黒猫チェルシー TOUR2011 春@ 心斎橋 Music Club JANUS
ゲストアクト:蜜
なんだか久しぶりのライブだ。
当初ワンマンの予定だったが、ゲストアクトとして蜜の出演がオフィシャルに発表されていた。
そして、ライブを行うに当たってのメンバーの言葉も。
(前半略)
まだ震災地では予断を許さない状況が続いており、予定していたライブ公演を自粛するという考えもありました。
しかし僕達は、こういう時だからこそ、強い気持ちを持って出来る限りライブを行う事を決心しました。
普通の生活を送ること、音楽を楽しむことの喜びを、皆と分かち合いたいと思っています。
今ライブをやること、やめること。それぞれ各バンドやそのスタッフがいろいろ考えて決めている。
どちらが正しいとか不謹慎とかではない。
ライブがあるならわたしたちは、思いっきり楽しんで生きる力を蓄えて、それから自分たちにできることを考えていったらいいと思う。
ライブをやってくれてありがとう、って心から思うよ。
予想はしていたが、客層は若く8割くらいは女性。
久しぶりのライブいうこともあって、気恥ずかしくなる(笑)
◆蜜
ゲストアクトの蜜。
JANUSのビルの入り口にその説明が貼り出されていたのに、まったく知らずにいた客も多かったようだ。
開演の時間が来て照明が暗くなったら、いきなり押しがきた。
そして蜜の二人が登場したら、「え?」って、なんやねん!
好きなバンドのライブに来て、あんなにでっかくお知らせの貼り紙がしてあっても、無関心なことが信じがたい・・・
まあ、オバサンのただの愚痴ですけど。
わたしも蜜のライブを観るのは2回目だけど、ウニちゃんと橋詰くんの声が好きで、またライブが観たかったんだ。
ウニちゃんのパワフルな声と橋詰くんの透き通った声。
ゾクゾクしながら聴いた。
ウニちゃんが、黒猫チェルシーのメンバーとは昔から友達で、16歳くらいの頃から知っている、という話をされた。
今日のライブに呼んでもらってありがとう、と。
蜜の曲を初めて聴く人が多かったようだけど、みんなどんどん引き込まれているのを感じた。
1曲終わるごとに大きな拍手が起こって、橋詰くんが
「みんな優しいやんか。こんなに受け入れられるとは思わんかった。」
と。
そしたらウニちゃんが、
「受け入れてるとは言ってへんよー」
とツッコミ入れてたけど(笑)
特に最後の曲がよかった。
「みんな恋をしてると思います・・・失恋の歌をうたいます(笑)」
とウニちゃんが言って始まった曲。
涙ぐんで聴いている人もいて、終わってからも「よかった〜CD欲しくなった!」と言っている人が何人もいた。
え、どこにおったん?って思うほどたくさんの男の子がモッシュゾーンに。
メンバー登場で、女の子から「きゃー!」と黄色い声が上がってちょっと興ざめ。
きゃーよりモッシュがいい(笑)
ガンガン曲をやったので、そのうちきゃーって言っているヒマがなくなった様子。いいぞいいぞ!(笑)
大知くんは髪にパーマが当たって前髪短め、澤くんはメイクしてた。い、いつの間に・・・
最初はモッシュの中にいたが、窮屈なので踊れる位置まで少し下がった。
前はわーっと盛り上がっていたが、後ろのほうはじっくり聴いているお客さんがほとんどで、両極端な感じ。
2007年に松山サロンキティで9mm Parabellum Bulletのライブを観たときに似ているな。あそこまで激しくないけど。
5月に初の1stフルアルバムをリリースし、6月にワンマンツアーがあるそうだ。
大阪は6/26にクアトロで。
他とかぶってなかったら行きたいなあ。
そのアルバムに入るらしい新曲4曲もやってくれた。ライブ映えするかっこいい曲。
でも1stミニアルバムの好きな人には、ちょっとばかり微妙かもしれん。垢抜けた感じで。
他の曲も聴いてみないとわからないけど。
ライブとしてはめっちゃよくて、音響のせいなのか大知くんの歌い方が変わったのか、歌詞がはっきり聴き取れて伝わってくるものがあってよかった。
特に“毛にからまって”と、ライブで聴くのが念願だった“ロンリーローリン”がとてもよかった。
これからもいい意味での泥臭さは失わないでほしい。
それから「きゃー!」のファンがこれ以上増えませんように。
とか勝手に祈っておこう。
(セットリストは順不同、あと2曲ばかしタイトルわからず)
・(間で)新曲4曲
・ノーニューヨーカー
・ショートパンツ
・オンボロな紙のはさみ
・毛にからまって
・のらりのらねこ
・ユメミルクソブクロ
・オーガニック大陸
・廃人のロックンロール
・黒い奴ら
・スピーカー
・嘘とドイツ兵
・ロンリーローリン
En
・ベリーゲリーギャング