星と石ころ日記

神戸在住。風の吹くまま気の向くまま。

the pillows PIED PIPER TOUR FINAL@Zepp Tokyo(10/5)



今回のツアーで参加できたのは、なんばHatch・岡山CRAZY MAMA KINGDOM・Zepp Osaka・神戸ウィンターランド、それからこの日のZepp Tokyoのツアーファイナル。


そしてなんとこのZepp Tokyoが一番整理番号がよくてA25!

小心者のわたしはビビってしまい、「せめて2列目あたりのPeeちゃんとさわおさんの間くらいに行けたら」と思っていたが、バスターズ関東チームの桔梗さんと凛さんに「絶対最前に行けるって!」と励まされた。


そうかなあ・・・わたし、ドンくさいから、と言うと、「とにかく柵をつかむんだ」と。

つかんで無理やり身体を入れたら、それじゃあ電車の中でわずかなスキマにお尻を突っ込んで座ろうとするおばちゃんじゃん!と笑いあった。


順番に番号を呼ばれ、並んで開場を待った。


そして入場。スタッフさんを先頭にしずしず整列してフロア入り口に向かって歩いていく。みんな早く入りたくてウズウズしている模様(笑)

途中、後ろのお客さんがついて来ているか確認するため、2回も止まった。

いよいよそのドアを入ったらフロア側面、というところまでたどり着き、ようやくスタッフさんに解放されたバスターズ、一斉に駆け出す(笑)

コマ送りを見ているようで一瞬出遅れた隙にPeeちゃん前はいっぱいに。やっぱりドンくさい(涙)

しょうがなしに引き返したらなんとか一人は入れそうなスキマを発見、右手を伸ばし柵をつかんで身体をぐっと入れ・・・これじゃあ電車内のおばちゃんや〜、と自分でもおかしかったが、両隣の女の子がそれぞれ少しサイドに寄って、わたしを入れてくれた。ありがとうございます!!

なんとか最前が取れてほっとしてステージを見ると、わずか右側にさわおさんのマイクが!

げげ〜!!とんでもないとこに入っちゃった。ちょっとばかし淳くん寄りのさわおさんの前。

嬉しいけど一番押しが強いところじゃあ、と思ったが、こんなチャンスは二度とないのでそこで観ることにした。

って冷静に書いてるけど、そのときは心臓バクバクでした(笑)




以下、ネタバレ満載です。

セルDVDの撮影のためにカメラがいっぱい動いていました。DVDを楽しみに待ちたい方は、ご注意ください。<セットリスト>


01.No Surrender
02.Mr.Droopy
03.Voice
04.PIED PIPER
05.New Animal
06.バビロン天使の詩
07.Across the metropolis
08.Tokyo Bambi
09.Go!Go!Jupiter
10.Midnight Down
11.Back seat dog
12.Tokyo Zombi
13.Last Holiday
14.ICE PICK
15.Like A Lovesong(back to back)
16.メロディ(新曲)
17.Ladybird girl
18.Purple Apple
19.That's a wonderful world
20.Finger post of magic
21.Winning Come Back!
22.POISN ROCK'N' ROLL
23.RUNNERS HIGH


En1
1.GOOD DREAMS
2.Skinny Blues


(SE:POISN ROCK'N' ROLL)


En2
3.Funny Bunny


En3
4.この世の果てまで




●3曲やって、「久しぶりじゃないか!」

「元気か?」“いえーい”

「今日の俺はめちゃめちゃ元気だぜ!」

ひとりの男の子が“俺も元気!”そのあと数人が“俺も”“元気ー”

「言うなら、全員言えよな」(笑)



●セルDVDの収録をしている、と。そのせいか前半MCは少なめ。どんどん曲が進む。


●今日は特注の黒いBambiTシャツ(売っているのは緑)を着ているシンちゃんのほうを見て、

さわお「着てみろ着てみろって着続けたら、どういうわけか、似合ってるように見えてきたんだな」(笑)

シン「こんばんはー。バンビ佐藤です」(爆)

みんなが“バンビー”“バンビちゃーん”と叫ぶ。

さわお「これ知らない人見たら何かと思うよ?40代のバンドにバンビちゃーんって」(笑)



それから“かわいい〜”の声には、

さわお「 いや、かわいいのは知ってるって!」(笑)


シンちゃんがだよね?(笑)


「みんな、ダンスの準備はできてるか?」 “いぇーい”

「恋する準備はできてるか!?」“いぇーい♪”


Tokyo Bambi!




