星と石ころ日記

神戸在住。風の吹くまま気の向くまま。

 RUSH BALL '07@泉大津フェニックス(9/2)



「大阪に来てよかったべなー」

って言ってたのは峯田くんだっけ?


雨の心配もまったくなく(朝は強い雨降ってたらしい)むしろ暑すぎて干からびた。

そんななのに風邪薬のせいでシートの上でうたた寝して焦げそうになって、“太陽に見惚れて 少しこげた♪”とさわおさんの声が頭の中を横切った。


相変わらず場所取りしたり目当てのバンド以外は無視しているような人もいたし、
バンプのグッズ売り場に並んでいる人はバンプだけ見れたらいいんかな、と思ったし、
でもどのフェスも同じことが起こってるんだから、お客さんのためになんとかしてよスタッフさん、って思ったし、
ソフトドリンクがなんで250円やねん!って憤った。


だけどあのバンドの音やあのボーカルの声を生で聴くと感動して泣きそうになったし、
たまにステージ上手(かみて)から涼しい風が吹いてくると「気持ちいい〜」って思ったし、
PAブースのテントの向こうに沈む夕陽がきれいで、日が落ちたあとのステージの照明がきれいで、
野外で風に吹かれながら彼の声を聴くと「ここに来てよかったなー」って思ったんだ。


・・・・・・・



朝7時前に家を出て、電車を乗り継ぎバスに乗り換えフェニックスに到着。

奇跡的な整理券番号をゲットされたKEIKOさんにシートを託し、福岡から参戦のてんちゃんを見つけてご挨拶。

そのあとAの列に戻ったら、鳥取から来られたmichiさんに遭遇。やっぱり会えた(笑)

シートを広げた基地に荷物を置いてKEIKOさんとお話しているうちにオープニングアクト登場の時間になった。




ランクヘッドオープニングアクト


正直言ってランクがオープニングアクト!?って驚いた。

十分メインステージでやれるんじゃないか?って。


スタンディングエリアはもうお客さんでいっぱいだった。


「おはよー!」って小高くんは言った。
1曲やって「目が覚めた?」、「朝早いのにたくさん来てくれてありがとう!」「大丈夫?」


そして最後のほうで「いつかきっとオープニングじゃない時間にやるからね」って言ってたよね?


去年ライブハウスで見たライブの何倍も感動した。いいバンドになったなあ・・・って偉そうにごめんなさい。

ラストの『夏の匂い』で朝から泣いてしまった・・・最初からこんなんでいいのか?


01.HEART BEATER
02.ガラス玉
03.きらりいろ
04.カナリアボックス
05.夏の匂い



シートに戻るとアッコさんたちが到着されていた。

このあとATMC(サブステージのテント)のほうに行っておとぎ話を見る予定だったけど、ランクのあと切り替えられずシートで休憩。

ぼんやりしているとでんちゃんご一行に発見されてシートを敷かせてあげた。(狭くてごめん)


PE'Zを何曲か聴いているうちに(鍵盤すごいねっ!)、ようやく頭が回り始めた。


ATMCのテントに向かって歩いている途中、誰かが「リンコさん!」と。

「すぐわかった!目立つ〜(笑)」と声をかけてくださったのはかめさんやった?

ぼーっとしたまま会話してごめんなさい(汗)



ghostnote(ATMC)


01.最終列車
02.スタート
03.ラブソング
04.キラキラ(新曲)


彼らにとっては大きなお世話だろけど、いつもなんとなく心配になってライブを見に行ってしまう。

もう堂々としたライブができるバンドなのにね。失礼やわ。

こんな見方してたら息子が百人できそうだ。


なんて思いながらも楽しいライブだった。勇介くんの笑顔が印象的。

ステージが高くて少し後ろのほうが見やすかった。



このあと基地に帰ってからお昼ご飯を調達に飲食ブースへ。

並んでいるうちにCaravanが終わっちゃった。

声が気持ちよかった。



POLYSICS


食事のあとだしシートで盛り上がるのをまったり見ようと思っていたのに、いつものオレンジのつなぎではなく野外仕様(?)のマリンルックのハヤシくんを見た途端、前に行っていた(笑)


一応セーブしながら飛ぶ。楽しかった♪


『ピーチパイ・オン・ザ・ビーチ』、『シーラカンス イズ アンドロイド』、『Baby BIAS』、えーっとそれから新曲の『Rocket』!カヨちゃんフミちゃんのコーラスがキュート!

