LOST IN TIME presents「1:1」@梅田 Shangri-La(4/16)
出演:LOST IN TIME / 8otto
ロストの「1:1」がひそかに?発表されていて、ゲストを見たら8otto(オットー)!
2010年1月末から約10ヵ月間活動休止されていて、ここ最近復活の噂が聞こえてきたので、久しぶりにライブが観たかった。
8ottoのライブを観たのは2008年のミナホが最後・・と思っていたら、その年の12月にte'のツアーでゲスト出演されていたのを観ていた。しかももう一バンドはスリーピー。
なんで忘れていたんだろう。
それにしてもロストと8otto、いつのまに対バンするくらい仲良くなったのだろう。
そういえばツイッターで、海北くんと絡む8ottoのベース・TORAさんを時々見かけていたけど。
まさかロストの対バンで8ottoのライブが観れるとは。
東京で、ロストと8ottoとSawagiの3マンライブをやってきたそうで、だからライブをやるほうは何も屈託はないだろうけど、正直言ってわたしは、ロストのファンに8ottoが受け入れられるだろうかと心配だった。
おーきなお世話だわね(笑)
マエソンさんのドラムがどーんとステージ中央に置かれているのを見て、開演前からわくわくしてきた。
活動休止前に見たいくつかのライブを思いだして、「あー、楽しみ〜♪」と声に出して言った。
開演。
3月にリリースされたアルバムを聴いていなかったし、しばらく前の曲も聴いていなかったから、セットリストは不明。
わかったのは、
China
レモンティー
RIWO
くらいで、全部で約10曲?やったかな。
1曲目からドラム&ボーカルのマエソンさんのテンションが高く、客のいるフロアにジャンプして降りてきて歌っていた。
そういえばうちの次男、マエソンさんに似ていると言われたことがあった。
けど、あんなにかっこよくないわ。 近くで見て確信(笑)
8ottoとロストは、お互い前からそれぞれのバンドのことは知っていたけど、1年くらい前からTORAさんと海北くんがツイッターで知り合って・・・みたいなことを言われていた。
そして対バンかあ。おもしろいな。
後半になってTORAさんのベースの調子が悪くなり、調整する間にギターのセイエイさんとマエソンさんが1曲セッションしてくれて、かっこよかった!
ベースはいまいち復活しなかったようだけど、ラストの“RIWO”ではTORAさんがベース抱えてフロアに飛び降りて、彼を中心に盛り上がって楽しかった。
TORAさんのベースの音、骨太で好きなんだよなー。もっと聴きたかった。
3月末のツアーファイナルが地震の影響で6月に延期になって、それが平日だから行けないのでチケットを払い戻した。
サポートギターの三井くんは仙台在住。だけどちょうどロストのツアー中で地震には合わず無事だった。
ご家族や彼のバンド、THE YOUTHのメンバーさんも無事とのことだったけど、心に大きな傷を負ったことだろう。
三井くんのブログには、買えるだけの食料を買って、秋田から宮城県に入ってみんなに届ける、と書いてあって、その後は更新されていないけど、とても心配だった。
だからこのライブで、三井くんの元気な姿をしっかりこの目で見届けたかった。
実はそれが一番の理由で、日程がかぶってしまったもうひとつのバンドのライブを断念したのだった。
SEの曲が流れる中、いつものように飄々と3人が登場。
三井くんもいつもの赤いギター。よかった、元気そうだ。<セットリスト>
01.ひとりごと
02.青よりも蒼く
03.柊
04.希望
05.合い言葉
06.なくした歌
07.その名前を
08.スピンオフ
09.ハローイエロー
10.あしたのおと(新曲)
En
01.約束
海北くんが、「入口にあった看板におもしろいしかけをしています。」といきなり言われて、ライブが始まったばかりなのに見に行きたくなってしまった。(結局わからず)
「8otto、よかったねえ。
マエソンさんの声、かっこいいよね。
あんなふうな甘さのないブラックコーヒーみたいな声を出したいな。
あ〜〜♪・・・・ダメだね(笑)」
いや、無理だって(笑)
ライブ前にこの近所を歩いていて、歩いている人たちから力をもらった、大阪だけじゃなく関西から始まるものが多いと思う、みたいな話を。
“スピンオフ”の三井くんのギターは最高だ。
背中がぞくぞくする。
“ハローイエロー”の前には、「本当に黄色信号になってしまった」と。
4/4から配信されている新曲“あしたのおと”
曲も素敵だったけど、海北くんがその前に言われた言葉。(うろ覚え)
「僕の話し方こんなだから、自粛しているように聞こえるかもしれないけど(笑)、自粛しなくていいんだよ。」
「明日あなたが笑ったら、それが誰かの明日を照らすんです。」
海北くんの声を聴いて心が震えて、源ちゃん見てドラムのリズムを刻んで、三井くん見て・・・泣きそうになった。
アンコールでは海北くんが、「ロストインタイムは大丈夫だから。」と唐突に言われて、
そのとき三井くんが指を鼻の下に当ててすすったように見えて、また泣きそうになる。
“約束”
渇き切る前の傷口から
望んでなんかいない 言葉や迷いや嘘が
次から次へと僕の中に 押し寄せてくるから
いつか忘れてしまうだろうけど、忘れたくないもの。
そんなものが多すぎて、心に澱が溜まったようだよ。
終演後、久しぶりにお会いしたマエソンさんに握手してもらったり、物販にいる海北くんからキーホルダーを買ったり。
もう少し粘っていたら三井くんにも会えたかもしれないけど、伝える言葉が見つからないから、会わずに帰ることにした。
最近ライブに限らず、仕事以外で外に出るのが億劫になってしまっているけど、ここまで来れてよかったな。
来月は神戸にも来てくれるので、また会える日を楽しみに。