星と石ころ日記

神戸在住。風の吹くまま気の向くまま。

海北大輔@神戸・食卓OUMA(12/17)





海北くんが神戸の「食卓OUMA」という店でライブをすると知って、お店までチケットを買いに行ったのは11月21日。

さほど大きくないお店なので、チケットが残っていてよかったと胸をなでおろした。


お店の名前や装飾から、どこかで見たような雰囲気・・・と思ったが、チケットを見て納得。太陽と虎関係のお店らしい。


お店の方に、「間違えて“太陽と虎”に行かないでくださいね」と笑顔で言われた。



さて、ライブ当日。仕事をドタバタと切り上げてお店に到着。




 




開場時間まで並んで待つ。整理番号があるので並ばなくてもいいんだけど、ギリギリに入るのは好きじゃない。でも寒いっ!

明石から来られた方と並んで話していたら、ロストのライブでいつもお会いする方たちも到着。



開場時間になり、お食事代1500円を払ってお店に入る。

テーブル席と窓のほうを向いたカウンター席がある。お店の一番奥が狭いながらも一段高くなっていて、そこがステージになるようだ。


自由席ということで、私は友人と同じテーブルについた。プレートとドリンクを受け取り、開演までの時間でまずは腹ごしらえ。



もんじゃドリアがめっちゃ美味しかった!おかわりしたい。




おかわりできなかったので、代わりにデザートのティラミスを。(別料金)

これも美味しかった。



そうこうしているうちに海北くんが到着。(先にお店に着いて、食事をしてから外出されていたらしい)

楽屋もなくて隠れるところもない(笑)





海北くん、ライブの準備をすると思いきや、紙とペンを持ってお客さんひとりひとりにリクエストを聞いてまわり始めた。御用聞き状態(笑)

ん?全曲リクエストやるのかな?まさかね。



尋ねられて私が「サンカク!」と言ったら、「サンカクは・・・三井くんがいないとちょっと・・・前やったけどうまく行かなかったんですよ〜」と困り顔。

「じゃあ、アカペラで!」としつこく言ったら「・・・よし、がんばってみよう!」って。ワガママでごめんなさい。


曲が重ならないように、お客さんに受けた注文(曲名)を見せながらまわったあと、何やら書きこんでいく海北くん。曲名を書いたあみだくじを作り、今度はお客さんにくじの線を1本ずつ書いてくださいって。

このあみだでやる曲を選ぶのかなと思ったら、やる曲順を決めていたのでありました。


お客さんは22人+ひとりギリギリに来られた方はくじに間に合うようにリクエストできなかったので、アンコール分ということで全部で23曲。

これってすごくお得やん!(笑)




開演。



この「食卓OUMA」は、ライブハウス「太陽と虎」との姉妹店で、去年太陽と虎でのライブ後の打ち上げをここでやったそうだ。

そのとき、お店の奥の一段高くなっているスペースを見て海北くんが、「ここでライブができるんじゃない?」と言ったら、太陽と虎店長の松原さんが「じゃあおまえ、今度来たときここでライブやってくれ」という話になり、今夜のライブが実現したらしい。

松原さん、グッジョブ!(笑)

他の日のライブには行けないので、めっちゃ嬉しい!



1曲終わるたびに自分であみだくじに線を引いて、曲順を決める海北くん。いつもより長ーいライブになりそう(笑)




〈セットリスト〉

01.ジャーニー
02.明け星(新曲)
03. 30
04. 冬空と君の手
05. 最後の頁
06. 蛍
07. 雪が降る町(ユニコーン・カバー)
08. 合い言葉
09. サンカク
10. 柊
11. 告白
12. 旅立ち前夜
13. 北風と太陽

〜休憩〜

14. 歩く速度とその矛盾
15. ヒカリ
16. 列車
17. 夢
18. 陽だまり
19. 最後の一球
20. 線路の上
21. 366(新曲)
22. グレープフルーツ


En
23.約束





どういう偶然か、ライブ序盤は激しい歌い上げ系の曲が続いて、「この調子なら後半暗い曲が残りそう・・(笑)」と海北くん。



マイクもアンプもなく、ギターと海北くんの生の声だけのライブ。声に力があるからしっかり伝わってくる。生の音と声で、むしろ贅沢な感じ。



道路に面した方に大きな窓があり、窓より高い位置にJR三ノ宮駅が見える。

時々JRの電車や阪急電車の走る姿が見え、ガタンゴトンと音も聞こえてきて、旅愁を誘ういい雰囲気。



いやほんとに素敵。



7曲目のユニコーンのカバー「雪が降る町」は、「何かクリスマスっぽい曲を」とリクエストされて選んだ曲だそうだ。



「サンカク」も、あんなに無理そうに言われていたのに、素敵だった。本当にありがとう。



頑張り方を
解らないまま
頑張っている
君が好きで



「北風と太陽」にはいつも泣かされる。




休憩。トイレタイム、おかわりタイム。



お店の外にあるトイレに向かったら海北くんが休憩されていたので、「サンカク、ありがとうございました!」と言ったら、「うまくいって良かった〜」と笑顔。

ほんとにこの人は変わらないなあ。

外は木枯らしが吹いて寒いけど、ほっこりした幸せな気持ちになった。



後半開始。




「陽だまり」

海北くん、今年は5・6回結婚式に呼ばれて歌ったそうだ。

ロストインタイム好きの新婦のために、新郎がサプライズで海北くんに歌を頼むこともあるらしい。

そんなときは、新婦に見つからないよう、狭い部屋で隠れるように待機していないといけないそうだ。


あるとき、出番が近づいて幕の前で待っていたら、新郎から新婦へのメッセージが読み上げられて、それがロストにまつわる素敵な話だったため、海北くんももらい泣きしそうになって困ったとか。

聞いてる私までもらい泣きしそうになったわ。




ギターを弾く時のストラップの長さと左肘の角度、の話もおもしろかったな。説明できんけど(笑)




来年も関西にライブしに来ます。「でも、できたらもっと源ちゃんやみっちゃんを連れてきたい」

それだけの言葉に泣きそうになってしまった。




最後は「グレープフルーツ」

あみだの神様の奇跡やね(笑)






終演後もお店はやっているので、お時間のある方は一緒に飲みましょう、って、そんな嬉しいこと言われても時間がない(涙)




セットリストがわりのあみだの神様を撮らせていただきました。




お店を出てビルの階段を降りて上を見上げたら、窓越しに海北くんの頭が見えた。


また2月に。