もっといっぱいやってたけどタイトルわからん。(↓オフィシャルより)


01. P!
02. Tei! Tei! Tei!
03. KAJA KAJA GOO
04. Shizuka is a machine doctor
05. Rocket
06. I My Me Mine
07. ピーチパイ・オン・ザ・ビーチ
08. シーラカンス イズ アンドロイド
09. Baby BIAS
10.BUGGIE TECHINICA



Good Dog Happy Men(ATMC)


ポリから元気をもらってATMCへ。


門田さんの声が風に乗って気持ちいい。うっとりしてふと見ると足元にはカエルの王様がいた。

ツインドラムはやっぱりかっこいい。気がつけば右側のドラムの人の左足のリズムに合わせて身体を揺らしてた。



全部で4曲、1曲目は多分『(can you feel?) Most beautiful in the world』

2曲目は新曲で「なんちゃらクィーン」、3曲目も新曲で「なんちゃらの鳥のうた」って言われてたような・・


ミナホにも来てくれるんだね。ちゃんと曲聴いてから行きます。


01.(can you feel?) 〜Most beautiful in the world〜
02.Natural Born Queen
03.Twice Birds' Singing
04.Nightmare's Beginning



メインステージはMO'SOME TONEBENDERで盛り上がっていたけど暑くて倒れそうだったのでアッコさんとカキ氷を食べた。

食い気が勝ったおかげで次のミドリのライブに行ったらもう3曲目だった。



◆ミドリ(ATMC)


サマソニで見て惚れちゃいました(笑)

めっちゃ人がいっぱい集まっていた。隙間を泳ぐようにして前に行き、なんとかモッシュしている後ろまでたどり着いた。


「今日は4曲だけやから、お試しライブでごめんねえ」とまりこさんが言われていた。


相変わらずベースもキーボードもうますぎ。

ラストの『あんたは誰や』はRUSH BALLバージョン。


「うちらの楽屋にはウチワがあった。“ご自由にお使いください”って書いてあった。メインのほうにはクーラーがあるらしい。なんでポリにはクーラーがあってうちらはウチワなんや!?クーラーくれ!!クーラーくれ!!♪」

と絶叫(笑)でもそのあと小声で、

「でもほんとは今日出れて嬉しい・・♪」

ってかわいい!


泉大津泉大津!うちは泉大津出身!泉大津出身のバンドなんてなかなかないで〜♪」

って、ほんまなん?


ほんとなら高いところに登ってダイブするところだろうけど、登れるような足場がなくてステージ上手にならんだスピーカーによじ登って歌い、そこから降りてお客さんの上にダイブ。

あの凄いジャンプ、見てもらえなくて残念!(誰に?)


01. うわさのあの子
02. 愛のうた
03. ドーピングノイズノイズキッス
04. あんたは誰や



ミドリの熱気に当てられて基地で休憩。前方はRIZEで盛り上がっていた。



◆髭(HIGE)


久しぶりの髭ちゃん!思わずスタンディングゾーンに。と言っても柵の後ろ側だけど、踊るには十分。

シュールでイカした毒入りポップ!(笑)


『ブラッディー・マリー、気をつけろ!』『ギルティは罪な奴』『ダーティな世界』『ロックンロールと五人の囚人』などなど



途中空を飛んでいる飛行機を指差して、「あの飛行機の人達も僕を見てる」とか


「あの飛行機を撃ち落とすんだ」「僕らが今一番熱い夏を過ごしてるんだぜ」って須藤さん絶好調やった。

ワンマン、行きたいなー。


01. MR.アメリ
02. ブラッディー・マリー、気をつけろ!
03. ギルティーは罪な奴
04. Acoustic
05. 黒にそめろ
06. ダーティーな世界
07. ロックンロールと五人の囚人



銀杏BOYZ


今日の峯田さんは赤フン。時々見えていた?(笑)

ギターの人はお尻の割れた海パンみたいなの履いてた。


「警察のみなさん、お疲れ様です!」ってあおるし(笑)



「恋の呪文を唱えないでよ〜♪」のところではまず男子だけに歌わせて「汚い!もっときれいに!」(笑)

続いて女子が歌うと「あら〜、かわいい(はーと)」って峯田さん。



「死にたいと思ってるやつに言ってやる、バーカバーカバーカ」ってあかんべしたときには胸がキュンとした。


RUSH BALLはステージの真上にスクリーンがあって見やすかった。
時々峯田さんの笑顔がアップで映ったとき予想外にかわいくて惚れそうになった。ヤバい!


「マイク噛みすぎて奥歯が6本ない。だから歯茎が異常に発達したべさ」


「俺たちは世界を変えられない。でも世界も俺たちを変えられない」


「ロックの神様ってどんな姿してんだろか?
髪の毛長くてめがねかけて白い着物着てるんだべか?
それともプレスリーみたいな姿だろか?

ロックの神様がほんとにいるかわかんないけど、もっと大きなもんだろか?
もしかしたらこの夏の終わりの匂いにもいるんじゃないだろか?
もしかしたらあなたの、あなたの鼻の頭に浮かぶ汗ン中にもいるんじゃないだろか?

