祈り
東北地方太平洋沖地震の被害に合われた皆様に対して、今のわたしにできることはなんだろう、と考えています。
今回ほどの規模じゃないにしろ、16年前に阪神大震災を経験した身として、何かできることはないだろうかと。
むやみに動くことが必ずしもいいことではないとは経験ずみで、
今はひとりでもたくさんの方がご無事であることを祈って、できることを探していきたいと思います。
最近ヨーロッパのサッカーの試合を観るようになって、その関連のニュースやツイートを目にすることが多いせいだとは思いますが、
今回の地震に対して真っ先に届いたメッセージはリヴァプールFCからのものでした。
http://www.soccer-king.jp/news/england/article/201103111900_liverpool.html
そしてその後も続々と海外のチームや選手からのメッセージが届いています。
http://www.soccer-king.jp/blog_item/id=1155
昨日早朝TVで観た、インテル vs ブレシア戦では、両チームの選手が日本のために、喪章を付けて戦っていました。
長友選手は、このニュースを知ったときにかなり動転して、日本で起こっていることを考えるといろんなことが頭をめぐってしまったそうだ。それでも、
「試合開始のホイッスルを耳にしてからは、つらい思いを脇にやり、サッカー選手として、僕の母国の人たちに勇気を与えることができるようにと願いつつ、自分のやるべき事を果たした。」
というコメントを残している。
http://www.soccer-king.jp/news/italy/article/201103120745_inter_nagatomo.html
FCケルンの槙野選手も、白いアンダーシャツに日本の人へのメッセージを書いて示してくれていたし、
http://www.soccer-king.jp/news/germany/article/201103120800_koln_makino.html
グルノーブルの松井選手は、ヴァンヌ戦で想いの詰まったゴールを決めてくれた。
http://www.soccer-king.jp/news/europe/article/201103121800_daisuke_matsui.html
先ほど終わったばかりのシャルケ vs フランクフルトでは、内田選手が二日前にチャンピオンズリーグを戦ったばかりだというのに、90分間全力で走って素晴らしいプレーを見せてくれた。
そして、試合後サポーターに挨拶するとき、内田選手だけ白いジャージを羽織っていて「?」と思ったら、
胸に、「日本の皆へ。少しでも多くの命が救われますように。共に生きよう!」というメッセージが書かれていた。日本語とドイツ語で。
ノイアーが内田選手の背中を押して、それをサポーターに示してくれているところをドイツのカメラがとらえていて、ちょっと泣きそうになってしまった。
http://www.soccer-king.jp/news/germany/article/201103130200_atsuto_uchida.html
でも、こういう情報も、テレビが観れない、ネットもできない状況におかれた被災地の方には伝えられない。
前の大震災のときにも感じた。本当に情報を必要としている人には、届かないんだって。
けれど、時間が経って落ち着いてからこのことを知って、生きる力をもらったのは確かだ。
被災してから本当に立ち直るまでには、心が復興するまでには、長い長い時間がかかる。
だからこうやって世界中の人たちが心を寄せて無事を祈り、「君はひとりじゃない」と伝えようとしてくれていることをあとででも知ったら、きっと力になるはず。
そう信じています。
メッセージを届けてくれている選手たちのサイトを貼っておきます。(ほんの一部です)
長谷部誠選手
http://ameblo.jp/guapoblog/entry-10828480003.html
松井大輔選手
http://www.matsuidaisuke.net/diary.html(2011.3.11)
本田圭佑選手
http://www.keisuke-honda.com/blog1.php?id=179
岡崎慎司選手
http://ameblo.jp/okazaki-shinji/entry-10828794870.html
香川真司選手
http://kagawashinji.com/content/voice.html(2011.3.12)
吉田麻也選手
この震災でお亡くなりになられた方の、ご冥福をお祈りいたします。