先日のチャンピオンズリーグのシャルケ戦、その前のミラノダービー。
合わせて8失点という信じられない負け方をしたインテル。
このいやなムードを吹っ飛ばすのは長友しかない。
日本人だから贔屓目に見て、って言うんじゃない。
シャルケ戦後のmixi日記に「今のインテルで、どんな状況でもうつむかずに全力で走れるのは、長友だけだと思う。」って書いた。真剣にそう思った。
長友という選手は、ふつうやるとキザになっちゃうことや、照れくさいことでも堂々とやってのけて、それが人の気持ちを動かす、というタイプの選手だと思う。
というよりそういうタイプの人間。
チャンピオンスリーグのアウェーでのバイエルン戦後、日の丸にメッセージを書いて示してくれたとき、そう思った。
そういうところが長友の一番すごいところだと実は思っている。
さて、この日の試合。
久しぶりの先発出場は、チーム内のライバル・キヴの出場停止があったからかもしれないが、とにかく長友の動きは素晴らしかった。
前半開始直後はなかなかボールを回してもらえなかったけど(←そう見えた)、試合が進むにつれ回り始めて、
そのうちチームを引っ張っているのは長友だ、と思えるくらいになった。
彼がインテルに移籍後の試合をずっと生で観ているけど、サイドチェンジとはいえ、マイコンからパスが来たのは初めてだったんじゃあないだろうか。(多分)
後半、インテルが上げた1点目は、長友がもらったファールからだった。
相手ディフェンダーに倒されそうになりながら、ドリブルで左サイドを駆け上がる長友の姿は、胸に迫ってくるものがあった。
ぐっと来ていたらアナウンサーが言った。
「スピリット全開です!」
そう!それ!!(笑)
気迫?勇気?・・・魂がこもっていた。
試合後のインタビューで長友は、
「チームメートにうまく生かされて、楽しい試合ができました。」
「チームの勝利に少しでも貢献したかった。魂を込めて戦った。試合に勝ててうれしいよ」
などと話したそうだ。
佑都コールが起こったとき、得意の?お辞儀パフォーマンスをしてみせた長友。
試合後モラッティ会長がドレッシングルームを訪れたというニュースも。
それは「特に長友に賛辞を送るため」だったという。
それでも長友は
「これに満足せず、もっともっと上を目指していきたい。
まだ目標も夢も遠くにあるので、頑張っていきたいですね。」
と。
最後に、「試合前の合宿は誰と同室?」と聞かれた長友の答えに笑えた。
「パンデフです。でも何か知らないけれど、スナイデルとかマテラッツィとかパッツィーニとか、みんな遊びに来て・・・」
人が集まるのも、貴重なひとつの才能だね!
チャンピオンズリーグ準々決勝、2nd leg、インテル逆転の可能性はものすごく低いけど、
次回はインテルを応援するわ。ごめんねウッチー(笑)
めざせ0-4!(・・・シャルケって、ホームで強いんだよなー)
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