だから、だから・・・俺たちはあなたにありがとさま!って言うんだよ」




SETSTOCKで『光』を歌ったときは雲の切れ間から光が射してきた。

ここRUSHBALLでは涼しい風が強く吹いてきて、なんとも表現しがたい雰囲気だった。

ほんとは世界、変えられるんじゃない?と思った。



ライブ後右足にサポーターみたいな白いものを巻いた峯田さんはステージに倒れこみ、スタッフに担がれて退場された。

お客さんのほとんどが峯田さんに飲み込まれたようなライブだった。


01.SKOOL KILL
02.若者たち
03.あいどんわなだい
04.BABY BABY
05.光
06.僕達は世界を変えることができない


セットリストは糸さんからいただきました。ありがとう。




the band apart


次のバンプのためにもがんばって前に出る。(スタンディングエリアの柵の後ろだけどそれなりに)

バンアパを待っている間に、いつのまにか空には夕焼けが広がっていた。


画像はPAのテント越しに見た沈む太陽。


the band apartは、前回2005年のRUSH BALLで聴いた以来。そのときもちゃんと聴けなかったので、今日初めて向き合ったみたいなもん。で・・・


すごーい、良かった。かっこいいっすね!

盛り上げようとしたり観客に媚びたりしてないのに自然に盛り上がって、力のあるバンドだなと思った。


タイトル全然わからないけど、ラストの曲ものすごく良かった。ちょうど夕陽が沈みかけてから沈みきるまでの時間のライブだったから、鳥みたいに空からこのライブ見れたらもっと感動しただろうな、と思った。


01. coral reef
02. from resonance
03. Moonlight Stepper
04. higher
05. shine on me
06. beautiful vanity
07. K.and his bike



BUMP OF CHICKEN


お客さんの気合が凄かった。最前あたりはどんなことになっているやら。


真ん中へんにいたが後ろからお客さんが詰め掛けてきて前に行くほどステージが見えにくかったので、アッコさんとふたりで10列分くらい下がって見やすい位置を確保した。

SETSTOCKのときは遠く離れた丘の上から、しかもスクリーンも見えない位置だったのでほとんど音だけ聴いていた状態だった。今日はばっちりステージの4人が見える位置でスクリーンも正面にある。

7月に再会したばかりなのに今日改めて「お久しぶり」と言う挨拶をするような気分で緊張して待っていた。


いつものSE『A Quick One,While He's Away』に乗って4人が登場。大歓声。胸が痛くなった。



01.乗車権
02.涙のふるさと
03.真っ赤な空を見ただろうか
04.ギルド
05.天体観測
06.supernova


1曲目の『乗車権』の間奏部分で思わぬ拍手が起こった。「ああ、みんな待ってたんだね」と思ってそれだけで泣きそうになった。


『涙のふるさと』。ほんというと今まであまり聴いていなかった。CMのタイアップ曲という偏見があったのかもしれない。でもそんなこと全然関係なかった。今までそんなこと考えていた自分が恥ずかしい。初めて今日出会った曲みたいに感動しながら聴いていた。


藤くんは何度も何度も「ありがとう」って言われた。

4人の名前を叫ぶお客さんがたくさんいて、普段なら「うざっ」と思っちゃうんだけど、藤くんが「こっちがみんなの名前を呼びたいよ。でも名前知らないし」って言われてちょっと嬉しかった。死ぬまでに一度でいいから藤くんに名前、呼ばれたい(ミーハー? 笑)


曲の途中だったかMCの途中だったか(忘れてしまって悔しい)、藤くんが大きな声で「聞こえてる!?」って叫んだ。思わず「聞こえてるよ!」って合図に右手を挙げたけど、ほんとは「耳を塞いだってキミの声はいつも聞こえてるよっ」って伝えたかったんだ。歯が浮いたってがまんしてよ。



わたしの周りはモッシュもなく、でもみんな感動して聴き入っていた人が多くてじっくり曲と向き合えた。

バンプのライブで初めて不快な思いをしなかったような気がする。(もちろんいつもいいライブをやってくれるんだけど)


最後に「夏フェスに参加してくれたみんなや盛り上げてくれたスタッフのみなさんに贈ります。『supernova』!」と藤くんが曲名を言われたとき、後ろの男の子が息を呑んだのがわかってまた感動した(笑)


今まで堪えていた涙が出そうになってぐっと目に力を入れた。

そこには色鮮やかな照明に包まれた華やかなステージに立っている、でもどこか心細げな4人がいた。

なんだか・・・変わってないね。4人とも。


あっという間に終わってしまったステージ。でもまたいつか会えるよね?



体調や翌日のことを考えて最初からバンプが終わったら帰ると決めていたわたしは、いろんな誘惑を振り払ってひとりバス乗り場に向かった。


歩道の横の柵に、飾り付けられたポスターがライトアップされて提灯みたいだった。


  ↓これの正体はたくさんのポスター。


そして今年も見れなかったRUSH BALLの花火。アッコさんありがとう。



年々年老いて体力がなくなるのに、年々フェスが好きになるよ。どうしよう?



★9/4追記

銀杏の峯田さんのMCを突然思い出して追記しました。

「ロックの神様〜」のところです。


そしてどうしても思い出せないのが、藤くんが「聞こえてるー!?」って叫ばれた場面。

確か曲の途中だったような気もしますが・・・・・なんで思い出せないんだーーー!!