仕事を終えて、20時30分頃に太陽と虎に到着。
受付のスタッフさんに、
「今日はどのバンドさんを観に来られましたか?・・・あれ?昨日も来られてましたよね?」
と聞かれ、
「(ぎょっ)あはは〜、はい。PaperBagLunchboxです!」
と照れ笑い?しながら答えた。
「楽しんでくださいねー」
やっぱりおばさんは目立つのね。恥ずかしいけど悪い気はしなかったです。
中に入ると、モーグリパラシュートのライブが始まっていた。
◆モーグリパラシュート
大阪のバンドで、前からライブを観てみたいと思っていたのにチャンスがなかった。
歌詞がおもしろい曲が多かった。
じっくり聴いてみたいな。
ボーカルの方が、「昔からPaperBagLunchboxのことが好きで、一緒にできるのが嬉しい。」と話されていた。
01.メロウゴーラウンド
02.オレンジ
03.watching you
04.おやすみ
前回彼らのライブを観たのは、このツアーの初日、セカンドライン。
観ているわたしのほうが緊張してしまっていたけど、ここ太陽と虎では、とにかくライブが観れるのが嬉しくて、始まる前からニヤニヤしてしまった。
好きなバンドが自分の住む街に来てくれるのも嬉しいし。
本当に美しいものは今も
君の手の中で
確かに輝いている ほら君を映して
夜の海の中を進んでも 迷わない光を
くれているのは誰かな 君かな
こんにちは世界
1曲目の“メロウゴーラウンド”で早くもうるっとしてしまう。
“オレンジ”
1stに収録されているこの曲。4年前に初めて聴いた時は、透明で切なくて、ひとりぼっちだ、と感じた。
それが、今年7月に久しぶりに聴いた時、ずいぶんアレンジも変わっていたせいか、心に寄り添うような、昔に比べて心が開いているような感じがした。
この日も同じ。温かさがあった。
こんなにイメージが変わる曲も、そうないのでは?
そのあと、おもにドラムの伊藤さんとキーボードのようちゃんで、長めのMC。
同じ大学の仲間でバンドを結成し、何年か大阪で活動したあと上京したこと。
最初のアルバムをリリースした頃は、音楽雑誌に取り上げられたり、syrup16gと同じステージに立ったり、ミナホで規制がかかったりして、プチブレイクしたこと。
伊藤「でも、そのあとが悪かった・・・」
バンマスのようちゃん、遠い目・・・
時々ナカノくんが言葉を挟んだり、ベースの倉地くんが「いえーい!」と合いの手を入れたりして、ほろっとしたり、思わず笑ったりのMC。
よかったな。
CINRA.NETで始まった『音楽を、やめた人と続けた人』という連載コラムは、彼らの10年間の軌跡をつづったもので、現在第2話までアップされている。
その第1話を読んで、
「泣いてちゃった。辛くて・・・」
と、伊藤さん。
それは、本当に辛かったのだろうな。
そのあとの曲、“watching you”(多分)
「誰かが君を見てる。」
という曲で、さっきのMCの内容とリンクして、ナカノくんの美しい声を聴きながら泣いてしまった。
この曲は、3rd Albumに入るのかな?入ったらいいな。
最後は“おやすみ”
辛かった時期に、メンバーみんなを支えてくれた曲、とナカノくんが。
『音楽を、やめた人と続けた人』の第2話に、この曲が生まれたときの、ある意味すさまじい話が書かれている。
あの人は今空にとけて 僕を洗う この雨になった
僕を見ててよ 君に届くように歌うから
言葉は美しいなあ。
音楽の力って凄いなあ。
友人が、
「幸」と「辛」って字はほんとよく似てるんだな。
きっと意味があるんだろうな。
と、書いていました。
それを読んで、「辛抱はしても 我慢はするな」という言葉を思い出しました。
「我慢」とは、精神的肉体的に苦しくて訴えたい気持ちを発散させないで抑えること、という意。
「辛抱」とは、環境の苦しさに押し流されないで、向上心を持ち続けること、という意。
我慢の先には 不満 が、
辛抱の先には 希望 が見えてくる。
のだそうです。
(http://blogs.yahoo.co.jp/srthx430/5960523.html より)
「辛」に「一」を加えたら「幸」になるでしょ?
だから、
「辛くても、一日辛抱したら、幸せになれるんだよ。」
なんか、説教話みたいになっちゃったけど、
辛抱してきたPaperBagLunchboxというバンドに、いつか花が開くよう願って、彼らを見続けようと思ったのでした。
【追記】
この日のドリンクカードをアップし忘れていました。
カンガルーです。