星と石ころ日記

神戸在住。風の吹くまま気の向くまま。

 黒猫チェルシー TOUR2011 春@ 心斎橋 Music Club JANUS



ゲストアクト:蜜


なんだか久しぶりのライブだ。


当初ワンマンの予定だったが、ゲストアクトとして蜜の出演がオフィシャルに発表されていた。


そして、ライブを行うに当たってのメンバーの言葉も。


(前半略)


まだ震災地では予断を許さない状況が続いており、予定していたライブ公演を自粛するという考えもありました。
しかし僕達は、こういう時だからこそ、強い気持ちを持って出来る限りライブを行う事を決心しました。
普通の生活を送ること、音楽を楽しむことの喜びを、皆と分かち合いたいと思っています。


黒猫チェルシーメンバー一同
渡辺大知 / 澤 竜次 / 宮田 岳 / 岡本啓

今ライブをやること、やめること。それぞれ各バンドやそのスタッフがいろいろ考えて決めている。

どちらが正しいとか不謹慎とかではない。

ライブがあるならわたしたちは、思いっきり楽しんで生きる力を蓄えて、それから自分たちにできることを考えていったらいいと思う。



ライブをやってくれてありがとう、って心から思うよ。






予想はしていたが、客層は若く8割くらいは女性。

久しぶりのライブいうこともあって、気恥ずかしくなる(笑)






ゲストアクトの蜜。


JANUSのビルの入り口にその説明が貼り出されていたのに、まったく知らずにいた客も多かったようだ。


開演の時間が来て照明が暗くなったら、いきなり押しがきた。

そして蜜の二人が登場したら、「え?」って、なんやねん!


好きなバンドのライブに来て、あんなにでっかくお知らせの貼り紙がしてあっても、無関心なことが信じがたい・・・

まあ、オバサンのただの愚痴ですけど。


わたしも蜜のライブを観るのは2回目だけど、ウニちゃんと橋詰くんの声が好きで、またライブが観たかったんだ。

ウニちゃんのパワフルな声と橋詰くんの透き通った声。

ゾクゾクしながら聴いた。


ウニちゃんが、黒猫チェルシーのメンバーとは昔から友達で、16歳くらいの頃から知っている、という話をされた。

今日のライブに呼んでもらってありがとう、と。



蜜の曲を初めて聴く人が多かったようだけど、みんなどんどん引き込まれているのを感じた。


1曲終わるごとに大きな拍手が起こって、橋詰くんが

「みんな優しいやんか。こんなに受け入れられるとは思わんかった。」


と。


そしたらウニちゃんが、

「受け入れてるとは言ってへんよー」


とツッコミ入れてたけど(笑)




特に最後の曲がよかった。


「みんな恋をしてると思います・・・失恋の歌をうたいます(笑)」

とウニちゃんが言って始まった曲。


涙ぐんで聴いている人もいて、終わってからも「よかった〜CD欲しくなった!」と言っている人が何人もいた。





黒猫チェルシー



え、どこにおったん?って思うほどたくさんの男の子がモッシュゾーンに。


メンバー登場で、女の子から「きゃー!」と黄色い声が上がってちょっと興ざめ。

きゃーよりモッシュがいい(笑)


ガンガン曲をやったので、そのうちきゃーって言っているヒマがなくなった様子。いいぞいいぞ!(笑)



大知くんは髪にパーマが当たって前髪短め、澤くんはメイクしてた。い、いつの間に・・・


最初はモッシュの中にいたが、窮屈なので踊れる位置まで少し下がった。

前はわーっと盛り上がっていたが、後ろのほうはじっくり聴いているお客さんがほとんどで、両極端な感じ。

2007年に松山サロンキティ9mm Parabellum Bulletのライブを観たときに似ているな。あそこまで激しくないけど。




5月に初の1stフルアルバムをリリースし、6月にワンマンツアーがあるそうだ。

大阪は6/26にクアトロで。


他とかぶってなかったら行きたいなあ。



そのアルバムに入るらしい新曲4曲もやってくれた。ライブ映えするかっこいい曲。

でも1stミニアルバムの好きな人には、ちょっとばかり微妙かもしれん。垢抜けた感じで。

他の曲も聴いてみないとわからないけど。



ライブとしてはめっちゃよくて、音響のせいなのか大知くんの歌い方が変わったのか、歌詞がはっきり聴き取れて伝わってくるものがあってよかった。

特に“毛にからまって”と、ライブで聴くのが念願だった“ロンリーローリン”がとてもよかった。


これからもいい意味での泥臭さは失わないでほしい。

それから「きゃー!」のファンがこれ以上増えませんように。


とか勝手に祈っておこう。




(セットリストは順不同、あと2曲ばかしタイトルわからず)


・(間で)新曲4曲
・ノーニューヨーカー
・ショートパンツ
・オンボロな紙のはさみ
・毛にからまって
・のらりのらねこ
・ユメミルクソブクロ
・オーガニック大陸
・廃人のロックンロール
・黒い奴ら
・スピーカー
・嘘とドイツ兵
・ロンリーローリン


En

・ベリーゲリーギャング