●『Midnight Down』を聴くたびに去年の神戸を思い出してしまう。おそらく一生忘れられないだろう。

あの日のライブはわたしにとって、今でもベストライブだ。



●『Tokyo Zombi』の前。

「この前札幌ライブのときに時間があったんで、実家に帰ってきたんだ。

それで通ってた小学校、中学校。高校に寄ってみた。ノスタルジックな気持ちになると思ったんだが・・・小学校の校舎がなくなって場所も変わってて新しくなっててさぁ、なんとも言えなかったよ(笑)」(笑)


とか言いながら髪をいじくり恒例のサリーちゃんのパパヘアーを。(アトムという説もある 笑)

前髪伸びたね。



●チューニング途中、シーンとしたときに、“Peeちゃん、お誕生日おめでとう!”の声が。(10/2がお誕生日だった)

少し過ぎちゃったので、遠慮がちに拍手を。


さわお「・・・今のはカットだな。(DVD編集のこと)中途ハンパな盛り上がりはだめだよ」(笑)



●『ICE PICK』で隣の女の子が泣き出してもらい泣きしそうになったが、ぐっとこらえる。

さわおさん前の最前という二度とないチャンスに泣いているヒマない、とさわおさんの顔を見続けた。穴が開いたかも。



●大阪のホテルで作って、ツアー回りながらリハーサルしてなんとか形になった、という新曲『メロディ』

この曲好きだ〜

歌詞を覚えようとしたが無理だった。早く音源にしてほしい。



女の子が“メロディ、いいね!”と。

聞き取れなかったのかさわおさん、「え?」と。

もう一度、“メロディ、いいね!”


「あー、“メロディ、いいね!”つったの?よかった〜“ヘロイン、いいね”って聞こえたよ」(笑)

「あ。今のところはカットだな。」(笑)



●『Purple Apple』のあと、

さわお「この曲とうとう最後まで(ハンドクラップが)合わなかったな」(笑)


1拍休むところもつい叩いちゃうんだよね。

さわお「ま、楽しけりゃいいんだよ」(笑)



●客がいろいろ言うのに反応したりしなかったりのさわおさん、

さわお「編集するの大変だから、ちょっと静かに(唇に人差し指を当てて)」


は〜い(笑)


さわお「ベース、鈴木淳!」



淳「このツアーが終わったら、僕は仕事がありません(笑)

山中くんみたいに田舎に帰って小中高、とまわってきたいと思います」



Pee「(しんみりと)最終日ですね。(うなずくバスターズ)

いいアルバムができてツアーにまわれて幸せでした・・」(←この辺記憶が怪しい)

と言ってPeeちゃんが言葉を続けようとしたとき、淳くん側にいた男の子が大声で「そーですね!」と。

あの“笑っていいとも”のノリで。


Peeちゃん、ムッとした表情で「ハイ!」と言いながら男の子のほうを睨む。

さわおさんも睨んでた。



MCの流れを叩ききったヤツはどこのどいつだ!?

さわおさんがさっき、DVDだからって、静かに、って言ってたじゃないか〜!

おかげでPeeちゃんのちょっといい話が途中で終わっちゃったじゃないか!!

声をかけるなって言わないけど、人の話もちゃんと聞け!!


その男の子の近くにいたら、きっと飛び蹴りしていたでしょう。離れていてよかった・・・

この日腹が立ったのはこのときだけだけど、PeeちゃんのMCカットされたらどうしてくれる!

「ピー」とか入れるのか?(笑)




(このあと某サイトの情報によると、「そーですね」って言ったのは関西人の疑いが・・・まったくもって恥ずかしい。

2〜3人のうるさい集団だったそうだけど、それはもしかして名古屋、大阪にもいたやつじゃないかと思われ。

空気読めない感がそっくりだもの。以上余談!)




で、Peeちゃん、「ハイ」のあとその声は無視して、後ろに飾ってある「P」の文字見て、

Pee「ツアーまわってわかったのですが・・・あのPは“パーマ”のPらしいです。

パーマはいいですよ。みなさん、1日1回パーマをかけましょう、札幌で」(笑)


さわお「バカか!?おまえ(笑)

真鍋くんのお兄さんが札幌で美容室やってるんだよ。・・・どんだけ高いパーマなんだ?」(笑)


「パーマ」が最初「パーマン」に聞えて、わたしの頭の中は「?」が飛び交ってました。さわおさん、ナイスフォロー!



