Movement”、いいなあ。
懐かしさと瑞々しさが入り混じる感じだ。
●「このツアーでやっている、懐かしいラブソング。“Ninny”」
うわあ、嬉しい。。。
●このあたりで?メンバー紹介。
淳「もう少しでこのツアーが終わってしまう。」と、すごく寂しそうに。
Peeちゃんは、昨日も弾き語り(のサポート)をやったのですが、慌ててしまってうまくいかなくて、「自分はまだまだだな」と思いました、と。
どうやらMEGA☆ROCKSでのさわおさんソロの、出演5分前くらいに急にサポートギターをお願いされたらしい。そりゃあ、いくらPeeちゃんでも・・・
シン「昨日のMEGA☆ROCKSで、さわおくんのソロを見ようと会場に行ったのですが・・・・
規制がかかっていて入れませんでした!」(爆)
さわお「おまえと違って人気があるからね!」(笑)
いばるさわおさん(笑)
てか、シンちゃん顔パスちゃうのん?
スタッフにお願いもせずにあきらめて別のところに行ったのでは?(疑惑)
そして、
シン「巴里のマリー、よかったですねえ。
あいつもこいつもマリーが好きなんだな、と。」(笑)
さわお「そこ!?(笑)実在すんのかよ!」(爆)
●そのあとだったかな?
20年以上も前に知り合ったそれぞれのメンバーが、今も仲良くこうやってツアーに回れる、というのが凄く嬉しい、という意味のことをさわおさんが言って、
「すごいのは、今も新曲が素晴らしいってことさ。
(客を見回して)・・俺たちの新曲も、みんな“いい”って言ってくれるだろ?」
おおっ!(拍手〜)
「そんな先輩たちに送る曲。“Please Mr.Lostman”」
ああ・・・
ねじ曲がった時代なんて関係ない
僕らは出会った
Please Mr.Lostman それが全てだろう
Please Mr.Lostman
痩せた枯れ木に星が咲いているのが、今も見えるよ。
しんみり終わるのを嫌がるかのように、
「Born in The 60's “その未来は今”!!」
歓声とともに激しいモッシュが起こる。
一秒先の自分に
追いつき追いこしたいな
振り向いて何を話すだろう
この歌詞が大好きで、モッシュの中でもさわおさんの顔を見上げてしまうよ。
●ラストは“No Surrender”
曲も好きだけど、このタイトルが好きだ。
本編が終わってみんなでアンコールの手拍子を。
客席のかみてを見上げると、ハルさんとアビさんが二人座って客と一緒に手拍子をしていた。ずっと観てたのかな?
●アンコール。
「今、アンケートやってもらってるだろ?もう書いた?
出演者14人の顔と名前が書いてあって、今日はいないけどコレクターズやトモくんも。
そして“結婚したいのは誰?”とか、
“二人きりになると赤ちゃん言葉になりそうなのは?”
とかいう質問で。(笑)
あれね、大変だとは思うけど、14位まで全員の名前を書いてほしいんだ。
それを集計して、このツアーのDVDの特典に、結果をつけるから。」
2位くらいまでしか書いてないのは無効らしいよ。
果たしてこのライブ後、そのアンケートを書く余力が残ってるかな。
結果は楽しみだけど。
“Primer Beat”のあと、
「Come On Little Busters!!」
曲が始まったらステージに全員登場。
兄ィは笹かまぼこや饅頭を客に投げて、
シミさんは飴やスティックシュガー?醤油?みたいな物を投げていた。
残念ながら、こっちには飛んでこなかった!
坂さんの背中を押したシミさんが、電車ごっこみたいにステージ狭しと回ったり、
間奏でハルさんがハモニカ吹いたり(めっちゃうまかった!)
さわおさんの後ろで兄ぃがChoo Choo TRAINやって、それに気づいたさわおさんもギター弾きながら身体を回したり。
そしてアウトロで兄ぃが客に「しゃがめ!」と合図して、演奏しているメンバー以外全員をしゃがませて、
ドラムに合わせてジャンピングフィニッシュ!!
ぎゅうぎゅうのところにいたわたしは、後ろの人のヒザに座ってる状態ではありましたが、なんとかしゃがんで、ジャーンプ!!
すっごい楽しかった。
さわおさん最後に、「来年もやるよ!」って。
来年もそのツアーに行けるように、わたしもがんばる!
脱水状態でへろへろになりながら、そう心に誓ったのでした。