シン「昨日ニュースで見たんですが、中国製のチョコレートからメラミンが検出されたそうです。その名も“チョコピローズ”!」(笑)


さわお「もらって食べたことあるわ。あれ!?」

うなずく他のメンバー。


シン「チョコピローズは当社とは一切関係ありません(笑)輸入もしておりません(笑)

これは時事ネタなので、おそろくDVDではピー!が入ります。チョコピー!」(爆)


そして、「仙台、青森でやってメンバー以外には一切ウケなかった、カウントがない曲をカウント付きでやります!」

と言ったシンちゃん、ドラムステイックを握った手を前に突き出し、


「とりあえずいくぜ!いいかオマエら!」

スティックでワンツースリーフォーとカウントして、『Finger post of magic』のイントロのドラムを叩く。

めっちゃウケながらドラムから始まるならカウントはいらないんじゃあ、と思って他のメンバーを見ると、

身体をよじって笑うPeeちゃん、自分の後ろにあるアンプに手をついて大ウケしている淳くん(というか、爆笑してよろけてアンプにつかまっている淳くん)、

二人に見惚れてさわおさんが見れないうちに歌が始まっちゃった。


シンちゃん、最高!(笑)



そのあと一気に終盤へ。


本編ラストの『RUNNERS HIGH』では、後ろから聞こえてくる「Just,RUNNERS HIGHー♪」の大合唱に、背中がゾクゾクした。一緒に歌った。




●1回目のアンコール。


「19年やってきてわかったことは、今すぐ認められなくてもいい。
自分の頭で考えて、自分で感じて、自分の感覚を信じて今までやってきたし、これからもきっとそうだ。

・・・これからも見ていてくれるか。見ていてほしいんだ。ついてきてくれたらいい夢見せてやるよ!」


『GOOD DREAMS』


このツアーで聴くの、初めて。

泣きそうになるところをぐっと堪えた。まばたきしなければいいんだ。



「あと1曲だけ遊んでやるよ!」

『Skinny Blues』



 何も見えない暗闇で目が覚めても
 恐くないぜ 気づいちゃったのさ
 闇があるんじゃない 光がそこにないだけ
 自分次第でホラ shining! shining!


のところでじーんとする。
ピロウズの曲は実は歌詞がいいのです。



●アンコール2回目。

全員がいつものサッ○ロビールを片手に登場。

さわおさんがメンバー全員と乾杯をしてまわる。



「今日も名曲をゲップゲップで歌ってやるよ」(笑)


『Funny Bunny』


そういえば去年のさわおさんの誕生日ライブ(“TOUR LOSTMAN GO TO YESTERDAY”追加公演)で、本当にゲップが出て『サードアイ』を中断したっけ。

思い出しておかしくなった。

サビは今日も大合唱。さわおさんがあおってるしね、歌わなきゃ。


「来年20周年で」“おお〜!!”

「お祝いに何かやってくれるんだろう?」“え〜?(笑)”

「いろいろ楽しいことやろうと考えてるからさ。遊びに来てくれ」“おー!!”



「そうだ12月にツアー決まりました。またマニアックな曲をやるからさ」(拍手〜)





「あの〜、俺はねえ・・・音楽が好き!

このツアーでホント、思ったよ。


俺は音楽が好きだし、


ロックが好きだし、


ピロウズが大好き!



ちょっとだけ、キミたちのことも好き。」(笑)





わたしたちはピロウズが大好きだよ!!

って、みんな思ったはず。




大きな拍手に送られて退場。

拍手が鳴りやまない。



●長ーいアンコールの拍手のあとメンバー登場。トリプルアンコールだ!




「行ける道を行くんじゃない、行くしかないから行くんだ!この世の果てまで!」

『この世の果てまで』



最高です。言葉になりません。



すべて終わって、ステージにひとり残ったさわおさん。


「もう何も言うことないわ。

とっとと帰れ!」(爆)


動かず拍手を続ける客に、もう一度大きめの声で、


「とっとと帰れ!」


そしてニコッと。



その笑顔を見たらいきなり涙が出てきて、

「え?ここ?ここで泣くんか自分。なぜ?」

と、自問自答。答えは出ず。


恥ずかしいのでしばらくタオルに顔を埋めていた。



「ちょっとだけ好き」なバスターズに向けて、「とっとと帰れ!」とそのあとの笑顔は、最高のMCだったと思う。


それを間近で見れて、本当に幸せだった。




柵を離れようと身体を起こすと、隣の最前にいた女の子に後ろに立っていた女の子が、「ぎゅうぎゅう押しちゃってごめんなさい。痛かったでしょう?」と謝っている光景が目に入った。

そういえば以前ピロウズなんばhatchでのライブで、「何度も足踏んじゃってごめんなさい」ってわたしも謝られたことがあったっけ。


このところライブ中の声かけで腹立ててばかりいたけど、やっぱりバスターズは最高だ。

一部の心無いファンに負けるもんか、と思った。

いや、勝負のわけないけどね。


みんなでいいライブを作っていくのが、20周年のお祝いかもねってそう思うんだよ。


・・・そんなんじゃあ、怒られるかな?(笑)